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井手久登

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井手 久登(いで ひさと、1936年9月9日[1] - )は、日本の造園緑地学研究者生態学者教育者東京大学名誉教授日本学術会議会員。農学博士首都機能移転の環境に関する研究会座長。岳父は経済史学者の大塚久雄

研究テーマは生態学的土地利用計画、農村計画学、緑地環境計画。造園系文化財保護・現地保存と環境保全。都市緑化緑地保全、植生分布、果樹変異、生垣、緑環境・緑景観、保存樹街路樹保全などや生活環ナショナル・トラストなど。1992年、農村計画学会会長。1995年、日本都市計画学会副会長。日本公園緑地協会公園緑地研究委員会委員長。2001年、日本都市計画学会功績賞。2014年、第8回みどりの学術賞

経歴

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  • 東京府出身[1]
  • 1961年、東京大学農学部卒業(卒業論文:庭樹の配植に関する研究)
  • 1963年、東京大学大学院修士課程修了(修士論文:造園樹木の耐潮性に関する研究)
  • 1964年、日本都市計画学会計画設計部門石川賞
  • 1971年、東京大学大学院博士課程修了(農業地域の景域保全に関する植物社会学的研究)東京大学農学部園芸学第二講座助手
  • 1974年~1994年、東京大学農学部教授
  • 1993年~1995年、 (社)日本造園学会会長
  • 1994年~1997年、東京大学農学部教授
  • 1996年、東京大学大学院農学生命科学研究科教授
  • 2003年、早稲田大学理工学総合研究センター教授
  • 2004年~2005年度、早稲田大学理工学術院教授
  • 2005年~早稲田大学理工学総合研究センター客員教授

著書

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  • 緑地保全の生態学 (UPバイオロジー 40) (1980)
  • 緑地生態学―ランドスケープ・エコロジー(亀山章と、1993)
  • 自然立地的土地利用計画 (武内和彦と、1985)
  • 緑地環境科学 (1997)
  • 緑地保全の生態学 (1980年) (UP biology 1980)
  • 造園学(高橋理喜男、渡辺達三、勝野武彦、らと共著 1986)
  • プライド・オブ・プレイス (SD選書) シヴィック・トラスト (1976年 井手正子と)
  • 景域保全論―農業地域の景域保全に関する植物社会学的事例研究 (1971年)
  • 公共トイレと環境計画―立地・環境・計画・設計・管理 (1987)
  • 河川生態環境評価法(東京大学出版会 2000)
  • 地方都市再生の戦略(早稲田大学出版部 2001)
  • 文化財の保護 No.33(2001)
  • これからの国土・定住地域圏づくり (都市・農業共生空間研究会編著)

脚注

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  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.394
文化
先代
田畑貞寿
日本造園学会会長
1993年 - 1995年
次代
安部大就