プロロジス
この記事はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。 (2023年6月) |
サンフランシスコ、フェリービルディング埠頭に隣接する本社 | |
種類 | 公開会社 |
---|---|
市場情報 | NYSE: PLD |
本社所在地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ |
設立 | 1983年 |
業種 | REIT |
事業内容 | 不動産業、投資運用業 |
代表者 | CEO:ハミード・R・モガダム |
従業員数 | 1,712名(2019年) |
外部リンク |
www |
プロロジス(Prologis, Inc.)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、主に物流施設に投資、開発、管理、運営しているアメリカ合衆国の不動産会社(REIT)である。2011年6月にAMBプロパティコーポレーションとプロロジスが合併して設立された。
物流プロバイダーの先駆けであると共に、物流プロバイダーのGLPと双璧をなす大手の物流会社である。
多国籍企業であり、物流不動産業界では世界第一位である[1][2]。
会社概要
[編集]2011年に同業2位のAMBプロパティコーポレーション(NYSE:AMB)と合併、世界22か国に延べ5,570万平方メートル、3500棟を超える物流施設を保有、総資産は460億米ドル(約3兆7720億円)におよぶ。AMBは1989年に最初のプライベートエクイティファンドを立ち上げ、物流不動産を始めた。
2009年にプロロジスの業績悪化により、保有資産の一部をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却し、GLPが設立された。日本においては、プロロジスが保有する物流施設の大半をGLPが引き継いだ。
- 世界本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ(旧AMB本社、業務本部は合併前の本社があったコロラド州デンバー)
- 最高経営責任者(CEO):ウォルター・C・ラコウィッチ、ハミード・R・モガダム
沿革
[編集]- 1991年 - セキュリティー・キャピタル・インダストリアル・トラストとして創業。
- 1994年 - ニューヨーク証券取引所に上場。
- 1999年 - 日本法人設立。
- 2009年 - プロロジスの業績悪化により、保有資産をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却し、GLP(Global Logistic Properties)が設立された。
- 2011年 - AMBプロパティコーポレーションと合併 [1]。
- 2022年 -Gaussy株式会社と資本業務提携 [3]。
日本における事業
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東京ビルディング | |
本社所在地 |
日本 東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビルディング21F |
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設立 | 1999年(平成11年) |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 9010001140067 |
事業内容 | 物流施設の開発、所有及び運営管理 |
代表者 | 代表取締役社長 山田御酒 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
株式会社プロロジスはプロロジスの日本法人として1999年に設立された。先進的物流施設「プロロジスパーク」と、都市部のラストワンマイル圏用の「プロロジスアーバン」を開発している。
2009年には、プロロジスの業績悪化により、保有資産をシンガポール政府投資公社(GIC)に売却され、日本においては「日本GLP」が設立され引き継がれた。
2012年にはプロロジス・リート・マネジメント株式会社を設立し、2013年には日本プロロジスリート投資法人が上場した。物流特化型REITとしては、日本ロジスティクスファンド投資法人、GLP投資法人、に次ぐ3番目の上場であった。
2023年には、第一生命保険などとジョイントベンチャー型私募ファンドである「プロロジス・ジャパン・コア・ロジスティクス・ファンド」を設立し、資産規模2,400億円を目指している[4]。
物流プロバイダーの先駆け
[編集]2010年時点で、物流大手の日本GLPとプロロジス(AMB含む)において、日本の物流不動産市場の床面積の51%の供給を行っていた。大手デベロッパーの三井不動産のシェア1%、ハウスメーカーの大和ハウス工業のシェアは2%など、シェアに圧倒的な差がある。
日本の物流不動産市場の主要プレーヤーと床面積シェア(2010)[5]
順位 | 物件名称 | シェア |
---|---|---|
1 | GLP(日本GLP) | 26% |
2 | プロロジス | 15% |
3 | AMB | 10% |
4 | ラサール | 10% |
5 | オリックス | 7% |
6 | 日ロジファンド投資法人 | 6% |
7 | 日本レップ(グッドマン) | 3% |
8 | 野村不動産 | 3% |
9 | 大和ハウス工業 | 2% |
10 | メープルツリー | 2% |
11 | 産業ファンド投資法人 | 2% |
12 | 三井不動産 | 1% |
事業所
[編集]日本での物流施設
[編集]- プロロジスパーク舞洲1(現「GLP 舞洲 I」)
- プロロジスパーク舞洲2(後の「GLP 舞洲 II」。改称後の2021年に放火事件が発生し建物が損壊したため、2023年に閉鎖)
- プロロジスパーク舞洲3
- プロロジスパーク舞洲4(現「舞洲4ロジスティクスセンター」)
- プロロジスパーク大阪(現「GLP 大阪」)
- プロロジスパーク大阪2
- プロロジスパーク大阪3 ※計画のみ[6]。予定地には「SGリアルティ舞洲」が建設された。
- プロロジスパーク大阪4
- プロロジスパーク大阪5
- プロロジスパーク茨木
- プロロジスパーク高槻
- プロロジスパーク神戸
- プロロジスパーク神戸2
- プロロジスパーク神戸3
- プロロジスパーク神戸4
- プロロジスパーク神戸5
- プロロジスパーク尼崎(現「GLP 尼崎」)
- プロロジスパーク尼崎1, 2, 3
- プロロジスパーク川西
- プロロジスパーク猪名川1, 2, (兵庫県川辺郡猪名川町)
- プロロジスパーク京田辺
- プロロジスパーク東京I(大田区東海)
- プロロジスパーク東京II(江東区新砂)
- プロロジスパーク市川I(千葉県市川市)
- プロロジスパーク市川II(千葉県市川市)
- プロロジスパーク習志野3, 4, 5(千葉県習志野市)
- プロロジスパーク成田III(千葉県芝山町)
- プロロジスパーク千葉ニュータウン(千葉県印西市)
- プロロジスパーク三郷I(埼玉県三郷市)
- プロロジスパーク三郷II(埼玉県三郷市)
- プロロジスパーク座間I(神奈川県座間市)
- プロロジスパーク海老名(神奈川県海老名市)
- プロロジスパークセントレア(愛知県常滑市)
- プロロジスパーク鳥栖IV(佐賀県鳥栖市)
脚注
[編集]- ^ “プロロジスとAMBが合併に最終合意、総資産3.7兆円に”. Logistics Today (2011年2月1日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “プロロジス/先進的物流施設は今後も伸張”. Lnews (2016年10月12日). 2022年4月9日閲覧。
- ^ 倉庫産業DXの実現をめざす共同事業への参画について | 三菱商
- ^ プロロジスが運用する物流施設ファンドへの投資について ~本ファンドが第一号案件として、都内及び関西圏で約 300 億円の物流施設を取得~ 第一生命保険株式会社 2023年6月6日
- ^ “物流不動産第1部 ファンドバブルは復活するか[特集:ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー]”. magazine.logi-biz.com. 2021年7月24日閲覧。
- ^ プロロジス/マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク大阪3」開発計画に着手 | LNEWSバックナンバー
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Prologis
- プロロジス (@Prologis) - X(旧Twitter)
- Prologis Japan - YouTubeチャンネル
- Prologis - YouTubeチャンネル