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三泊駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三泊駅
さんとまり
Santomari
留萠 (2.7 km)
(4.0 km) 臼谷
所在地 北海道留萌市三泊町
北緯43度57分55.7秒 東経141度38分43.5秒 / 北緯43.965472度 東経141.645417度 / 43.965472; 141.645417
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 2.7 km(留萠起点)
電報略号 サリ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1927年昭和2年)10月25日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日[1]
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅[1]
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1977年の三泊駅と周囲約500m範囲。上が羽幌方面。塩見町との境界近くにあり、この当時は留萌港北側防波堤が設置された後なので港内に位置していた。ホームが留萌側に片寄っている。青い屋根の木造駅舎が残っているが既に無人駅である。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

三泊駅(さんとまりえき)は、北海道留萌市三泊(さんどまり)町[2]にあった日本国有鉄道(国鉄)羽幌線廃駅)である。電報略号サリ事務管理コードは▲121601[3]

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で下り1本、上り2本(うち上下1本は急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車)[4])。

歴史

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駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の西側(幌延方面に向かって左手側)に存在した。

無人駅となっており[6]有人駅時代の駅舎は改築されプレハブ[7]の、バンガロー風の小さな[8]駅舎(2代目駅舎[7])となっていた。駅舎は構内の西側に位置しホームから少し離れていた。

駅名の由来

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当駅の所在する地名より。

アイヌ語の「サオトマリ(sam-o-tomari)」(和人・いる・泊地)からとする説のほか、「サンチ(? -cip)」(?・舟)、「サントマリ(san-tomari)」(出し風を避ける港?)とする説がある[2]

駅周辺

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駅跡

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三泊駅跡(2011年7月26日)

2011年(平成23年)時点で旧駅構内は国道に面した広場になっており、旧駅舎は沿岸バス待合所に再利用されている[7]

隣の駅

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日本国有鉄道
羽幌線
留萠駅 - 三泊駅 - 臼谷駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、871頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月20日閲覧。
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、230頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社1987年4月発行)JRニュース13ページより。
  5. ^ “日本国有鉄道公示第569号”. 官報. (1972年2月8日) 
  6. ^ a b 「通報 ●羽幌線三泊駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月8日、2面。
  7. ^ a b c 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)210ページより。
  8. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)199ページより。

関連項目

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