コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

スマイル (チャールズ・チャップリンの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイケル・ジャクソン > マイケル・ジャクソンの作品 > スマイル (チャールズ・チャップリンの曲)
スマイル
ナット・キング・コール楽曲
出版1936年(曲)、1954年(歌)
作詞者ジョン・ターナー
ジェフリー・パーソンズ
作曲者チャールズ・チャップリン
言語英語
トニー・ベネットバルビ・ベントンマイケル・ボルトンマイケル・ブーブレシャリースシャーメインズエリック・クラプトンペトゥラ・クラークホリー・コールナタリー・コールハリー・コニック・ジュニアエルヴィス・コステロダリダスキータ・デイヴィスジャヴァンロバート・ダウニー・Jrジミー・デュランテベティ・エヴェレット & ジェリー・バトラージャクリーヌ・フランソワマリア・フリードマンジュディ・ガーランドGlee Castジョシュ・グローバンスティーヴ・ハウ & マーティン・テイラーマイケル・ジャクソンラ・インディアレターメンライル・ラヴェットジョニー・マティスジュリア・ミゲネスロリータ・ミリャフスカヤMISIAジャネル・モネイピーノ・プレスティレイ・クインサン・ラニディア・ロハスダイアナ・ロスバーブラ・ストライサンドラッセル・ワトソンウエストライフデヴィッド・ホイットフィールドスティーヴィー・ワンダーティミ・ユロロッド・スチュワートジェフ・リン

スマイル」(原題:Smile)は、1936年のチャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』で使用されたインストゥメンタルのテーマ曲で、チャップリンが作曲した曲。マイケル・ジャクソンなど多くのアーティストにカバーされている。

1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加えた。[1]歌詞では、歌手が聴衆に対して笑っている限りは明るい明日が常にあると元気付けている。「スマイル」はチャップリンの映画で使用されて以来、スタンダードとなった。

ナット・キング・コールの「スマイル」

[編集]

この歌は最初、ナット・キング・コールによって歌われ、1954年にチャートに入った。そして歌手のサニー・ゲイルによってカバーされた。ナット・キング・コールの娘であるナタリーもこの歌をカバーし、1991年のアルバム『アンフォゲッタブル』に収録されている[2]

イギリスでは、1954年にリタ・ローザペトゥラ・クラークのカバーが対抗するように発表された。クラークはチャップリンと友人になった後に、この歌を再録音した。それは1968年のアルバム『The Other Man's Grass Is Always Greener』に収録された[3]

マイケル・ジャクソンによるカバー

[編集]
「スマイル」
マイケル・ジャクソンシングル
初出アルバム『HIStory
リリース
規格 シングル
録音 1993年
ジャンル ソウル
時間
作詞・作曲 チャールズ・チャップリン
ジョン・ターナー
ジェフリー・パーソンズ
プロデュース マイケル・ジャクソン
デイヴィッド・フォスター
マイケル・ジャクソン シングル 年表
HIStory/Ghosts
(1997年 (1997)
Smile
(1997年 (1997)
You Rock My World
(2001年 (2001)
HIStory 収録曲
「Little Susie」
(14)
Smile
(15)
テンプレートを表示

マイケル・ジャクソンは、1995年の2枚組アルバムHIStory』に同曲を収録した。『HIStory』から8枚目のシングルとして1997年に発売される予定だったが、発売日の数日前に中止された。しかし、オランダやドイツ、南アフリカなどでは少量のシングルが流通してしまった。

この曲のリミックスは、「Is It Scary」のイギリスでのプロモーション用12インチ・シングルに収録されている。その「Downtempo Groove Mix」と呼ばれるリミックス・バージョンは、クレジットはされていないがエディー・アロヨによってリミックスが行われた[4]

ライブでは『HIStory World Tour』の最後のコンサートで、ダイアナ妃を追悼するためコンサートの最初に歌った。『マイケルジャクソンの真実』でマイケルは「この歌はラスベガスにいたときに歌った」とネバーランドで語っている。

同曲のショート・バージョンは、2008年のアルバム『King Of Pop』のイギリス・デラックス盤に収録されている[5]

2009年7月7日のマイケルの追悼式で、以前彼と交際していたブルック・シールズが「Smile」をマイケルのお気に入りだったと語った後、マイケルの兄ジャーメイン・ジャクソンがこの歌を歌った[6]

同曲はイギリスで74位[7]を、ドイツで71位を、スイスで70位[8]、オーストラリアで56位を記録した。

チャート

[編集]
チャート(2009年) 最高位
アメリカ合衆国・ビルボード・ホット・デジタルソング 56[9]
チャート(2009年) 最高位
全英シングルチャート 74[7]
スイス・シングルチャート 70[8]

その他のカバー

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1番は英語でカバーし、2番は佐伯孝夫が訳した日本語の歌詞でカバーしたバージョン。

出典

[編集]
  1. ^ Linda Wada. “Smile”. Edna Purviance, Charlie Chaplin's Leading Lady - Welcome to Paradise. 2010年5月2日閲覧。
  2. ^ a b Natalie Cole: Unforgettable… with Love”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  3. ^ Petula Clark: The Other Man's Grass Is Always Greener”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  4. ^ http://www.stealmylyrics.com/djmichaelangelo/MJ-scary-screen.JPG
  5. ^ King of Pop [UK Deluxe Edition]”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  6. ^ http://www.youtube.com/watch?v=vXRIpUnH0d8&feature=related
  7. ^ a b MICHAEL JACKSON - The Official Charts Company”. 2012年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月4日閲覧。
  8. ^ a b australian-charts.com - Michael Jackson - Smile”. 2011年10月4日閲覧。
  9. ^ U.S. Billboard Hot Digital Songs
  10. ^ Smile』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ Circulate”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  12. ^ The Sing Along World of Trini Lopez”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  13. ^ Eric Clapton: 461 Ocean Boulevard [Deluxe Edition]”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  14. ^ Eric Clapton: Time Pieces Vol.II Live in the Seventies”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  15. ^ Holly Cole Trio: Blame It On My Youth”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  16. ^ Chick Corea - Expressions (1994, CD) - Discogs
  17. ^ Malasia”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  18. ^ Blue Condition”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  19. ^ Rickie Lee Jones: It's Like This”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  20. ^ Mood Indigo”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  21. ^ Elvis Costello: Cruel Smile”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  22. ^ Smile - Lyle Lovett”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  23. ^ Allow Us to Be Frank”. allmusic. 2015年7月5日閲覧。
  24. ^ Barbra Streisand: The Movie Album”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  25. ^ Chris Botti: To Love Agian: The Duets”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  26. ^ 槇原敬之 - Listen To The Music 2”. Universal Music Japan. 2015年7月5日閲覧。
  27. ^ Luis Miguel: Navidades”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  28. ^ Duets: An American Classic”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  29. ^ Madeleine Peyroux: Half the Perfect World”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  30. ^ Ray Quinn: Doing It My Way”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  31. ^ Connie Talbot: Over the Rainbow”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  32. ^ Janelle Monae: Metropolis: Suite I (The Chase)”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  33. ^ Glee: The Music, Vol. 2”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  34. ^ Harry Connick, Jr.: Your Songs”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  35. ^ チャップリン作曲「Smile」を細野晴臣がアレンジ!NHK「マネー資本主義」テーマ曲がiTunesにて配信中 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2024年12月26日閲覧。
  36. ^ Unica”. allmusic. 2012年6月30日閲覧。
  37. ^ “MISIA、チャップリン名曲「Smile」をカバー 正月アニメ映画主題歌”. (2011年9月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2001733/full/ 2011年9月13日閲覧。 
  38. ^ HARUOMI HOSONO (細野晴臣) / Hosonova”. TICRO MARKET. 2024年12月26日閲覧。

外部リンク

[編集]