ジャマール・チェイス
Ja'Marr Chase | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年のチェイス | |||||||||||
シンシナティ・ベンガルズ #1 | |||||||||||
ポジション | ワイドレシーバー | ||||||||||
生年月日 | 2000年3月1日(24歳) | ||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 ルイジアナ州ハーベイ | ||||||||||
身長: | 6' 0" =約182.9cm | ||||||||||
体重: | 201 lb =約91.2kg | ||||||||||
経歴 | |||||||||||
高校 |
アーチビショップ・ルメル高校 (ルイジアナ州メテリー) | ||||||||||
大学 | LSU | ||||||||||
NFLドラフト | 2021年 / 1巡目全体5位 | ||||||||||
初出場年 | 2021年 | ||||||||||
初出場チーム | シンシナティ・ベンガルズ | ||||||||||
所属歴 | |||||||||||
| |||||||||||
受賞歴・記録 | |||||||||||
プロボウル選出(3回) | |||||||||||
2021-2023 | |||||||||||
その他受賞・記録 | |||||||||||
NFL攻撃部門年間最優秀新人賞(2021年) | |||||||||||
ペプシNFL最優秀新人賞(2021年) | |||||||||||
NFL 通算成績 (2023年終了時点) | |||||||||||
| |||||||||||
Player stats at PFR |
ジャマール・アンソニー・チェイス(Ja'Marr Anthony Chase、2000年3月1日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ハーベイ出身のプロアメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバー。NFLのシンシナティ・ベンガルズに所属している。
大学時代に、その後のプロのキャリアに専念するために最終年の2020年シーズンを欠場し、2021年のNFLドラフトでシンシナティ・ベンガルズから1巡目全体5位で指名された。ルーキーシーズンの2021年にプロボウルに選出されたほか、第17週のカンザスシティ・チーフス戦でレシーブ266ヤードを記録し、ルーキーのレシービング記録を更新した。
経歴
[編集]大学時代
[編集]2018年
[編集]1年目のこの年、LSUの1年生として全14試合に出場し、そのうち8試合に先発出場した。レシーブ23回、313ヤード、3TDを記録してシーズンを終えた[1]。
2019年
[編集]2年目にはスターターとして出場し、レシーブ84回(1試合平均21.2回)、1780ヤード、20TDでFBSのレシーブヤードで1位となった。20回のタッチダウンは、翌年にアラバマ大学のWRデヴォンタ・スミスに破られるまで、サウスイースタン・カンファレンス(SEC)記録であった。LSUはこの年のシーズンを無敗で終わり、カレッジフットボールの全米王者決定戦で優勝した。この年、チェイスはカレッジフットボールで最高のレシーバーに与えられる、フレッド・ビレトニコフ賞を受賞した[2]。 さらに、全会一致でオールアメリカンチームにも選ばれた[3]。
2020年
[編集]3年目の2020年シーズン開幕の1カ月前、チェイスはNFLでのキャリアに集中するため、オプトアウトすることを発表した。この決断は、当時の新型コロナウイルスの流行によるものではなく、代理人が怪我をしないように大学3年目のシーズンを欠場するよう説得したためだと伝えられている。チェイスは、2020年シーズン開幕前からドラフト上位指名されることが確実視されていた。NFLのルールでは、高校を卒業してから3年経たないとドラフト指名されないため、2020年にドラフトに出場することは出来なかった[4] 。
大学時代の通算成績
[編集]Ja'Marr Chase | Receiving | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
年度 | チーム | 出場 | レシーブ | 獲得ヤード | 平均獲得ヤード | TD |
2018 | LSU | 10 | 23 | 313 | 13.6 | 3 |
2019 | 14 | 84 | 1,780 | 21.2 | 20 | |
通算[5] | 24 | 107 | 2,093 | 19.6 | 23 |
シンシナティ・ベンガルズ
[編集]身長 | 体重 | 腕 の 長 さ |
手 の 大 き さ |
40Yrd ダ ッ シ ュ |
10Yrd ス プ リ ッ ト |
20Yrd ス プ リ ッ ト |
20Yrd シ ャ ト ル |
3 コ 丨 ン ド リ ル |
垂 直 跳 び |
立 ち 幅 跳 び |
ワ ン ダ 丨 リ ッ ク | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 ft 0+3⁄8 in (184 cm) |
201 lb (91 kg) |
30+3⁄4 in (78 cm) |
9+5⁄8 in (24 cm) |
4.34 s | 1.59 s | 2.51 s | 3.99 s | 6.96 s | 41.0 in (104 cm) |
11 ft 0 in (3.35 m) |
19 | |
All values from Pro Day[6][7] |
2021年のNFLドラフトで1巡全体5位でシンシナティ・ベンガルズに指名された[8]。ベンガルズには、LSU時代にチームメイトであったQBジョー・バロウも所属しているため、2人は再び同じチームでプレーすることとなった。チェイスはLSUでつけていた背番号1番をそのままつけることになり、ベンガルズ初の背番号1番の選手となった[9]。その後、チームと4年総額3,080万ドルのルーキー契約を結んだ[10]。
2021年
[編集]第1週のミネソタ・バイキングス戦でデビューし、レシーブ101ヤードと1TDを記録し、チームは延長戦を制して27-24で勝利した[11]。チェイスはその後の2試合でさらに3つのタッチダウンパスをキャッチし、キャリア最初の3試合でタッチダウンパス4つをキャッチしたNFL史上最も若い選手となった[12] 最初の3試合でレシーブ合計220ヤードと4TDを記録して9月のNFL Rookie of The Monthに選ばれた[13]。
第17週のカンザスシティ・チーフス戦で、34-31で勝利した際にレシーブ266ヤードと3TDを記録した。266ヤードはレシーブヤードの球団記録を更新しただけでなく、ルーキーによる1試合のレシーブヤードと、それまでLSU時代のチームメイトだったジャスティン・ジェファーソンが持っていたルーキーによる1シーズンのレシーブヤードのNFL記録も更新した[14]。この年は大学時代のチームメイトでもあったQBバロウとのホットラインによりキャッチ81回・1,455ヤード獲得・タッチダウン13回という成績を挙げ、チームのスーパーボウル進出に貢献。この年の攻撃部門年間最優秀新人賞[15]・ペプシNFL最優秀新人選手賞を受賞した。
詳細情報
[編集]年度別成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]年度 | チーム | 背番号 | 試合 | レシーブ | ラン | ファンブル | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出場 | 先発 | 回数 | ヤード | 平均 獲得 ヤード |
最長 獲得 ヤード |
TD | 回数 | ヤード | 平均 獲得 ヤード |
最長 獲得 ヤード |
TD | 回数 | ロスト | |||
2021 | CIN | 1 | 17 | 17 | 81 | 1,455 | 18.0 | 82 | 13 | 7 | 21 | 3.0 | 10 | 0 | 2 | 1 |
2022 | 12 | 12 | 87 | 1,046 | 12.0 | 60 | 9 | 5 | 8 | 1.6 | 6 | 0 | 2 | 2 | ||
2023 | 16 | 16 | 100 | 1,216 | 12.2 | 76 | 7 | 3 | -6 | -2.0 | 2 | 0 | 1 | 0 | ||
NFL:3年 [16] | 45 | 45 | 268 | 3,717 | 13.9 | 82 | 29 | 15 | 23 | 1.5 | 10 | 0 | 5 | 3 |
- 2023年度シーズン終了時
- 太字は自身最高記録
NFL記録
[編集]- 1試合での最多レシービング記録(ルーキー):266ヤード、2021年
- シーズン最多レシービング記録(ルーキー):1,429ヤード、2021年
ベンガルズ球団記録
[編集]- 1試合での最多レシービング記録(ルーキー):266ヤード、2021年
脚注
[編集]- ^ Guilbeau, Glenn (October 3, 2019). “LSU's Chase has put offense in another gear; Lawrence re-injured, Thornton suspended”. theadvertiser.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ West, Glen (December 12, 2019). “LSU Receiver Ja'Marr Chase Wins Biletnikoff Award”. Sports Illustrated. January 5, 2022閲覧。
- ^ Patterson, Chip (December 16, 2019). “2019 AP All-America team: Joe Burrow, Chase Young lead college football's top stars”. CBS Sports. January 5, 2022閲覧。
- ^ Dodd, Dennis (September 15, 2020). “LSU star Ja'Marr Chase, the nation's top WR, opts out of season and declares for 2021 NFL Draft”. CBSSports.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ “Ja'Marr Chase Stats, News, Bio” (英語). ESPN. January 5, 2022閲覧。
- ^ “Ja'Marr Chase Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ “JaMarr Chase, LSU, WR, 2021 NFL Draft Scout, NCAA College Football”. draftscout.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ Patra, Kevin (April 29, 2021). “Bengals select LSU WR Ja'Marr Chase No. 5 overall”. NFL.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ Rapien, James (April 30, 2021). “Bengals' No. 1 Pick Ja'Marr Chase Has Chosen His Jersey Number”. SI.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ Roling, Chris (June 2, 2021). “Ja'Marr Chase's rookie contract with Bengals detailed”. Bengals Wire. January 5, 2022閲覧。
- ^ Patra, Kevin (April 29, 2021). “Bengals select LSU WR Ja'Marr Chase No. 5 overall”. NFL.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ Rapien, James (September 26, 2021). “Ja'Marr Chase Breaks Multiple Records, Helps Bengals Beat Steelers” (英語). Sports Illustrated. January 5, 2022閲覧。
- ^ “Bengals WR Ja’Marr Chase Named NFL Rookie Of The Month For September” (英語). www.bengals.com (September 30, 2021). January 5, 2022閲覧。
- ^ “Burrow, Bengals Chase Down AFC North Title With Classic 34-31 Winner Over Chiefs”. www.bengals.com. January 5, 2022閲覧。
- ^ “2021年攻撃部門年間最優秀新人賞はベンガルズWRチェイスが受賞”. NFL JAPAN. (2022年2月11日) 2022年5月13日閲覧。
- ^ “Ja'Marr Chase Career Stats” (英語). NFL.com. March 5, 2024閲覧。
外部リンク
[編集]
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
|
オフェンシブライン
ディフェンシブライン
|
ラインバッカー
ディフェンスバック
スペシャルチーム
|
Roster November 30, 2024現在
|