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アデランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社アデランス
Aderans Company Limited
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
本社所在地 日本の旗 日本
140-0002
東京都品川区東品川4丁目12番6号 品川シーサイドキャナルタワー
設立 1969年昭和44年)3月1日
(創業:1968年(昭和43年))
業種 その他製品
法人番号 4011101001064 ウィキデータを編集
事業内容 毛髪関連事業、美容事業、ヘルスケア事業
代表者 根本信男代表取締役会長
鈴木洋昌(代表取締役社長 兼 グループCEO)
資本金 1億円
発行済株式総数 243,944,925株
売上高 連結売上高 866億51百万円(2024年2月期実績)
営業利益 7億4300万円(2023年02月28日時点)
経常利益 31億1800万円(2023年02月28日時点)
純利益 11億6000万円(2023年02月28日時点)
純資産 162億5800万円(2023年02月28日時点)
総資産 482億1900万円(2023年02月28日時点)
従業員数 6,466名(2024年2月末時点、連結従業員数)
決算期 2月末日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人
主要子会社 Aderans America Holdings,Inc. 100%
Bosley, Inc. 100%
HC(USA) Inc. 100%
Aderans Europe B.V. 100%
愛德蘭絲股份有限公司 100%
Aderans Thai.,Ltd. 100%
Aderans Philippines, Inc. 100%
(2023年2月末日現在)
関係する人物 根本信男(創業者)、大北春男
外部リンク https://www.aderans.co.jp/
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株式会社アデランスAderans Company Limited)は総合毛髪関連企業。「アデランス」はウィッグの他、同社が展開する男性向け育毛・増毛サービスのブランド名でもある。名称はフランス語で「接着・付着」を意味する「adhérence」に由来するものである。

概要

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日本ではアートネイチャーと並ぶシェアを誇る総合毛髪企業のトップメーカーとして君臨し、また、近年はヘアスカルプ事業、美容事業、ヘルスケア事業、芸能用のウィッグやヘアーメイキングなどにも取り組んでいる。欧州への事業展開やアジア展開、北米では自毛植毛および医療毛髪再生のボズレー社や北米最大のトータルヘアソリューション企業であるヘアクラブ社をグループ化しており、総合毛髪のグローバル企業である。また、積極的にCSR(企業の社会的責任)を推進し、円形脱毛症や抗がん剤で脱毛している子供達に40年以上、医療用ウィッグを無償提供している。また、大学との産学連携の皮膚・毛髪研究を積極的に実施している。創業は1968年

近年では女性向けウィッグが売り上げの6割を占めている。[2]

2007年9月3日会社分割により持株会社制に移行したため、(初代)株式会社アデランスは株式会社アデランスホールディングスとなり、会社分割により新設された(2代目)株式会社アデランスは株式会社アデランスホールディングスの完全子会社であった。

2010年9月1日に組織改編を行い、フォンテーヌ株式会社と共に、持株会社の株式会社アデランスホールディングスへ吸収合併され、株式会社アデランスホールディングスは株式会社ユニヘアーへ商号変更した。

しかし、上記の新社名が世間に浸透しなかったことや創業の原点回帰などを理由として2011年7月1日に(3代目)株式会社アデランスへ社名を戻し現在に至る[3]

2016年11月30日、投資会社インテグラル傘下のアドヒアレンス株式会社による株式公開買付けが成立、同年12月6日付で議決権所有割合にて74.80%の株式を取得した[4]2017年2月15日に株式併合が行われ、株主がアドヒアレンス株式会社と代表取締役の根本信男のみとなった[5]

ブランド名について

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カタカナ表記で赤のコーポレートロゴで知られる(2代目)株式会社アデランスは2009年11月から12月にかけ、ブランド名の変更を行った。まず、11月16日に女性向けブランドである「レディス アデランス」が、アデランス傘下のフォンテーヌとブランド名を揃え、「FONTAINE」に名称変更。追って、同年12月8日には男性向けブランドの「アデランス」も「ADERANS」に替わり、シンボルカラーが淡いブルーとなった(同日に(2代目)株式会社アデランス並びにアデランスホールディングスのコーポレートロゴマークも同じロゴに変更)。

このため、従来「アデランス○○店」となっていた直営サロン名称の内、男性向けの「ADERANS」・女性向けの「FONTAINE」を両方扱う業態については「フォンテーヌ クチュール&アデランス○○」に、どちらか片方を扱う店舗については「アデランス○○」又は「フォンテーヌ クチュール○○」にそれぞれ名称変更した。

その後、大株主である米国ファンドが招聘した経営陣により、会社名を株式会社ユニヘアーにしたが浸透せず、結局は変更前の初代ロゴに戻されている(3代目)。変更後も男性ブランド「ADERANS」のブランド名は維持されているが、3代目ではカタカナ表記とは別のブランドロゴ("Aderans"の表記でシンボルカラーは赤)も制定された。

歴代CM出演者

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現在

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※「FONTAINE」のCM出演者はフォンテーヌを参照。

過去

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~1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代

提供番組

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テレビ

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現在(テレビ)

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※印:2012年2月よりクレジット表記を「アデランス」に変更。該当の番組は「アデランス」→「Aderans」→「アデランス」→「アデランスイヴ」→「FONTAINE」と幾度かのクレジット表記の変更を経て初期のクレジット表記に戻っており、TVCMの内容は「FONTAINE」のブランド名で展開する女性向けである。2024年現在放送中ではあるが近年提供番組が少なくなり、週替わりまたは不定期枠が多くなる。

上記の3番組では赤のカラー表示となっている(「FONTAINE」表記だった時もブルーグレーのカラー表示となっていた)。
2009年10月以降は『おもいッきりDON!』・『朝だ!生です旅サラダ』・『バンバンバン』と『ひるおび!(木曜13時台)』を降板。一部のCM枠を刷新している。(『おもいッきりDON!』の枠分は消滅。『旅サラダ』分は「金曜プレステージ(フジテレビ系)」と「土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)」に、『バンバンバン』分はかつて提供していた『知っとこ!』に出戻り。『ひるおび!(木曜13時台)』分は「月曜ゴールデン」(TBS系)と『人志松本の○○な話』(フジテレビ系)男性用かつら中心へ提供枠を分散)など。その他、フォンテーヌと同様に、ローカルセールス枠やスポット枠に30秒CMが流れる場合もある。

過去(テレビ)

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※印:提供クレジット表記が「アデランスイヴ(2009年3月1日よりブランドロゴを一新した女性用かつらブランド)」名義。

ラジオ

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その他

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  • かつて、お客様相談室(東京)の電話番号は語呂合わせミヨイクログロと読めたが、東京の市内局番が4けた化され、頭に3が付くとサミシイクログロと読めてしまうため、番号が変更する直前にフリーダイヤル0120-00-9696ゼロゼロクログロ)」となった。後に番号は変更されているが、現在も「9696クログロ)」で終わる。全国各地の店舗の電話番号もほとんどが「9696」で終わる(アデランス大阪本店など、一部例外あり)。
  • 1980年代までのほとんどのCMは冒頭でキャッチチャイム"ピコピコピーン♪"が流れ、最後にサウンドロゴが流れていたことで知られている【"ア・デ・ラーンスゥ~"(1982頃まで) "アデラーンス~"(男声コーラス 1983~1990頃)】[注 4]。なお、キャッチチャイムは生コマーシャルでも使用していた。後にサウンドロゴの部分は各地区ごとに電話番号を差し替えていた。2011年10月から放映されている「パパ、アデランスにしてよかったね。」CMシリーズでは、久々にキャッチチャイムと出演者である芦田愛菜の声による"アデラーンス~″のサウンドロゴが流れた。2024年秋から放映されている宮田俊哉出演のアデランスCMでは、冒頭に宮田俊哉の"アデラーンス~"とエンディングに新しい男声コーラスの"アデラーンス~"のサウンドロゴが流れた。{この他に2002年のアデランスファーザーズクラブのCMでキャッチチャイム、ビリーバンバンの声によるサウンドロゴが流れていた。またかつてメンズアデランスHPのCM集の中にあったアデランスの案内動画の一部に、佐々木もよこの"アデラーンス~"のサウンドロゴが冒頭・末尾の部分に流れていた}。
  • 2008年に社内でセクハラ行為があり、被害に遭った元従業員の女性が同社を相手取り提訴していたが、2014年に和解が成立した[7]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e 出演した「アデランスは誰でしょう?」バージョンが第63回広告電通賞にて「テレビ広告電通賞」「最優秀賞(新聞流通・ファッション部門)」「キャンペーン賞」の3賞を受賞(J-CASTトレンド)。
  2. ^ それまで提供していたマツダから引き継いだ。その後『坂上&指原のつぶれない店』に移動した。
  3. ^ その後三菱石油(現ENEOS)に提供枠を譲った。
  4. ^ ごく一部女性コーラスの歌"アーデラーンスゥ~♪"にしていたものもある。これにはキャッチチャイムがなかった。

出典

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  1. ^ 役員一覧 - 株式会社アデランス
  2. ^ 2009年1月14日 テレビ朝日系「シルシルミシル」内情報から。
  3. ^ 商号変更のお知らせ (PDF) - アデランス プレスリリース 2011年7月1日(2011年7月6日閲覧)
  4. ^ アドヒアレンス株式会社による当社株券等に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ (PDF) - アデランス プレスリリース 2016年11月30日(2016年12月9日閲覧)
  5. ^ 株式併合及び定款一部変更に係る承認決議に関するお知らせ (PDF) - アデランス プレスリリース 2017年1月21日(2017年2月25日閲覧)
  6. ^ 最初は14:00台に提供していた。2023年春の改編で12:30頃に変更した。
  7. ^ “セクハラ訴訟、1300万で和解 アデランスの元女性従業員”. 西日本新聞. (2015年1月20日). オリジナルの2015年2月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150225080645/http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/140396 2015年2月25日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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