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干拓仮乗降場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
干拓仮乗降場
かんたく
Kantaku
更岸 (2.6 km)
(3.6 km) 天塩
所在地 北海道天塩郡天塩町字更岸
北緯44度51分19.6秒 東経141度45分34.4秒 / 北緯44.855444度 東経141.759556度 / 44.855444; 141.759556
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 118.6* km(留萠起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年昭和30年)12月2日
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月30日
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅
*キロ程は、実キロ
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1977年の干拓仮乗降場と周囲約500m範囲。上が幌延方面。羽幌側に水路状のトコツナイ川。左に国道232号の旧道と建設中の新道が並ぶ。1両程の長さしかない簡易型ホーム上横に水色の屋根の待合室が見える。周囲は酪農地帯でほとんど家がない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

干拓仮乗降場(かんたくかりじょうこうじょう)は、北海道天塩郡天塩町字更岸にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線廃駅)である。羽幌線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)3月30日に廃駅となった。

歴史

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  • 1955年(昭和30年)12月2日 - 日本国有鉄道(国鉄)天塩線干拓仮乗降場設定)として開業[1]
  • 1958年(昭和33年)10月18日 - 天塩線を羽幌線に編入して羽幌線が全通、それに伴い同線の仮乗降場となる。
  • 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、営業を停止、廃止となる[1]

仮乗降場名の由来

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「むかし、沼地であったところを干拓したので[1]」ついた名称である。

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅(仮乗降場、廃止時まで)であった。ホームは、線路の西側(幌延方面に向かって左手側)に存在した。ホーム上の待合所のみで、駅舎は存在しなかった[2]

駅周辺

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駅跡

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2001年(平成13年)時点で、遺構は残されておらず、跡形もなくなっている[3]

また、2001年(平成13年)時点では当仮乗降場跡附近のトコツナイ川に、コンクリートの橋台が残存していた[3]。2010年(平成22年)時点でも同様であった[4]

なお、駅名標は更岸駅のものとともに、更岸小学校跡に設置されている[5]

隣の駅

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日本国有鉄道
羽幌線
更岸駅 - 干拓仮乗降場 - 天塩駅

参考文献

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  • 国土地理院25000分の1地形図

脚注

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  1. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 176. ISBN 4-89391-549-5 
  2. ^ 工藤裕之『北海道廃止ローカル線写真集 追憶の鉄路』北海道新聞社、2011年12月、71頁。ISBN 978-4894536197 
  3. ^ a b 宮脇俊三 編『鉄道廃線跡を歩くVIII』JTBパブリッシングJTBキャンブックス〉、2001年7月、38頁。ISBN 978-4533039072 
  4. ^ 今尾恵介 編『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』JTBパブリッシング、2010年3月、46頁。ISBN 978-4533078583 
  5. ^ 昭和の北海道を旅する 羽幌線跡まとめ②羽幌―幌延”. 2024年5月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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