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力昼駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
力昼駅
りきびる
Rikibiru
千松仮乗降場 (3.7 km)
所在地 北海道苫前郡苫前町字力昼
北緯44度12分39.5秒 東経141度39分24.5秒 / 北緯44.210972度 東経141.656806度 / 44.210972; 141.656806
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 33.0 km(留萠起点)
電報略号 リキ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1931年昭和6年)8月15日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日[1]
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅[1]
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1977年の力昼駅と周囲約500m範囲。上が羽幌方面。島状の単式ホーム1面1線と北側にホーム端まで保線車両用の待機線を有する。写真ではその引込み線に保線用車両が留置されているのが見える。かつては駅表留萌側に小さな貨物ホームと引込み線を有していた。既に無人化され、駅舎も赤い屋根の待合室に置き換わっている。ここも近隣の谷筋から離れた人家の疎らな位置にあって、力昼地区は北隣の番屋ノ沢仮乗降場の方が集落の中心地であるが、ここから北方面はトンネルを介して内陸へ入り込む位置にあり、冬場の保線拠点とされていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

力昼駅(りきびるえき)は、かつて北海道留萌管内苫前郡苫前町字力昼に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線廃駅)である。電報略号リキ事務管理コードは▲121608[2]

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、上下各1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車)[3])。

歴史

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駅名の由来

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所在地名より。アイヌ語の「リキピㇽ(ri-kipir)」(高い・崖)に由来し、力昼市街の南海岸にある山崖の名ではないかとされている[8]

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(幌延方面に向かって左手側)に存在した[9]

無人駅[6](簡易委託駅)となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、北川口駅や振老駅とほぼ同型の、3.6メートル四方でチョコレート色のカプセル駅舎[9]となっていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホームから少し離れていた。

駅周辺

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力昼の集落から約2km南に離れた位置にあり[10]、集落内にあった番屋ノ沢仮乗降場 より利用者が少なかった。

駅跡

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駅舎と駅構内施設は既に撤去され、2017年(平成29年)時点では空き地となり、路盤のみが残っている。

隣の駅

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日本国有鉄道
羽幌線
鬼鹿駅 - <千松仮乗降場> - 力昼駅 - <番屋ノ沢仮乗降場> - 古丹別駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、871頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、230頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社1987年4月発行)JRニュース13ページより。
  4. ^ 『官報』 1931年08月08日 鉄道省告示第186号(国立国会図書館)
  5. ^ “日本国有鉄道公示第569号”. 官報. (1972年2月8日) 
  6. ^ a b 「通報 ●羽幌線三泊駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月8日、2面。
  7. ^ 雑誌『鉄道ジャーナル』(鉄道ジャーナル社)1982年4月号22ページより。
  8. ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、131頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  9. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)200ページより。
  10. ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、131頁。ISBN 978-4-88323-114-0 

関連項目

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