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コーマック分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コーマック分類(コーマックぶんるい、Cormack-Lehane system)は直接喉頭展開によって得られた視野を、観察された構造に基づいて分類するものである。このシステムは1984年にR.S.CormackとJ.Lehaneによって、訓練中の麻酔科医が直面する可能性のあるシナリオをシミュレートする方法として発表された[1]。グレード2を細分化した修正版が1998年に発表された[2]

修正コーマック分類[2][3]
グレード 状況 およその頻度 挿管困難の確率
1 声門が全て見える 68–74% <1%
2a 声門が一部だけ見える 21–24% 4.3–13.4%
2b 声門の後端のみ、あるいは披裂軟骨英語版のみが見える。 3.3–6.5% 65–67.4%
3 声門は全く見えず、喉頭蓋のみが見える。 1.2–1.6% 80–87.5%
4 声門も喉頭蓋も見えない。 極めて稀 可能性が非常に高い

出典

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  1. ^ Cormack, R.S.; Lehane, J. (1984). “Difficult tracheal intubation in obstetrics”. Anaesthesia 39 (11): 1105–11. doi:10.1111/j.1365-2044.1984.tb08932.x. PMID 6507827. 
  2. ^ a b Yentis, S.M.; Lee, D.J. (1998). “Evaluation of an improved scoring system for the grading of direct laryngoscopy”. Anaesthesia 53 (11): 1041–4. doi:10.1046/j.1365-2044.1998.00605.x. PMID 10023271. 
  3. ^ Koh, L. K. D.; Kong, C. E.; Ip-Yam, P. C. (2002-02-01). “The modified Cormack-Lehane score for the grading of direct laryngoscopy: evaluation in the Asian population”. Anaesthesia and Intensive Care 30 (1): 48–51. doi:10.1177/0310057X0203000109. ISSN 0310-057X. PMID 11939440. 

関連項目

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