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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
Spider-Man: Across the Spider-Verse
監督 ホアキン・ドス・サントス
ケンプ・パワーズ
ジャスティン・K・トンプソン
脚本 デヴィッド・カラハム
フィル・ロード
クリス・ミラー
原作 マーベル・コミック
製作 フィル・ロード&クリストファー・ミラー
出演者 シャメイク・ムーア英語版
ヘイリー・スタインフェルド
ブライアン・タイリー・ヘンリー
ルナ・ローレン・ベレス
ジェイク・ジョンソン
ジェイソン・シュワルツマン
イッサ・レイ英語版
カラン・ソーニ
シェー・ウィガム
グレタ・リー
ダニエル・カルーヤ
マハーシャラ・アリ
オスカー・アイザック
音楽 ダニエル・ペンバートン
主題歌 日本の旗 LiSA
「REALiZE」(日本語吹替版[1]
製作会社 コロンビア ピクチャーズ
ソニー・ピクチャーズ アニメーション
マーベル・エンターテインメント
アラッド・プロダクション
ロード・ミラー・プロダクション
パスカル・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗2023年6月2日
日本の旗2023年6月16日[2]
上映時間 140分[3]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000
前作 スパイダーマン:スパイダーバース
次作 スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Across the Spider-Verse)は、2023年に公開されたアメリカ合衆国CGアニメーション映画2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編であり、監督はホアキン・ドス・サントスケンプ・パワーズジャスティン・K・トンプソン[4]、脚本はデヴィッド・カラハムフィル・ロードクリス・ミラーが務める[4]。この映画の物語には、マイルス・モラレスとグウェン・ステイシーの関係が描かれる。上映時間は140分で、アメリカ合衆国のスタジオが制作したアニメーション映画としては史上最長の作品である[5]

この映画はソニーから2019年11月に正式発表され、本作のプロジェクトは2020年6月に開始された。当初は2022年4月に公開される予定だったが、2019年新型コロナウイルス感染拡大の影響により2022年10月7日に全米公開が延期され、2022年4月には2023年6月2日に再延期(日本は2023年6月16日公開)されることが発表された。また、再延期と同時に、続編となる『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が2024年3月29日に全米公開されることも発表された[2][6]。なお、スパイダーウーマンのスピンオフ映画も制作中であると発表している[7]

あらすじ

マイルス・モラレスの世界・アース1610の粒子加速器の事故ののち、グウェン・ステイシーは無事に自分の次元・アース65に戻っていた。しかし、理解者であるマイルスとはもう会えないという現実に、深い孤独を抱えることになってしまった。

グウェンは前作の物語より以前、不慮の事故から唯一の親友であるピーター(アース65では非能力者)を失っていた。またその際に、スパイダーマンの姿でその亡骸を抱える姿を警察署長=父に見られてしまいピーター殺害の嫌疑をかけられられてしまっていた。スパイダーマンとしては警察に敵対視され、ぎこちない親子関係は改善されないままスパイダー活動を続けていた。

しばらくのち、他の次元からと思われるヴィランと応戦していたグウェンは別次元から現れた別のスパイダーマン達と力を合わせてヴィランを捕縛、居合わせた市民を助けることに成功する。しかし、犯罪者として追われるグウェンは居場所を失ってしまった。落ち込んだグウェンを連れてスパイダーマンたちは次元の向こうへ消えていった。

そしてアース1610。亡きピーター・パーカーの後を継いで新たなスパイダーマンとなったマイルス・モラレスは、グウェンに会えない現状に寂寥感を覚えながらも前向きにヒーロー活動を続けていた。ある日、「スポット」と名乗る空間に穴を開けるヴィランと交戦したマイルスは、スポットを撃退はしたが、そのために家族との約束を守れず外出禁止令を出されてしまい自室で不貞腐れていた。

部屋に空間のゆらぎが発生すると、マイルスの前にグウェン・ステイシーが現れる。

グウェンは多次元のスパイダーマンの集まりである「スパイダー・ソサエティ」のメンバーとなり、マイルスの次元・アース1610で使命を果たすために現れたのだった。撃退したはずのスポットが再び活動を開始し、その戦いの中でマイルスはスパイダー・ソサエティの成り立ちやスパイダーマンたちの運命を知ってしまうが、その逃れられないはずの運命に立ち向かっていく。

登場人物

マイルス・モラレス / スパイダーマン
声 - シャメイク・ムーア英語版(英)、小野賢章(日)
ピーター・パーカー / スパイダーマンの死後、跡を継ぎ黒いスーツを着用しウィルソン・フィスク / キングピンらと激闘を繰り広げた高校生のグラフィティ・アーティスト。本作ではある決断を迫られる。
グウェン・ステイシー / スパイダーグウェン
声 - ヘイリー・スタインフェルド(英)、悠木碧(日)
別次元・アース65の女性スパイダーマン。ロックバンドのドラマーであり、マイルスの親友。白いスーツを着用している。現在はスパイダー・ソサエティのメンバーの一人。
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン
声 - ジェイク・ジョンソン(英)、宮野真守(日)
マイルスにとってヒーローとしての指導者にあたる別次元の40代のピーター・パーカー。現在はスパイダー・ソサエティのメンバー。
前作で離婚していたMJとは復縁した。
メイ・"メイデイ"・パーカー
ピーター・B・パーカーと元妻のメリー・ジェーン・ワトソンとの間に生まれた娘。
ジェファーソン・デイヴィス
声 - ブライアン・タイリー・ヘンリー(英)乃村健次(日)
マイルスの父であり警察官。
リオ・モラレス
声 - ルナ・ローレン・ベレス(英)小島幸子(日)
マイルスの母。
ジョージ・ステイシー英語版
声 - シェー・ウィガム(英)上田燿司(日)
グウェンの父であり警察署長。アース65のピーターの死の瞬間に遭遇し、容疑者としてスパイダーウーマンを追う。
ピーター・パーカー / リザード
声 - ジャック・クエイド(英)、岩中睦樹(日)
アース65のグウェンの親友だったピーター・パーカー。リザードに変身して暴走したが、スパイダーグウェンとの対決の末に命を落とす。日本語吹替を担当した岩中睦樹は『マーベル スパイダーマン』でもピーター・パーカー / スパイダーマン役を努めている。

スパイダー・ソサエティ

ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099英語版
声 - オスカー・アイザック(英)、関智一(日)
2099年の別次元のスパイダーマン。別次元からのスパイダーマンで結成されたグループであるスパイダー・ソサエティのリーダー。
ジェシカ・ドリュー / スパイダーウーマン
声 - イッサ・レイ英語版(英)、田村睦心(日)
スパイダー・ソサエティのメンバーであり、別次元の妊娠中のスパイダーウーマン。グウェンの師匠でありバイクを乗りこなす。
ホバート・“ホービー”・ブラウン / スパイダーパンク英語版
声 - ダニエル・カルーヤ(英)、木村昴(日)
別次元のイギリス人のスパイダーマン。ギターを武器にし戦う。
パヴィトラ・プラバカール / スパイダーマン・インディア英語版
声 - カラン・ソーニ(英)、佐藤せつじ(日)
別次元のインド人のスパイダーマンでありスパイダー・ソサエティのメンバー。
ベン・ライリー / スカーレット・スパイダー英語版
声 - アンディ・サムバーグ(英)、江口拓也(日)
別次元のピーター・パーカーのクローンでありスパイダー・ソサエティのメンバー。
マーゴ・ケス / スパイダーバイト英語版
声 - アマンドラ・ステンバーグ(英)高垣彩陽(日)
バーチャルリアリティのスパイダーウーマン。
スパイダーキャット
声 - 不明
口から糸を吐き出す猫でありスパイダー・ソサエティのメンバー。
ピーター・パーカー / スペクタキュラー・スパイダーマン
声 - ジョシュ・キートン(英)、猪野学(日)
テレビアニメシリーズ『スペクタキュラー・スパイダーマン』の世界から来た別次元のスパイダーマン。
ピーター・パーカー / インソムニアック・スパイダーマン
声 - ユーリ・ローエンタール(英)、興津和幸(日)
インソムニアックゲームズ制作のゲームシリーズ『Marvel's Spider-Man』の世界から来た別次元のスパイダーマン。

ヴィラン

ジョナサン・オーン / スポット英語版
声 - ジェイソン・シュワルツマン(英)、鳥海浩輔(日)
白い身体に、別次元を旅することを可能にする黒い次元間ポータルで体が覆われているアルケマックスで働いていた元科学者のスーパーヴィラン。コンビニエンスストアで盗みを働いた際にマイルスと鉢合わせになり小競り合いを繰り広げた。
エイドリアーノ・タミーノ / ヴァルチャー
声 - ヨーマ・タコンヌ(英)飛田展男(日)
別次元から来た鳥をテーマにした衣装を着たヴィランのイタリア人。グウェン、更にミゲル、ジェシカと戦いを繰り広げた。

その他

チェン
演 - ペギー・ルー
アース688のエディ・ブロック / ヴェノムの行き着けのコンビニエンスストアの店主。突然現れたスポットの話に呆れていた。

この他にも、シャーロット・ウェバー / サン・スパイダー、レゴスパイダーマン、アンナ・メイ・パーカー / スパイダーリング、パトリック・オハラ / ウェブスリンガー、ピーター・パーカー / スパイダーマン(スパイダーマン・アンリミテッド版)、ピーター・パーカー / スパイダーマン(マーベル・マンガバース英語版版)、サイボーグ・スパイダーウーマン、アルティメット・スパイダーウーマン、ボンバスティック・バッグマン、メイベル・ライリー / レディ・スパイダー、スパイダーコップ、プテラ・プターカー / スパイダーレックス、スパイダーモンキー、スパイダーウルフ、ピーター・パーケッドカー / スパイダーモバイル、フラッシュ・トンプソン / キャプテン・スパイダー、ドッペルゲンガー英語版、スパイダーアーマー、スーペリア・スパイダーマン英語版アイアン・スパイダー英語版、ブルース・バナー / スパイダーマン、サイクロプス・スパイダーマン、プリンス・オブ・アラクネ、ラスト・スタンド・ピーター・パーカー、スパイダーサイド、ジュリア・カーペンター / スパイダーウーマン英語版、サムライ・スパイダーマン、スパイダーカナダ、アシュリー・バートン / ペニー・パーカー / スパイダー・キングピン、チビ・スパイダーマンが登場する。


キャスト

役名 担当声優 日本語吹替
マイルス・モラレス / スパイダーマン シャメイク・ムーア英語版[4][7] 小野賢章[8][9]
グウェン・ステイシー / スパイダーウーマン ヘイリー・スタインフェルド[4][7] 悠木碧[8][9]
ジェファーソン・デイヴィス ブライアン・タイリー・ヘンリー 乃村健次
リオ・モラレス ルナ・ローレン・ベレス 小島幸子
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン ジェイク・ジョンソン[10] 宮野真守[8][9]
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099英語版 オスカー・アイザック 関智一[11][9]
ジョナサン・オーン / スポット英語版 ジェイソン・シュワルツマン[12] 鳥海浩輔[13]
ジェシカ・ドリュー / スパイダーウーマン イッサ・レイ英語版[7] 田村睦心[14][9]
ホバート・“ホービー”・ブラウン / スパイダー・パンク英語版 ダニエル・カルーヤ[15] 木村昴[14][9]
パヴィトル・プラパカール / スパイダーマン・インディア英語版 カラン・ソーニ 佐藤せつじ[14][9]
ジョージ・ステイシー シェー・ウィガム 上田燿司[16]
ライラ グレタ・リー 坂本真綾
アーロン・デイヴィス英語版 マハーシャラ・アリ 稲田徹
マーゴ・ケス / スパイダーバイト英語版 アマンドラ・ステンバーグ 高垣彩陽[17]
ベン・ライリー / スカーレット・スパイダー英語版 アンディ・サムバーグ 江口拓也[14][9]
エイドリアーノ・タミーノ / ヴァルチャー ヨーマ・タコンヌ 飛田展男
ガンケ ピーター・ソーン
ユリ英語版 アツコ・オカツカ
メリー・ジェーン・ワトソン メリッサ・シュトゥルム 甲斐田裕子
ピーター・パーカー / リザード ジャック・クエイド 岩中睦樹[18]
メイ・パーカー エリザベス・パーキンス 沢海陽子
グローリー アヨ・エデビリ英語版
MJ ニコル・デラニー
ベティ アントニア・レンティニ
レゴ・スパイダーマン ニック・ノヴィツキ
ウェブ・スリンガー タラン・キラム
ピーター・パーカー / スペクタキュラー・スパイダーマン ジョシュ・キートン 猪野学
ピーター・パーカー / インソムニアック・スパイダーマン ユーリ・ローエンタール 興津和幸
マララ・ウィンザー / スパイダー・UK ソフィア・バークレー 神戸光歩[19]
シャーロット・ウェバー / サン・スパイダー ダニエル・ペレス 塙英子[20]
エゼキエル・シムズ / スパイダーセラピスト英語版 マイク・リアンダ英語版
メトロ・スパイダーマン メトロ・ブーミン
マックス・ボーン / スパイダーマン2211 メトロ・ブーミン
J・ジョナ・ジェイムソン J・K・シモンズ 立川三貴[21]
マイルス・G・モラレス / プラウラー ジャハール・ジェローム
ペニー・パーカー キミコ・グレン 高橋李依
ピーター・ポーカー / スパイダー・ハム英語版 ジョン・ムレイニー英語版(アーカイブ音声) 吉野裕行
オリヴィア・オクタヴィアス / ドクター・オクトパス キャスリン・ハーン(アーカイブ音声) 渡辺明乃
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス アルフレッド・モリーナ(アーカイブ音声) 銀河万丈
実写での出演
チェン ペギー・ルー 田村聖子
アーロン・デイヴィス / プラウラー ドナルド・グローヴァー
ピーター・パーカー / スパイダーマン アンドリュー・ガーフィールド(アーカイブ映像)
ピーター・パーカー / スパイダーマン トビー・マグワイア(アーカイブ映像) (台詞なし)
その他声の出演 ファイルーズあい[22]
駒田航[23]
藤田曜子[24]
渡辺ゆかり
三日尻望[25]
玉井勇輝
木内太郎[26]
奥田寛章[27]
橋本一花

日本語版スタッフ

制作段階

プロジェクト

前作の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の公開に先駆け、ソニー・ピクチャーズ アニメーションは2018年11月の終盤までに続編映画のプロジェクトを開始。ホアキン・ドス・サントス、デヴィッド・カラーハンは、ソニーの中ではベテランとして知られており、ピクサー・アニメーション・スタジオの映画『ソウルフル・ワールド』の監督と脚本を務めている[28]。前作の映画のプロデューサーであるエイミー・パスカルも今作の続編映画に参加。フィル・ロード、クリストファー・ミラー、アヴィ・アラッドクリスティーナ・スタインバーグも、続編で再び参加される。スタイン・フェルド主演のスピンオフ映画も予定されている。前作で監督を務めたピーター・ラムジーもエグゼクティブプロデューサーとして参加される[28]。 2019年11月、ソニーが今作の続編を2022年4月8日に公開すると発表されていたが、2019年新型コロナウイルス感染拡大の影響により2022年10月7日に変更[28]スパイダーウーマンのスピンオフ映画も制作される予定で、女優のイッサ・レイがスパイダーウーマンの声優を務めると発表された[7]。2021年12月5日、原題「Spider-Man: Across the Spider-Verse (Part-One)」をソニーが正式発表、2部構成となる模様[29]。後に「(Part-One)」部分が取れた現タイトルに変更された。

キャスティング

2018年12月の時点で、シャメイク・ムーアヘイリー・スタインフェルドは、前作でマイルス・モラレスとグウェン・ステイシーの役を再び務めると発表している[4][7]。2019年11月には、特撮テレビドラマ『スパイダーマン』に登場する「ジャパニーズ・スパイダーマン」を本作の映画に登場させると発表[30]。ピーター・B・パーカー/スパイダーマン役もジェイク・ジョンソンが再び務める[10]。2021年8月にはジェシカ・ドリュー/スパイダーウーマン役に女優のイッサ・レイが選出された[7]

音楽

前作の映画で作曲を担当していたダニエル・ペンバートンが2020年12月、本作の作曲も務めることが明らかになった。[31]

日本ではLiSAの「REALiZE」が主題歌として公開された[32]

リリース

劇場公開

2023年6月2日に全米公開された。発表当初は2022年4月8日に公開される予定だったが、2019年新型コロナウイルスの影響により変更された[28][6]。日本では2023年6月16日に公開された[6][2]。また、続編となる『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が公開される予定(公開時期未定)[6][33]

ホームメディア

ソニー・ピクチャーズは、2022年から2026年までに公開される複数のソニー映画について、劇場公開後から18か月の間はNetflixにて独占配信した上で、その後はDisney+Hulu並びにディズニー系のテレビ局(主にディズニー・チャンネル)での放送・配信を実施すると発表した[34]。これにより、これまで公開されてきたソニー・ピクチャーズの映画、スパイダーマンの映画シリーズも配信されることになるが、この3社の契約はアメリカに限られるため、日本でも配信されるかは不明[34]

日本では2023年8月18日からデジタル配信が先行する形でセル配信の販売を開始した。同年9月13日にはデジタル版のレンタル、同年10月4日にはディスク版(Blu-rayDVD)の販売とレンタルも予定されている[35][36]

上映禁止

2023年6月22日からアラブ首長国連邦サウジアラビアなどの中東地域にて、本作品の劇場公開が予定されていたが、急遽取り止めになった事が複数のメディアから報じられた。エンターテインメント専門誌「ハリウッド・リポーター」によると、グウェン・ステイシーの部屋に貼られているトランスジェンダーを擁護するポスターが検閲に引っかかり、問題視された可能性を指摘している[37]

受賞・ノミネート

映画賞 授賞式 部門 対象 結果 出典
第6回ハリウッド批評家協会ミッドシーズン映画賞 2023年6月30日 作品賞 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』 受賞 [38]
[39]
監督賞
  • ホアキン・ドス・サントス
  • ケンプ・パワーズ
  • ジャスティン・K・トンプソン
脚本賞
  • フィル・ロード
  • クリス・ミラー
  • デヴィッド・カラハム
ノミネート

出典

  1. ^ “『スパイダーバース』続編、吹替版主題歌はLiSA!特別コラボ映像も”. シネマトゥデイ. (2023年5月23日). https://www.cinematoday.jp/news/N0136939 2023年7月13日閲覧。 
  2. ^ a b c 稲垣貴俊 (2023年4月4日). “『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』6月16日公開決定、新たな予告編&場面写真も ─ 吹替版の声優陣も続投へ”. THE RIVER. 2023年4月5日閲覧。
  3. ^ スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース : 作品情報”. 映画.com. 2023年6月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e 『スパイダーマン:スパイダーバース』続編決定、2022年米公開へ”. THE RIVER (2019年11月2日). 2021年8月12日閲覧。
  5. ^ Dawe, Luke (May 3, 2023). “'Spider-Man: Across the Spider-Verse' Breaks Animation Record With Hefty Runtime” (英語). Collider. May 6, 2023時点のオリジナルよりアーカイブMay 6, 2023閲覧。
  6. ^ a b c d “Spider-Man: Across the Spider-Verse”<原題:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース>全米公開日変更のお知らせ”. ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (2022年4月21日). 2022年4月23日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 『スパイダーマン:スパイダーバース』続編にスパイダーウーマン登場!”. シネマトゥデイ (2021年6月7日). 2021年8月12日閲覧。
  8. ^ a b c “『スパイダーバース』続編、6.16日本公開!小野賢章、悠木碧、宮野真守が吹替続投”. シネマトゥデイ. (2023年4月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0136115 2023年4月4日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f g h スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース”. ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント. 2024年2月12日閲覧。
  10. ^ a b 『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、ピーター・B・パーカーが再登場 ─ 並行世界の中年スパイディ、ふたたび”. THE RIVER (2021年7月25日). 2021年8月12日閲覧。
  11. ^ “『スパイダーバース』続編、関智一がスパイダーマン2099声優続投!吹替版予告編公開”. シネマトゥデイ. (2023年4月19日). https://www.cinematoday.jp/news/N0136359 2023年4月19日閲覧。 
  12. ^ “『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、悪役が発表”. シネマトゥデイ. (2022年6月14日). https://www.cinematoday.jp/news/N0130671 2022年7月23日閲覧。 
  13. ^ “『スパイダーバース』続編、新ヴィランのキャラポス初公開”. シネマトゥデイ. (2023年6月21日). https://www.cinematoday.jp/news/N0137568 2023年6月21日閲覧。 
  14. ^ a b c d “新スパイダーマン声優に木村昴、佐藤せつじ、田村睦心、江口拓也!『スパイダーバース』吹替版追加キャスト発表”. シネマトゥデイ. (2023年6月10日). https://www.cinematoday.jp/news/N0137363 2023年6月10日閲覧。 
  15. ^ “『スパイダーバース』続編にスパイダーパンク登場決定!声はオスカー俳優ダニエル・カルーヤ”. シネマトゥデイ. (2022年11月8日). https://www.cinematoday.jp/news/N0133452 2022年11月8日閲覧。 
  16. ^ プロフィール”. アミュレート. 2024年2月12日閲覧。
  17. ^ スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース【出演情報】”. あやひごろ - 高垣彩陽オフィシャルブログ. 2024年2月12日閲覧。
  18. ^ mutsuki_manのツイート(1669627662376271872)
  19. ^ mitsuho_k0913のツイート(1671883508451807232)
  20. ^ eiko_hanawaのツイート(1669702994450071554)
  21. ^ fukudaandcoのツイート(1670363699226480641)
  22. ^ fairouzzzzzzのツイート(1670084166875222018)
  23. ^ komaDwataruのツイート(1671717368454860801)
  24. ^ yoko_fujita_のツイート(1669528716459003905)
  25. ^ nozonozo0828のツイート(1672909252334358528)
  26. ^ Brainbustaroのツイート(1669715901544005634)
  27. ^ okkun_hikkunのツイート(1669997202276757504)
  28. ^ a b c d 『ソウルフル・ワールド』の監督を含む新トリオが『スパイダーマン: スパイダーバース』続編の監督に就任!”. IGN Japan (2021年4月20日). 2021年8月12日閲覧。
  29. ^ 『スパイダーマン:スパイダーバース』続編2022年公開決定、初映像が到着 ─ タイトルは『SPIDER-MAN: ACROSS THE SPIDER-VERSE (PART ONE)』”. THE RIVER. 2021年12月5日閲覧。
  30. ^ 『スパイダーマン:スパイダーバース』監督、東映版スパイダーマンを熱く語る ─ 「完全に独自の世界を築いている」”. THE RIVER (2021年3月1日). 2021年8月12日閲覧。
  31. ^ 『スパイダーマン:スパイダーバース』続編、1作目の音楽家が続投へ”. THE RIVER (2020年12月16日). 2021年8月12日閲覧。
  32. ^ LiSA、新曲「REALiZE」配信&リリックビデオ公開 ジャケットは“スパイダーバース世界のLiSA””. Billboard JAPAN (2023年6月14日). 2023年6月17日閲覧。
  33. ^ Kat Bailey (2023年7月29日). “シリーズ3作目『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開時期が未定に ハリウッドで続行中のストライキによる影響で”. IGN Japan. 2023年7月30日閲覧。
  34. ^ a b 稲垣貴俊 (2021年4月22日). “ソニー・ピクチャーズ作品、米Netflixでの配信後はディズニーへ ─ 『スパイダーマン』『ジュマンジ』など過去作品も獲得”. THE RIVER. 2021年8月12日閲覧。
  35. ^ 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』8月18日よりデジタル配信!豪華BOXの特典詳細が明らかに”. MOVIE WALKER PRESS (2023年8月18日). 2023年8月18日閲覧。
  36. ^ 酒井隆文 (2023年8月18日). “「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」10月UHD BD化。グッズ付きデジタル配信も”. AV Watch. 2023年8月18日閲覧。
  37. ^ 市川遥 (2023年6月19日). “『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』中東で上映禁止に…劇中ポスターを問題視”. シネマトゥデイ. 2023年6月19日閲覧。
  38. ^ Anderson, Erik (June 27, 2023). “'Air', 'Past Lives' lead HCA Midseason Movie Awards Nominations with 7 Each”. AwardsWatch. 2023年7月3日閲覧。
  39. ^ Neglia, Matt (June 30, 2023). “The 2023 Hollywood Critics Association (HCA) Midseason Award Winners”. Next Best Picture. 2023年7月3日閲覧。

外部リンク