デンチャイ駅
表示
デンチャイ駅 | |
---|---|
เด่นชัย Den Chai | |
◄メーファック (5.72 km) (4.49 km) パクパン► | |
所在地 |
タイ王国 プレー県デンチャイ郡 |
駅番号 | 1164 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 一等駅 |
所属路線 | 北本線 |
キロ程 | 533.94 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | ดช. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1912年11月1日 |
デンチャイ駅(デンチャイえき、タイ語:สถานีรถไฟเด่นชัย)は、タイ王国北部プレー県デンチャイ郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。
概要
[編集]デンチャイ駅はタイ王国北部プレー県の人口約4万人が暮らすデンチャイ郡にある。プレー県の県庁所在地であるムアンプレー郡には、鉄道駅が無く当駅よりバス乗換が一般的である[1]。当駅は首都バンコクから533.94km地点にあり、特急列車利用で7時間30分程度である。
1日当たり18列車(9往復)の発着があり(内2往復は当駅が始発、終着)、内訳は特急4往復、急行1往復、快速3往復、普通1往復である。一等駅であり、全列車が停車する駅でもある。また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは単線区間である。なお、バンコク側については複線化が予定されている[2]。
当駅を起点としてチエンラーイ県に至る新線計画がある[3]。2025年開業予定[4]。
→詳細は「デンチャイ - チェンコーン線」を参照
歴史
[編集]タイ官営鉄道最初の開業区間であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が、1897年3月26日にスタートした[5]。その後東北線(クルンテープ駅-ナコーンラーチャシーマー駅)が完成後北本線の工事が始まり北に向かい少しずつ延伸し1912年11月1日にようやく当駅の次のパクパン駅まで到達した。
- 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
- 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
- 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
- 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)
- 1908年1月24日 【開業】パークナムポー駅 - ピッサヌローク駅 (138.66km)
- 1908年11月11日【開業】ピッサヌローク駅 - バーンダーラー分岐駅 (69.03km)
- 1909年8月15日 【開業】バーンダーラー分岐駅 - パントンプン駅 (51.05km)
- 1911年6月1日 【開業】パントンプン駅 - メープアック停車場 (18.86km)
- 1912年11月1日 【開業】メープアック停車場 - パクパン駅 (10.21km)
駅構造
[編集]単式及び島式1面の複合型ホーム3面3線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。当駅南方に貨物取扱施設がある。
脚注
[編集]- ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.195
- ^ “ประวิตร ไฟเขียว EIA รถไฟทางคู่ปากน้ำโพ-เด่นชัย 6.28 หมื่นล้าน” (タイ語). プラチャーチャート・トゥラギット (2022年5月11日). 2022年5月12日閲覧。
- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.341
- ^ 小堀晋一 (2021年11月1日). “タイ鉄道新時代へ【第92回(第4部8回)】 悲願の新線デンチャイ~チェンコーン線その2”. 2022年5月12日閲覧。
- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25
参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5