二重三角十二・十二面体
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二重三角十二・十二面体(Ditrigonal Dodecadodecahedron)とは、一様多面体の一種で、正十二面体の辺を深く削り6つの二等辺三角形にしたような形をしている。各頂点には星型五角形と正五角形が3枚ずつ交差して集まる。またこの立体は(非凸なものを含む場合の)準正多面体でもある。二重三角十二面体(Ditrigonal dodecahedron)と呼ばれることもあるが[1]、誤りであるとされている[2]。
性質
[編集]- 構成面: 星型五角形 12枚、正五角形 12枚
- 辺: 60
- 頂点数: 20
- 頂点形状: (5, 5/3)3
- ワイソフ記号: 3 | 5 5/3
- 枠: 正十二面体
- 双対: Medial triambic icosahedron(外観は正二十面体の星型のDe2f2)
- 外接球半径: 一辺を2とすると
同じ枠を持つ立体
[編集]- 正十二面体
- 大星型十二面体
- 小二重三角二十・十二面体
- 大二重三角二十・十二面体
- 二重三角十二・十二面体
- 5個の正六面体による複合多面体
- 5個の正四面体による複合多面体
- 10個の正四面体による複合多面体
出典
[編集]- ^ マグナス・J・ウェニンガー(1974/4/26)『Polyhedron Models』Cambridge University Press
- ^ M. Wenninger, Polyhedron Models, Errata