五条川
表示
五条川 | |
---|---|
水系 | 一級水系 庄内川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 28.2 km |
流域面積 | 114.8 km2 |
水源 | 高社山(岐阜県多治見市) |
水源の標高 | 417 m |
河口・合流先 | 新川(愛知県清須市) |
流域 | 岐阜県、愛知県 |
五条川(ごじょうがわ)は、岐阜県多治見市に源を発し、愛知県西部を流れる庄内川水系の一級河川[1]である。
地理
[編集]岐阜県多治見市の高社山付近に源を発する。愛知県犬山市の八曽山の南を流れ、入鹿池に水を満たした後、新郷瀬川と別れる。半之木川を合わせ、大口町に入ったところで、合瀬川(木津用水)・新木津用水と交わる。岩倉市では巾下川を、一宮市では青木川を合わせる。清須市とあま市との境界から新川に合流する。中・上流部はかつて幼川(おさながわ)と呼ばれた[2][3]。
大口町・江南市・岩倉市の区間は、「日本さくら名所100選」に選定されている。特に岩倉市付近は市街地を流れており、桜の季節にはこいのぼりの「のんぼり洗い」も行なわれる。名鉄犬山線 岩倉駅から至近でもあるので毎年春の「岩倉桜まつり」でにぎわっている。
「五条川親水護岸等」で、平成2年度手づくり郷土賞(生活を支える自然の水)受賞。
流域の自治体
[編集]- 岐阜県
- 多治見市
支流
[編集]→「庄内川 § 新川の支流」を参照
灌漑用池沼
[編集]橋梁
[編集]花見橋
[編集]2023年(令和5年)3月、大口町制施行60周年を記念して、大口町下小口に木製の「花見橋」が架けられた[4]。
関連書籍
[編集]書籍
[編集]- 「古代の五条川水系とその周辺〜濃尾平野の歴史番外編(1983年)」小池昭著(小池昭、1983年)
- 「合瀬川・五条川合流分流部水理模型実験報告書(1984年)」建設省土木研究所著(建設省土木研究所河川部都市河川研究室、1984年)
- 「五条川」青木イク子著(牧羊社、1990年)
- 「中小河川浄化対策調査報告書〜モデル河川五条川」愛知県庁環境部水質保全課著(愛知県庁環境部水質保全課、1991年)
- 「五条川魚類生息調査(1995年度)岩倉の水辺を守る会著(岩倉の水辺を守る会、1995年)
- 「よみがえれ五条川の自然」岩倉市役所編(岩倉市役所、1995年)
- 「五条川」中部読売新聞社著(中部読売新聞社、1996年)
- 「五条川上流域の古代を語る〜北島白山遺跡の遺物から」おがわよしのり著(考古学フォーラム、1997年)
- 「冬の五条川〜のんぼり洗いと鯉釣り」岩倉市役所(岩倉市役所、1999年)
- 「五条川のはなし」榊原茂雄・榊原惣一郎共著(雛倉宇一、2002年)
- 「五条川の今・むかし・これから」岩倉市役所(岩倉市役所、2004年)
- 「五条川のほとりにて〜山内一豊公の誕生地から」伊藤信太郎著(新風舎、2006年)
写真集
[編集]- 「晩秋の五条川」玉腰茂著
- 「秋の五条川畔」玉腰茂著
- 「夜の五条川」玉腰茂著
- 「雪の五条川」高瀬卓郎著
- 「秋色の五条川」玉腰茂著
- 「五条川寸景」服部弘吉著
- 「晩秋の五条川」玉腰エミ子著
- 「五条川文化の夜」片岡守道著
脚注
[編集]- ^ 一級河川である五条川の管理区間は、新郷瀬川と別れる地点犬山市西片草48番地1の五条川分流樋門を最上流端とし、ここから新川との合流地点までの延長28.2kmである。多治見市の源流から犬山市の分流樋門までの延長を加えた総延長は約43km。
- ^ “幼川(五条川中、上流域の名称)・青木川に挟まれた地域の弥生集落についての覚書”. 2022年12月12日閲覧。
- ^ 愛知県埋蔵文化財センター. “五条川流域の河道変遷と岩倉の歴史景観” (PDF). 2022年12月12日閲覧。
- ^ 水越直哉「大口町制60周年を祝い式典 五条川に新設「花見橋」渡り初めも」『中日新聞』2023年3月27日。2024年1月8日閲覧。