ロッブリー駅
ロッブリー駅 | |
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ロッブリー駅 | |
ลพบุรี Lop Buri | |
◄バンパワイ (5.37 km) (4.70 km) ターケー► | |
所在地 |
タイ王国 ロッブリー県 ムアンロッブリー郡 |
駅番号 | 1050 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 一等駅 |
所属路線 | 北本線 |
キロ程 | 132.81 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | ลบ. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1901年4月1日 |
ロッブリー駅(ロッブリーえき、タイ語:สถานีรถไฟลพบุรี)は、タイ王国中部ロッブリー県ムアンロッブリー郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。
概要
[編集]ロッブリー駅は、タイ王国中部ロッブリー県の県庁所在地で、人口約25万人が暮らすムアンロッブリー郡にある。クルンテープ駅(バンコク)からは132.81km地点に位置し、特急列車利用で2時間程度である。町の中心部に位置するため、利便性が良い。駅の正面側(西側)が市街地である。
この町はサルの町として知られており、毎年11月には猿祭りが開かれる。当駅プラットホームにも、金色に塗られた猿の大きな置物があり名物になっている。また実物のサルも、当駅では普通に見ることができる。クメール様式の古代建築が数多く存在するため、訪れる観光客で当駅も賑わっている。特にプラーン・サームヨート遺跡などは当駅より400m程度の距離であり、車窓から眺めることもできる。
一等駅で1日当たり40列車(20往復)の発着があり、特急停車駅でもある。当駅を境に北側は単線であるが、南側はバーンパーチー分岐駅までが複線区間である。
歴史
[編集]1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[1]。1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。この頃、北本線をチエンマイまで整備することになり、1901年4月1日に当駅まで完成し、終着駅として開業した。4年後の1905年10月31日にパークナムポー駅まで延長されたことにより中間駅となった[2]。当駅開業の約21年後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た[3]。
- 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
- 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
- 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
- 1905年10月31日【開業】ロッブリー駅 - パークナムポー駅 (117.75km)
駅構造
[編集]単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。
駅周辺
[編集]- プラーン・サームヨート遺跡 (400m)
- ロッブリーバスターミナル (2km)
脚注
[編集]- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (2010年)p.25
- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (2010年)p.26
- ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (2010年)pp.25 - 28
参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5