小川愛里奈
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基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1998年6月3日(26歳) | |||
出身地 | 岡山県岡山市 | |||
ラテン文字 | Erina Ogawa | |||
身長 | 178cm | |||
体重 | 62kg | |||
血液型 | A型 | |||
選手情報 | ||||
所属 | 大阪マーヴェラス | |||
背番号 | 7 | |||
愛称 | エリナ | |||
ポジション | MB | |||
指高 | 227cm | |||
利き手 | 右[1] | |||
スパイク | 300cm | |||
ブロック | 285cm[1] |
小川 愛里奈(おがわ えりな、1998年6月3日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。
来歴
岡山県岡山市出身。小学3年次に姉の影響でバレーボールを始めた[1]。就実中学校・高等学校在校中には、2014年1月の第27回全国都道府県対抗中学バレーボール大会において、優秀選手賞を獲得した[2][3]。監督の西畑美希のもとで就実チームは快進撃を続け、2017年のインターハイベスト4、国体ベスト4、そして春高バレーでは準優勝を果たした。自身もインターハイでベスト6及び優秀選手賞[4]、春高バレーで優秀選手賞を獲得した[5]。
2017年1月27日、V・プレミアリーグ(当時)の東レアローズに黒後愛と共に入団(内定)[6][7][8][9]。
同年7月に開催された世界ジュニア選手権 (U-20)の代表メンバーに選出され[10]、銅メダル獲得に貢献した[11]
2017年10月22日のVプレミアリーグ開幕戦(トヨタ車体クインシーズ戦)に途中出場して、2得点をあげてVプレミアデビューを果たした[12]。
2018/19シーズン以降は井上奈々朱との併用により控えに回ることも増えたが、途中交代での投入など2018/19は32、2019/20は24試合出場とコンスタントに出場。さらに2020/21シーズンは皇后杯決勝でフル出場を果たしたり[13]、リーグファイナルでも出場機会のなかった2シーズン前と違ってフル出場を果たすなど[14]、出場機会が増加。また、続くVCupでは初めてオポジットでプレーするなど[15]、選手としての幅を広げた。
2021/22シーズンは開幕戦(2021年10月15日、ヴィクトリーナ姫路戦)にスタメン出場。一試合を欠場した(もう一試合はみなし開催のため成績に加算されず)以外はスタメン出場を果たした他、レギュラーラウンドでのアタック決定率49.5%はリーグ三位、日本人選手一位と大野果歩と伊藤望の抜けたミドルブロッカー陣において柱となる活躍を見せ、初のリーグベスト6入りを果たしている[16]。
2022年3月31日、2022年度の日本代表メンバーに初めて選出され[17]、6月2日のネーションズリーグ開幕戦・韓国戦にスタメンで初出場を果たした[18]。以降も試合に出場し、当大会で45得点をマークした[19]。2022/23シーズンも全試合出場を果たし、チームのレギュラーラウンド一位、そしてリーグ準優勝に貢献した。
2023年4月25日、同月末に6年間在籍したチームを退団することが発表された[20]。同年6月1日、かつて姉の杏奈が所属していたJTマーヴェラスに移籍した[21][22]。
選手としての特徴
- ワイド攻撃に加え、VCupでオポジットとしてプレーしたように高いトスからのアタックが得意な、攻撃力の高いミドルブロッカー。
人物・エピソード
- かつてJTマーヴェラスに所属した小川杏奈は姉[23]。
- 今の座右の銘は「継続は力なり」[24]。
- チームメイトによると負けず嫌いで、チーム一の天然(ただし本人はいずれも否定している)[25][26]。
- チーム、そして2020-21開幕時登録のV1女子の選手で唯一、プロフィールの身長がミリ単位で表示されていた[24][26]。
- 趣味のお菓子作りはパティシエ級で、モンブランタルトを作ったことも[15][26]。
所属チーム
- 操明スポーツ少年団
- 就実中学校・高等学校(2011-2017年)
- 東レアローズ(2017-2023年)
- JTマーヴェラス/大阪マーヴェラス(2023年-)
球歴
受賞歴
- 平成28年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会 - ベスト6、優秀選手賞
- 第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会 - 優秀選手賞
- 第59回近畿6人制バレーボール男女総合選手権大会 - 最優秀選手賞
- 2022年 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN:ベスト6
個人成績
V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ、VCup含む)[27]。
大会 | チーム | 出場 | アタック | バックアタック | アタック 決定本数 |
ブロック | サーブ | サーブレシーブ | 総得点 | |||||||||||||||||||
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試 合 数 |
セ ッ ト 数 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
セ ッ ト 平 均 |
得 点 |
セ ッ ト 平 均 |
打 数 |
ノ 丨 タ ッ チ |
エ 丨 ス |
失 点 |
効 果 |
効 果 率 |
受 数 |
成 功 ・ 優 |
成 功 ・ 良 |
成 功 率 |
ア タ ッ ク |
ブ ロ ッ ク |
サ 丨 ブ |
得 点 合 計 | ||
V1 2017-18 | 東レ | 26 | 38 | 130 | 48 | 7 | 36.9 | 0 | 0 | 0 | - | 1.26 | 8 | 0.21 | 60 | 2 | 1 | 9 | 8 | 4.6 | 16 | 6 | 4 | 50 | 48 | 8 | 3 | 59 |
V1 2018-19 | 32 | 70 | 252 | 98 | 13 | 38.9 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.4 | 17 | 0.24 | 224 | 1 | 9 | 8 | 66 | 10.9 | 5 | 1 | 0 | 20 | 98 | 17 | 10 | 125 | |
V1 2019-20 | 24 | 50 | 168 | 68 | 10 | 40.5 | 0 | 0 | 0 | - | 1.36 | 8 | 0.16 | 160 | 2 | 2 | 6 | 34 | 6.9 | 5 | 2 | 1 | 50 | 68 | 8 | 4 | 80 | |
V1 2020-21 | 27 | 67 | 330 | 145 | 8 | 43.9 | 22 | 6 | 0 | 27.3 | 2.16 | 23 | 0.34 | 198 | 6 | 7 | 13 | 63 | 12.9 | 10 | 4 | 5 | 65 | 145 | 23 | 13 | 181 | |
V1 2021-22 | 33 | 118 | 542 | 264 | 15 | 48.7 | 1 | 1 | 0 | 100 | 2.24 | 23 | 0.19 | 371 | 6 | 15 | 39 | 102 | 9.9 | 37 | 9 | 7 | 60.8 | 264 | 23 | 21 | 308 | |
V1 2022-23 | 37 | 142 | 610 | 277 | 26 | 45.4 | 2 | 0 | 0 | 0.0 | 1.95 | 21 | 0.15 | 482 | 6 | 11 | 35 | 138 | 8.9 | 49 | 29 | 13 | 72.4 | 277 | 21 | 17 | 315 | |
通算:6シーズン | 180 | 485 | 2032 | 900 | 79 | 44.3 | 26 | 7 | 0 | 26.9 | 1.86 | 100 | 0.21 | 1495 | 23 | 45 | 110 | 411 | 9.6 | 122 | 61 | 30 | 62.3 | 900 | 100 | 68 | 1068 |
脚注
出典
- ^ a b c 「東レアローズ」『2021-22 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 2021年11月号』、日本文化出版、2021年11月、172頁、ASIN B09HG54WVS。
- ^ “バレーボール部員、大活躍!”. 就実中学校. 2018年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月3日閲覧。
- ^ “出場校紹介”. フジテレビ. 2017年9月3日閲覧。
- ^ 『月刊バレーボール』2016年9月号 15ページ
- ^ “2017春高 日程・結果”. フジテレビ. 2017年9月3日閲覧。
- ^ “東レアローズ女子バレーボール部への新人選手入部について”. 東レアローズ女子バレーボール部. 2017年9月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “下北沢成徳・黒後愛と就実・小川愛里奈が東レに加入”. 日刊スポーツ. 2017年9月3日閲覧。
- ^ “東レ、下北沢成徳・黒後愛が加入 就実・小川愛里奈も”. sanspo.com. 2017年9月3日閲覧。
- ^ “就実高4選手がバレー実業団へ 新天地でも飛躍誓う”. 山陽新聞digital. 2017年9月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “全日本メンバー”. 日本バレーボール協会. 2017年9月3日閲覧。
- ^ “全日本ジュニア女子、トルコに勝利し銅メダル獲得 第19回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)”. 日本バレーボール協会. 2017年7月24日閲覧。
- ^ “試合結果速報”. Vリーグ機構. 2017年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “[ Report.pdf”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “[ 20/21リーグファイナルB帳票”. Vリーグ機構. 2021年9月12日閲覧。
- ^ a b “[東レ・小川愛里奈「初めてのオポジット、楽しみです」 V1女子 V Cup会見コメント”. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 最終順位および個人賞の決定について”. バレーボール Vリーグ オフィシャルサイト. 2022年4月15日閲覧。
- ^ “2022年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年3月31日閲覧。
- ^ “JPN-POL Women VNL 2022 14.06.2022”. volleyballworld.com. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “Volleyball Nations League 2022”. volleyballworld.com. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “選手の退団について”. 東レアローズ女子バレーボール部. 2023年4月25日閲覧。
- ^ “新加入選手のお知らせ”. JTマーヴェラス (2023年6月28日). 2023年6月28日閲覧。
- ^ “JT 東レから小川愛里奈、埼玉上尾からサンティアゴ・アライジャダフニが移籍加入 V1女子”. バレーボールマガジン. (2023年6月28日) 2023年6月28日閲覧。
- ^ “ディズニーランド”. 実妹・小川愛里奈の公式twitter (2017年5月11日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ a b “#8 小川 愛里奈|東レアローズ女子バレーボール部|TORAY”. 東レアローズ女子バレーボール部. 2021年9月12日閲覧。
- ^ 『2019-20 V.LEAGUEチームの顔』72ページ
- ^ a b c 『2020-21 V.LEAGUEチームの顔』69ページ
- ^ “小川 愛里奈|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2023年4月26日閲覧。