北海道道83号函館南茅部線
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主要地方道 | |
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北海道道83号 函館南茅部線 主要地方道 函館南茅部線 | |
総延長 | 30.902 km |
実延長 | 30.869 km |
制定年 | 1972年(昭和47年) |
起点 | 北海道函館市松風町【北緯41度46分16.0秒 東経140度43分58.2秒 / 北緯41.771111度 東経140.732833度】 |
終点 | 北海道函館市川汲町【北緯41度54分28.1秒 東経140度58分31.7秒 / 北緯41.907806度 東経140.975472度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道278号 北海道道41号函館恵山線 北海道道100号函館上磯線 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
北海道道83号函館南茅部線(ほっかいどうどう83ごう はこだてみなみかやべせん)は、北海道函館市松風町と函館市川汲町を結ぶ道道(主要地方道)である。
概要
[編集]函館の中心部を結ぶ区間と、湯川と旧南茅部町を結ぶ郊外区間に分かれる。
前者は函館区より亀田村を経由して下湯川村(現湯川町2丁目)に至る道路で、函館市企業局交通部運営の函館市電湯の川線の軌道が敷かれる。そのうち亀田村 - 下湯川村間は1887年(明治20年)に開通した新道であるが、当時は雨が降ると悪路になり通行が困難であったため、そのことを解消する目的で馬車鉄道がひかれた。
後者は旧北海道道8号函館臼尻森線(函館市 - 湯川 - 川汲 - 森)の一部である。うち
と呼んだ。
路線データ
[編集]道路管理者
[編集]- 渡島総合振興局 函館建設管理部 事業課
歴史
[編集]- 1868年(明治元年) - 徳川幕府軍が五稜郭への進軍ルートの一つとして通行[要出典]
- 1887年(明治20年) - 亀田村(現函館市本町、函館市企業局交通部五稜郭公園前停留場) - 下湯川村(現函館市湯川町2丁目、湯倉神社)間を結ぶ新道が開通。
- 1898年(明治31年)12月12日 - 函館馬車鉄道開通。
- 1913年(大正2年)函館水電により馬車鉄道が電化され、北海道初の路面電車運行開始。
- 1925年(大正14年)10月1日 - 川汲山道が自動車が通行できる2代目の新道になり、鱒川経由の鱒川道から亀尾経由に切り替えられる。
- 1967年(昭和42年度)以降 - 堀川町 - 五稜郭間の拡幅工事を実施。
- 1972年(昭和47年)2月4日 - 722号として路線認定[3]。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、道道函館南茅部線が函館南茅部線として主要地方道に指定される[4]。
- 1994年(平成6年)10月1日 - 路線番号を83号に変更[5]。
- 2008年(平成20年)7月28日 - 新川汲トンネルが開通、供用開始[6]。
路線状況
[編集]重複区間
[編集]- 北海道道100号函館上磯線(函館市湯川町2丁目 - 湯川町3丁目)
道路施設
[編集]主なトンネル
[編集]- 矢別トンネル(257 m、函館市紅葉山町)
- 1973年(昭和48年)3月完成。
- 新川汲トンネル(2,056 m、函館市鉄山町 - 函館市川汲町)
- 2008年(平成20年)3月完成。
- 廃止されたトンネル
- 川汲トンネル(1,150 m)
- 1968年(昭和43年)11月完成。新川汲トンネル開通に伴い閉鎖。
主な橋梁
[編集]- 昭和橋(51 m、亀田川、函館市上新川町 - 函館市堀川町)
- 松聖橋(92 m、松倉川、函館市戸倉町 - 函館市上湯川町)
- 坂の下橋(44 m、坂の下川、函館市亀尾町)
- 亀尾橋(81 m、汐泊川、函館市庵原町 - 函館市東畑町)
- 新芳堀橋(86 m、汐泊川、函館市東畑町 - 函館市庵原町)
- 矢別橋(86 m、やべつ湖、函館市紅葉山町)
- 西股橋(30 m、西股川、函館市紅葉山町)
- 山中橋(35 m、川汲川支流、函館市川汲町)
- 二股橋(40 m、川汲川支流、函館市川汲町)
- 郭公橋(35 m、川汲川、函館市川汲町)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]- 渡島総合振興局
- 函館市
交差する道路
[編集]- 函館市
- 国道278号 - 松風町(起点)
- 北海道道571号五稜郭公園線 - 本町
- 北海道道100号函館上磯線 - 湯川町2丁目、湯川町3丁目(重複)
- 北海道道879号米原古川線 - 亀尾町
- 北海道道41号函館恵山線 - 庵原町
- 国道278号尾札部バイパス - 川汲町
- 国道278号 - 川汲町
沿線にある施設など
[編集]- 函館市
- 函館市企業局交通部(函館市電)
- 函館中央警察署
- NHK函館放送局
- 函館地方法務局
- 函館赤十字病院
- 函館市立千代ケ岱小学校
- 千代台公園野球場(函館オーシャンスタジアム)
- 函館市民プール
- 函館市立凌雲中学校
- 函館中央病院
- 遺愛女子高等学校
- 函館競馬場
- 函館市民会館
- 函館アリーナ
- 湯の川温泉
- 函館市立湯川小学校
- 函館工業高等専門学校
- 函館市立戸倉中学校
- 函館市立上湯川小学校
- トラピスチヌ修道院
- 函館市立旭岡小学校
- 函館市立亀尾小学校
- 北海道南茅部高等学校
- 函館市役所南茅部支所
主な峠
[編集]脚注
[編集]- ^ 道南の道ロマン 北海道開発局函館開発建設部監修 1993年 p 51
- ^ a b c “道路現況調書 平成30年4月1日現在 北海道” (pdf). 一般財団法人 北海道建設技術センター (2019年3月27日). 2019年5月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 1972年北海道告示第314号
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 1994年北海道告示第1468号
- ^ 新川汲トンネル開通祝う - 函館新聞 2008年7月29日版
参考文献
[編集]- 南茅部町史 下 南茅部町史編集室編 南茅部町
- 道南の道ロマン 北海道開発局函館開発建設部監修 1993年
- 函館の自然地理 大淵玄一 1996年