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古藤千鶴

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

古藤 千鶴
Chizuru Koto
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1982-10-08) 1982年10月8日(42歳)
出身地 日本の旗 長崎県西彼杵郡長与町
ラテン文字 Chizuru Koto
身長 171cm
体重 64kg
血液型 O型
選手情報
愛称 アス
ポジション S
指高 212cm
利き手
スパイク 295cm
ブロック 282cm 
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古藤 千鶴(ことう ちづる、1982年10月8日 - )は、日本の元女子バレーボール選手[1]

来歴

長崎県西彼杵郡長与町出身。実姉の影響で小学2年でバレーボールを始める。

長崎女子高校時代は主にミドルブロッカーだった[2]

卒業後、実姉の古藤あやかが所属していた当時地域リーグ所属(2002年にV1リーグ昇格)のPFUに入団し、PFUでセッターに転向した[2]

2006年よりチームの主将を務め、2008/09チャレンジリーグにおいて初優勝に貢献し、最優秀選手賞を獲得した。

2009年6月、Vプレミアリーグ久光製薬スプリングスに移籍。2011年8月に元所属のPFU社員と結婚[3]

プレミアリーグ2012/13シーズンでは、主将としてチームを6年ぶりの優勝に導き、自らもベスト6に輝いた[4]

2014年4月、久光製薬の二連覇に貢献し、同月日本代表に初選出された[5]

2017年3月、チャレンジリーグとプレミアリーグでの出場試合数が230をこえ、Vリーグ栄誉賞(長期活躍選手)を受賞した[6]

2016年以降、世代交代のため中大路絢野(現・小島)や栄絵里香の出場が中心となり控えに回ることが多くなったが、チームが苦しい状況になれば先発に戻り、ファイナルでも先発を務めた[2]。しかし、自身がいることで他のセッターが経験を積めなくなるようではまずいと思うようになり、2018/19シーズンでの引退を決断[2]。最後のシーズンもファイナルでゴールデンセットの末東レアローズに勝ち優勝し、有終の美を飾った。

2019年6月引退[7]。引退後は夫のところに戻り、指導者になるための勉強に取り組んでいる[2]。また、元所属チームのPFUブルーキャッツのホームゲームで解説も務めている[8][9]

球歴

所属チーム

受賞歴

  • 2007年 2006/07 Vチャレンジリーグ 敢闘賞
  • 2009年 2008/09 Vチャレンジリーグ 最優秀選手賞
  • 2013年 2012/13 Vプレミアリーグ ベスト6
  • 2014年 2014AVCアジアクラブ選手権 ベストセッター[10]
  • 2017年 Vリーグ栄誉賞(長期活躍選手)

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[11]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2009/10 久光製薬 28 51 13 8 61.5% % 10 0.20 81 6 7.41% 15.4% 0 0.0% 24
2010/11 26 74 31 16 51.6% % 8 0.11 176 6 3.41% 11.3% 0 0.0% 30
2011/12 21 88 47 27 57.4% % 23 0.23 349 15 4.30% 14.1% 5 20.0% 65
2012/13 28 115 46 22 47.8% % 24 0.21 399 15 3.76% 12.0% 10 0.0% 61
2013/14 28 98 38 18 47.4% % 22 0.22 357 13 3.64% 13.0% 4 25.0% 53
2014/15 19 74 35 17 48.6% % 8 0.11 295 1 0.34% 9.5% 1 0.0% 26
2015/16 21 84 37 20 54.1% % 8 0.10 331 16 4.84% 13.9% 3 66.7% 44
2016/17 21 53 15 7 46.7% % 4 0.08 125 1 % 8.8% 0 0.0% 12
2017/18 21 47 10 5 50.0% % 3 0.06 139 7 % 12.8% 0 0.0% 15
2018/19 % % % % %

※PFU在籍時のデータは、チャレンジリーグの為記載せず。

脚注

  1. ^ 選手詳細”. Vリーグ機構. 2018年1月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e 米虫紀子 (2019年8月7日). “名セッター古藤千鶴、36歳での引退。黄金時代を築いた久光製薬への愛。”. Sports Graphic Number. 2019年12月10日閲覧。
  3. ^ 月刊バレーボール 2012年1月号臨時増刊 チームの顔2011/12 43ページ
  4. ^ Vリーグ機構. “2012/13V・プレミアリーグ女子 個人賞のお知らせ”. 2013年4月13日閲覧。
  5. ^ 日本バレーボール協会. “2014全日本女子”. 2014年4月17日閲覧。
  6. ^ 2016/17シーズン Vリーグ個人賞 受賞者一覧”. Vリーグ機構. 2018年1月31日閲覧。
  7. ^ 退団選手のお知らせ”. 久光製薬スプリングス (2019年5月29日). 2019年12月10日閲覧。
  8. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 石川大会(11/2、3)のホームゲームイベントについて”. PFUブルーキャッツ (2019年10月29日). 2019年12月10日閲覧。
  9. ^ PFUブルーキャッツ [@PFUBlueCats] (2019年10月30日). "ホームゲームイベント". X(旧Twitter)より2019年12月10日閲覧
  10. ^ AVC. “Hisamitsu Springs stun Tianjin, capturing Asian Women's Club Championship title and ticket to contest FIVB World Club Championship”. 2014年4月26日閲覧。
  11. ^ 選手別成績”. Vリーグ機構. 2018年8月13日閲覧。

外部リンク