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ジェイソン・アダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェイソン・アダム
Jason Adam
サンディエゴ・パドレス #40
AAA級オマハ・ストームチェイサーズ時代
(2014年7月19日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カンザス州ジョンソン郡オーバーランドパーク
生年月日 (1991-08-04) 1991年8月4日(33歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト5巡目
初出場 2018年5月5日
年俸 $1,775,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2023年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2023

ジェイソン・ケンドール・アダムJason Kendall Adam, 1991年8月4日 - )は、アメリカ合衆国カンザス州ジョンソン郡オーバーランドパーク出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBサンディエゴ・パドレス所属。

経歴

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プロ入りとロイヤルズ傘下時代

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2010年MLBドラフト5巡目(全体149位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。なお、契約しない場合はミズーリ大学コロンビア校へ進学の予定であった[2]

2011年に傘下のA級ケーンカウンティ・クーガーズでプロデビュー。21試合に先発登板して6勝9敗、防御率4.23、76奪三振を記録した。

2012年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、27試合に先発登板して7勝12敗、防御率3.53、123奪三振を記録した。

2013年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでプレーし、26試合に先発登板して8勝11敗、防御率5.19、126奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ英語版に所属した。

2014年、ロイヤルズ傘下ではAA級ノースウエストアーカンソーとAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーした。

ツインズ傘下時代

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2014年8月11日にジョシュ・ウィリンガムとのトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍した[3]。移籍後は傘下のAA級ニューブリテン・ロックキャッツへ配属され、移籍前を含めて3球団合計で29試合(先発19試合)に登板して5勝9敗、防御率4.70、103奪三振を記録した。この年のオフもアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。

2015年から2年間は右肘の疲労骨折などの故障及びリハビリのため、登板しなかった[4]

2016年11月7日にFAとなった[5]

パドレス傘下時代

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2017年7月20日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ。パドレス傘下では3年ぶりにマイナーでの公式戦登板を果たしたが、8月14日に自由契約となった[5]

ロイヤルズ時代

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2017年8月18日にプロ入り時の古巣であるロイヤルズとマイナー契約を結んだ[5]。AA級ノースウエストアーカンソーへ配属され、移籍前を含めて3球団合計で13試合に登板して1勝0敗、防御率4.80、25奪三振を記録した。

2018年は開幕をAA級ノースウエストアーカンソーで迎え、AAA級オマハを経て5月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。翌5日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー[6]。この年メジャーでは31試合に登板して0勝3敗、防御率6.12、37奪三振を記録した。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[7]後、12月17日にマイナー契約で再契約を結んだ[8]

ブルージェイズ時代

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2019年3月17日に金銭トレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[9]。開幕を傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで迎え、8月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[11]

カブス時代

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2020年1月14日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになったと報じられ[12]、30日に正式公示された[5]。8月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。この年は13試合に登板して2勝1敗、防御率3.29、21奪三振を記録した。

2021年5月25日にDFAとなり[14]、翌26日に自由契約となった。それから2ヶ月後の7月12日、再びカブスとマイナー契約を結んだ[5]。9月24日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。この年メジャーでは12試合に登板して1勝0敗、防御率5.91、19奪三振を記録した。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[16]

レイズ時代

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2022年3月17日にタンパベイ・レイズと1年契約を結んだ[17]。このシーズンはブルペンの一角として67試合に登板し、防御率1.56、2勝3敗8セーブ22ホールドを記録した。オフに年俸調停を行い、本人の希望額である177万5000ドルで契約を結んだ[18]

2023年はシーズン開幕前の2月10日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表に選出された[19]

選手としての特徴

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平均94.1mph(約151.4km/h)のフォーシームを主体としており、それにカーブを交える投球を見せる[20]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2018 KC 31 0 0 0 0 0 3 0 2 .000 142 32.1 30 9 15 1 3 37 4 1 22 22 6.12 1.39
2019 TOR 23 0 0 0 0 3 0 0 4 1.000 91 21.2 15 1 10 1 3 18 1 2 8 7 2.91 1.15
2020 CHC 13 0 0 0 0 2 1 0 0 .667 58 13.2 9 2 8 0 0 21 0 0 7 5 3.29 1.24
2021 12 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 50 10.2 10 1 6 0 3 19 0 0 7 7 5.91 1.50
2022 TB 67 0 0 0 0 2 3 8 22 .400 237 63.1 31 5 17 2 6 75 2 0 12 11 1.56 0.76
2023 56 0 0 0 0 4 2 12 11 .667 222 54.1 35 7 20 0 9 69 2 0 21 18 2.98 1.01
MLB:6年 202 0 0 0 0 12 9 20 41 .571 800 196.0 130 25 76 4 24 239 9 3 77 70 3.21 1.05
  • 2023年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

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2023[21] アメリカ合衆国 4 0 0 0 0 16 4.0 1 0 3 0 5 0 0 0 0 0.00

年度別守備成績

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投手(P)












2018 KC 31 0 2 0 0 1.000
2019 TOR 23 3 2 1 1 .833
2020 CHC 13 0 2 1 0 .667
2021 12 1 0 0 0 1.000
2022 TB 67 1 2 0 0 1.000
2023 56 4 5 0 1 1.000
MLB 202 9 13 2 2 .917
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

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  • 50(2018年)
  • 48(2019年)
  • 60(2020年 - 2021年)
  • 47(2022年 - 2024年)
  • 40(2024年 - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ Jason Adam Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年3月26日閲覧。
  2. ^ Shaun Newkirk (2014年8月12日). “Jason Adam: Two First Names, One Pitcher” (英語). SB Nation. 2018年8月26日閲覧。
  3. ^ Dick Kaegel (2014年8月12日). “KC adds pop, acquires Willingham from Twins”. MLB.com. 2018年8月26日閲覧。
  4. ^ a b Jeffrey Flanagan (2018年5月5日). “Royals promote Adam; Barlow sent to Omaha”. MLB.com. 2018年8月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2022年5月6日閲覧。
  6. ^ Detroit Tigers at Kansas City Royals Box Score, May 5, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年8月26日閲覧。
  7. ^ Jeffrey Flanagan (2018年11月30日). “Starling among 4 players non-tendered by KC” (英語). MLB.com. 2019年2月10日閲覧。
  8. ^ Royals' Jason Adam: Back in Kansas City” (英語). CBS Sports (2018年12月17日). 2019年2月10日閲覧。
  9. ^ Blue Jays acquire pitcher Jason Adam from Royals for cash considerations” (英語). Sportsnet (2019年3月17日). 2019年8月2日閲覧。
  10. ^ Mark Polishuk (2019年8月1日). “Blue Jays Activate Trent Thornton From 10-Day IL, Select Jason Adam’s Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月2日閲覧。
  11. ^ Mark Feinsand (2019年12月3日). “These players just joined the free-agent pool” (英語). MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
  12. ^ Steve Adams (2020年1月14日). “Cubs, Jason Adam Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月17日閲覧。
  13. ^ George Miller (2020年8月16日). “Cubs DFA Jharel Cotton, Place Tyler Chatwood On IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月17日閲覧。
  14. ^ Steve Adams (2021年5月25日). “Cubs Designate Jason Adam For Assignment, Place Matt Duffy On Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月26日閲覧。
  15. ^ Steve Adams (2021年9月24日). “Cubs Select Jason Adam” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月6日閲覧。
  16. ^ Anthony Franco (2021年11月30日). “National League Non-Tenders: 11/30/21” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月6日閲覧。
  17. ^ Steve Adams (2022年3月17日). “Rays Sign Jason Adam” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月6日閲覧。
  18. ^ レイズ救援右腕アダムが年俸調停、希望額の約2億3000万円で決着 昨季67登板”. 日刊スポーツ (2023年2月12日). 2023年3月21日閲覧。
  19. ^ USA Baseball Announces 2023 World Baseball Classic Roster” (英語). USA Baseball: Home (February 10, 2023). June 6, 2023閲覧。
  20. ^ Jason Adam Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2018年8月26日閲覧。
  21. ^ 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年4月1日閲覧

関連項目

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外部リンク

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