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ムアントン・ユナイテッドFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ムアントン・ユナイテッドFC
原語表記 Muangthong United Football Club
สโมสรฟุตบอลเมืองทอง ยูไนเต็ด
愛称 The Kirins
Twin Qilins
(กิเลนผยอง)
クラブカラー 赤・黒・白
創設年 1989年
所属リーグ タイ・リーグ1
ホームタウン ノンタブリー県ムアントンターニー
ホームスタジアム サンダードーム・スタジアム
収容人数 13,000
代表者 タイ王国の旗 ウィラック・ロートン
監督 スイスの旗 ジーノ・レッティエリ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ムアントン・ユナイテッドFCタイ語: สโมสรฟุตบอลเมืองทอง ยูไนเต็ด, 英語: Muangthong United Football Club)は、タイ中部、ノンタブリー県ムアントンターニー英語版をホームタウンとする、タイプロサッカーリーグに加盟するプロサッカークラブ。愛称はThe Kirins(麒麟)またはTwin Qilins。

概要

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1989年にウォラウィ・マクディによってNorgjorg Pittayanusorn Football Clubとして設立。その後、2002年にFC Norgjorg Black Pearl、2003年にFC Globlex Norgjorgに改名し、2004年にNorgjorg Pittayanusorn FCに戻ったが、この時期は成功を収めることができなかった。2007年、サヤーム・ギーラー等を発行するタイ最大のスポーツメディア企業、サイアム・スポーツ・シンジケートによって買収され、本拠地をサンダードーム・スタジアムに移転してムアントン・ユナイテッドFCに改名した。

裕福になったクラブは瞬く間に成功を収める。2007年にリージョナルリーグ・ディビジョン2(当時3部)で優勝してディビジョン1(2部)に昇格し、さらにわずか1年でタイ・プレミアリーグ(1部)に昇格。TPL最初のシーズンにティーラテープ・ウィノータイティーラシン・デーンダーらスター選手を獲得して2009年、2010年と2年連続でリーグ優勝を果たした。

2012年2月にサイアム・セメント・グループがクラブの株式の30%を6億バーツで取得した[1][2]。この年は後にイングランドワトフォードFCフラムFCプレミアリーグに昇格させるスラヴィシャ・ヨカノヴィッチを監督に招聘してリーグ優勝を果たした。

2016年にはピーラパット・ノーチャヤー英語版ティーラトン・ブンマタンアディサク・クライソーンタナブーン・ケサラットチャナティップ・ソングラシントリスタン・ドーアディソン・プロムラク英語版といったタイ代表選手の大量獲得やシスコの加入でタイ・リーグ1とタイ・リーグカップを制した。

2021年9月16日、Jリーグ浦和レッズとパートナーシップの覚書を締結した[3][4]。具体的なアクションプランは両クラブ間で今後協議するとしているが、人材交流、イベント開催、事業開発などについて協力を目指していく。また、Goal.comタイ語版によれば、浦和の戸苅淳フットボール本部長はチャナティップやティーラトンと同じレベルの選手を将来Jリーグに連れて行きたいという意向を示している[5]

歴史

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2007年

2007年にディヴィジョン2リーグ(3部)で優勝した。

2008年

2008年にはタイ・ディヴィジョン1リーグ(2部)で優勝した。

2009年

2009年にタイ・プレミアリーグに昇格した。昇格1年目の2009年にタイ・プレミアリーグで初優勝。

2010年

2010年シーズンには、リーグ連覇を達成した。

タイトル

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国内タイトル

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過去の成績

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年度 所属 順位 FAカップ リーグカップ コー・ロイヤルカップ ACL AFCカップ
2007 ディヴィジョン2 1位 22 50 15 5 2 39 19
2008 ディヴィジョン1 1位 30 65 19 8 3 58 17
2009 プレミア 1位 30 65 19 8 3 48 20 3回戦
2010 プレミア 1位 30 67 20 7 3 64 19 準優勝 3回戦 優勝 プレーオフ決勝 ベスト4
2011 プレミア 3位 34 60 17 9 8 54 32 準優勝 ベスト8 準優勝 プレーオフ準決勝 ベスト8
2012 プレミア 1位 34 84 25 9 0 78 31 ベスト8 ベスト8
2013 プレミア 2位 32 71 21 8 3 61 33 ベスト4 3回戦 準優勝 グループリーグ
2014 プレミア - 38 準優勝 プレーオフ3回戦

アジアでの成績

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年度 大会 ラウンド クラブ ホーム アウェー 合計
2010 AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ準決勝 ベトナムの旗 ダナン 3-0 3-0
プレーオフ決勝 シンガポールの旗 アームド・フォーシズ 0-0 (延長) 0-0 (PK 3-4)
2010 AFCカップ グループG 香港の旗 南華 0-1 0-0 2位
モルディブの旗 VBスポーツクラブ 3-1 3-2
インドネシアの旗 ペルシワ・ワメナ 4-1 2-2
ラウンド16 カタールの旗 アル・ラーヤン 1-1 (延長) 1-1 (PK 4-2)
準々決勝 シリアの旗 アル・カラーマ 2-0 0-1 2-1
準決勝 シリアの旗 アル・イテハド 1-0 0-2 1-2
2011 AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ準決勝 インドネシアの旗 スリウィジャヤ 2-2 (延長) 2-2 (PK 6-7)
2011 AFCカップ グループG ベトナムの旗 ハノイT&T 4-0 0-0 1位
シンガポールの旗 タンピネス・ローバース 4-0 1-1
モルディブの旗 ヴィクトリー 1-0 4-0
ラウンド16 レバノンの旗 アル・アヘド 4-0 4-0
準々決勝 クウェートの旗 アル・クウェート 0-0 0-1 0-1
2013 AFCチャンピオンズリーグ グループF 大韓民国の旗 全北現代モータース 2-2 0-2 4位
日本の旗 浦和レッズ 0-1 1-4
中華人民共和国の旗 広州恒大 1-4 0-4
2014 AFCチャンピオンズリーグ プレーオフ2回戦 ベトナムの旗 ハノイT&T 2-0 2-0
プレーオフ3回戦 オーストラリアの旗 メルボルン・ビクトリー 1-2 1-2
2024–25 AFC Champions League Two グループH マレーシアの旗 セランゴール 1–1 TBD
大韓民国の旗 全北現代モータース 1–4
フィリピンの旗 DHセブ

現所属メンバー

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2023年8月8日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
3 DF タイ王国 Chatchai Saengdao
5 DF ウズベキスタン Abbos Otakhonov ★
6 MF タイ王国 サーラット・ユーイェン ()
7 MF タイ王国 ソラウィット・パーントーン英語版
8 FW タイ王国 コラウィット・ターサー英語版
10 FW タイ王国 ポラメット・アヴィライ英語版
13 DF タイ王国 Sathaporn Daengsee
14 FW セルビア ステファン・スチェポビッチ
15 DF タイ王国 サリンカーン・プロムスパ英語版
17 FW タイ王国 Petch Laohaserikul
18 MF タイ王国 Weerathep Pomphan
19 FW ブラジル ウィリアン・ポッピ
No. Pos. 選手名
21 MF タイ王国 Sakunchai Saengthopho
22 DF フィリピン 佐藤大介
23 GK タイ王国 カンポン・パトムアッカクン英語版
24 MF タイ王国 パチャラポン・インタニー英語版
25 MF タイ王国 サハラット・カンヤロート英語版
29 GK タイ王国 ソムポーン・ヨス英語版
30 DF タイ王国 Wattanakorn Sawatlakhorn
31 DF タイ王国 チャチャーイ・センダーウ英語版
33 DF タイ王国 Chayapol Supma
34 DF タイ王国 ワッタナ・プライヌム英語版 (副主将)
36 DF タイ王国 Phetcharat Chotipala
37 DF タイ王国 スポーン・ピーナカーターポー
46 DF タイ王国 マルコ・バリーニ英語版
87 FW ブラジル デルレイ英語版

※星印は外国人選手を示す。

監督

ローン移籍

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out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
FW ブラジル ヘベルチ (ポートFC)
FW タイ王国 アディサク・クライソーン (ポートFC)
MF タイ王国 ルアンヨット・ジャンチャイチットドイツ語版 (ウドーンターニーFC)
No. Pos. 選手名
MF タイ王国 ウォンサコーン・チャイクンテーウィン英語版 (ナコーンラーチャシーマーFC)
MF オーストラリア ジェシー・カラン英語版 (ウドーンターニーFC)

歴代監督

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歴代所属選手

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スタジアム

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SCGスタジアム
  • ホームスタジアムはタイ王国ノンタブリー県のサンダードーム・スポーツコンプレックス内にある[6] サッカー専用スタジアムである。
  • タイ王国初のサッカー専用スタジアムとして建設された。テニスのタイ・オープンが行われるインパクト・アリーナに隣接している。収容人数は13,000人〜15,000人。当初の名前はサンダードーム・スタジアムだったが、2009年に命名権取得によりヤマハスタジアムと名称が変更になった。2012年2月にサイアム・セメント・グループ (SCG) が6億バーツで命名権を取得しSCGスタジアムに名称変更された。この命名権契約は2020-21シーズンで終了している。
  • スタジアムはサッカー専用で非常にピッチが近く臨場感抜群。サポーターも非常に多く、コレオグラフィを用いたりスタンド別にコールを回すなどサポーターの応援も洗練されている。

提携クラブ

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脚注

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外部リンク

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公式
その他