スラスト (突撃)
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『スラスト (突撃)』 | ||||
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ハービー・ハンコック の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年 サンフランシスコ ウォーリー・ハイダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | フュージョン、ジャズ・ファンク | |||
時間 | ||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||
プロデュース | ハービー・ハンコック、デヴィッド・ルービンソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ハービー・ハンコック アルバム 年表 | ||||
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『スラスト (突撃)』(原題:Thrust)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが1974年に発表した13作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]大ヒット作『ヘッド・ハンターズ』(1973年)の路線を継承したアルバムだが、ドラマーはハーヴィー・メイソンからマイク・クラークに交代した[3]。「アクチュアル・プルーフ」は、メイソン在籍時のセッションでも録音されていたが、本作にはクラーク加入後のラインナップによる再録音が収録された[1]。
「バタフライ」は、ハンコックの後のアルバムでも度々再録音されており、例として『ダイレクトステップ』(1979年)、笠井紀美子と連名の『バタフライ』(1979年)[1]、『ディス・イズ・ダ・ドラム』(1994年)[4]が挙げられる。
反響・評価
[編集]アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で13位に達し、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは1位、R&Bアルバム・チャートでは2位を記録した[2]。リチャード・S・ギネルはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ハンコックは、当時のポップやジャズ・ロックのレコードで主流のアイテムとなりつつあったアープ・ストリングスによるメタリックな光沢を筆頭として、目まぐるしく変化している最新のテクノロジーに、引き続き手を伸ばしていった」と評している[3]。
収録曲
[編集]- パーム・グリース - "Palm Grease" (Herbie Hancock) - 10:36
- アクチュアル・プルーフ - "Actual Proof" (H. Hancock) - 9:44
- バタフライ - "Butterfly" (H. Hancock, Bennie Maupin) - 11:16
- スパンク・ア・リー - "Spank-A-Lee" (H. Hancock, Paul Jackson, Mike Clark) - 7:12
参加ミュージシャン
[編集]- ハービー・ハンコック - ピアノ、ローズ・ピアノ、アープ・シンセサイザー、クラビネット
- ベニー・モウピン - ソプラノ&テナー・サクソフォーン、サクセロ、バスクラリネット、アルトフルート
- ポール・ジャクソン - エレクトリックベース
- マイク・クラーク - ドラムス
- ビル・サマーズ - パーカッション
脚注
[編集]- ^ a b c d “Thrust”. herbiehancock.com. 2023年11月30日閲覧。
- ^ a b “Herbie Hancock - Awards”. AllMusic. 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。
- ^ a b Ginell, Richard S. “Herbie Hancock - Thrust Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年11月30日閲覧。
- ^ Newsom, Jim. “Dis Is Da Drum - Herbie Hancock”. AllMusic. 2023年11月30日閲覧。