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全国都道府県対抗中学バレーボール大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全国都道府県対抗中学バレーボール大会(ぜんこく とどうふけんたいこう ちゅうがく バレーボールたいかい)は、中学生のバレーボール全国大会である。毎年12月下旬から4日間、大阪市中央体育館等で開催される。

大会は1987年に第1回が行われ、当初は日本コカ・コーラボトラーズが特別協賛していた。第11回大会までを『さわやか杯』、第12回-14回大会を『アクエリアスカップ』、第15回大会以降を『JOCジュニアオリンピックカップ』と称して開催されている。チーム編成は、各都道府県内の選手で選抜チームを作る。2020年は中止。

この大会の目的のひとつとして、将来のオリンピック選手の発掘があげられる。また他の大会には見られない大きな特徴として、長身選手(男子180cm以上、女子170cm以上)を常時2名以上出場させることを競技規則としていることがあげられる。

大会方式

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男女各48チーム(大阪は南北に分かれる)が、3チームずつ16組に分かれてグループ戦を行う。各組1,2位のチームが決勝トーナメントに進出する。

特別表彰

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  • JVA・JOCジュニアオリンピックカップ (もっとも将来に期待する選手に贈られる。男女各1名)
  • オリンピック有望選手(男女各数名)
  • 優秀選手 (男女各10名程度)
  • ベストセッター賞 (男女各1名)
  • ベストリベロ賞 (男女各1名)
  • 大阪府知事賞 (男女各1名)

結果

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男子

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優勝 準優勝 主な「オリンピック有望選手」 主な「敢闘賞」選手
1 1987 広島 兵庫 藤井壮浩 南裕之
2 1988 京都 島根 高橋智則
優勝 準優勝 主な「オリンピック有望選手」 主な「さわやか選手賞」・「全国中学強化選手」
3 1989 大阪南 千葉 鎌田修 大野英洋 木原丈裕
4 1990 兵庫 山口 朝日健太郎 西田靖宏
5 1991 福岡 沖縄 徳元幸人 桑田鎮典 加藤陽一白鳥勝浩山口誠
優勝 準優勝 JVA・JOCカップ 主な「オリンピック有望選手」 主な「さわやか選手賞」・「全国中学強化選手」
6 1992 宮城 熊本 矢野裕範 鈴木孝政 守屋信次郎 大村悟高杉洋平浅倉勇宇佐美大輔
7 1993 奈良 佐賀 守屋信次郎 諸隈直樹 宇佐美大輔・山本隆弘
8 1994 神奈川 奈良 小泉剛幸 岸本一馬 越谷章
9 1995 広島 福岡 鬼頭浩幸 日高誠
10 1996 広島 京都 柴田恭平 北島武 町野仁志飯塚俊彦西尾太作
11 1997 長崎 鹿児島 北島武 西尾太作 高橋賢行 加賀龍哉石倉弘士谷村孝福島政則
12 1998 長崎 静岡 牧泰章 志賀崇 月岡大輔 富松崇彰三上圭治郎石島雄介金丸晃大
13 1999 宮城 埼玉 富松崇彰 越川優 三上圭治郎 井上崇昭 神田聖馬
優勝 準優勝 JVA・JOCカップ オリンピック有望選手 主な「優秀選手」 ベストセッター賞 ベストリベロ賞
14 2000 長野 熊本 河村行人 幡司一貴 落合伸太郎 大又隼人
15 2001 長崎 福岡 清水邦広 重村健太 福澤達哉日高裕次郎中島悠樹 重村健太
16 2002 熊本 東京 八子大輔 筧本翔昴 高橋翔一 毛利光生
17 2003 鹿児島 福岡 八子大輔 冨士田裕大 牟田真司 中田康隆
18 2004 福岡 大分 岡村義郎 松永大史
19 2005 東京 埼玉 阿部純也 阿部草太 梅澤成龍 小林智樹
20 2006 長崎 福岡 出耒田敬 伏見大和 前田一誠 桐谷祥平
21 2007 福岡 愛知 山田脩造 鈴鹿黎 岡村智人
22 2008 東京 山口 藤中謙也 今村貴彦 関田誠大 村山康介
23 2009 福岡 埼玉 佐々木博秋 峯村雄大 冨田直人 山口頌平 池田陽輝
24 2010 東京 愛知 吉野雅人 鈴木祐貴 小野寺太志 山崎貴矢 石川祐希 古川雄也 黒崎耕陽
25 2011 東京 群馬 鈴木祐貴 永露元稀 原大樹 宮崎敬
26 2012 福岡 滋賀 金子聖輝 鈴木祐貴 濱中晴貴 正来祐 宮園寛志
27 2013 東京 長崎 梅本鈴太郎 都築仁 吉田祝太郎 山中啓督
28 2014 長崎 埼玉 鍬田憲伸 鍬田憲伸 加藤靖丈 堀夏央哉 伊藤友健
29[1] 2015 滋賀 長崎 大塚達宣 大塚達宣 佐藤駿一郎 垂水優芽 篠原勇介 千葉伊織
30[2] 2016 熊本 東京 伊藤吏玖 伊藤吏玖 山下優希 水町泰杜 染野輝山田大貴 森居史和
31 2017 福井 岡山 柳北悠李 柳北悠李 榎本航己 西山大翔 田中夏希
32[3] 2018 福岡 長崎 牧大晃 山元快太 牧大晃 畑虎太郎 近藤蘭丸
33[4] 2019 大阪北 熊本 笹本穏 小山暖人 笹本穏 川野史童 當麻理人 池田幸紀
35 2021 東京 香川 川野琢磨
36 2022 東京 静岡 柏崎祐毅
37 2023 福岡 京都 岩田怜緯

女子

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優勝 準優勝 主な「オリンピック有望選手」 主な「敢闘賞」選手
1 1987 東京 埼玉 多治見麻子 江藤直美 金子美由紀 大貫美奈子坂本久美子星野賀代
2 1988 大阪南 埼玉 酒井千恵
優勝 準優勝 主な「オリンピック有望選手」 主な「さわやか選手賞」・「全国中学強化選手」
3 1989 大分 神奈川 森山淳子 島崎みゆき 畠山亜希子 大古麻由美松木麻貴子
4 1990 静岡 長野 備前夕子 尾上友紀子 永山佳名子
5 1991 大阪南 佐々木みき 中野由紀 満永ひとみ橋口かおり西村佳名子谷口雅美濱野礼奈
優勝 準優勝 JVA・JOCカップ 主な「オリンピック有望選手」 主な「さわやか選手賞」・「全国中学強化選手」
6 1992 大阪南 埼玉 苧坂一美 門間希磯辺絵梨子竹下佳江西畑美希
7 1993 福岡 栃木 鈴木洋美 板垣紘子 高橋めぐみ小金澤弘江上田かおり宝来麻紀子小玉佐知子
8 1994 宮城 大分 板垣紘子 金田智子 高橋めぐみ 増野礼 大沼綾子高橋翠岡野知子内藤香菜子
9 1995 長野 大阪南 内藤香菜子 松崎聖子 五十川葉子 浦田聖子三澤由佳若浦貴子
10 1996 大分 埼玉 落合真理 大友愛 冨田寧寧 及川英香本間江梨菅原弓貴榛澤舞子西堀育実西堀健実西脇万里子
11 1997 東京 福岡 黒石和子 荒木絵里香 坂本久美子 嶋田美樹 佐田樹理
12 1998 東京 大分 河村めぐみ 荒木絵里香 吉田安里 三上彩今西郁瑠服部晃佳細田絵理高木理江有田沙織
13 1999 長崎 福岡 大山加奈 荒木絵里香 栗原恵 有田沙織 今野加奈子・今西郁瑠・眞恵子橋本直子重光啓代
優勝 準優勝 JVA・JOCカップ オリンピック有望選手 主な「優秀選手」 ベストセッター賞 ベストリベロ賞
14 2000 東京 長崎 眞恵子 澤畠文子 大山未希 樽谷真由美 上山恵 高麗真由美
15 2001 東京 長崎 木村沙織 横山友美佳 高崎紗緒梨 佐藤美耶 高田ありさ水田祐未杉本早希西山由樹 小濱ゆみ
16 2002 東京 山口 狩野舞子 横山友美佳 石川友紀皆本明日香服部安佑香 大槻真弥
17 2003 東京 大阪北 狩野舞子 峯村沙紀 上屋敷綾南桃加加藤千尋渡邉美穂 川鍋美果
18 2004 神奈川 東京 冨永こよみ 石井美樹泉岡未来宮田由佳里松浦寛子 鈴木雅希
19 2005 長野 東京 峯村沙紀 石井里沙 岩坂名奈 小平花織川島亜依美 田代佳奈美 正里菜
20 2006 東京 福岡 芥川愛加 野本梨佳 石井優希長岡望悠衛藤智美 栄絵里香 丸田理穂
21 2007 長崎 福岡 堀川真理 山川美咲 森谷史佳二見梓金子早織村田しおり 光山知里 森寿実子
22 2008 長野 岡山 大竹里歩 鍋谷友理枝 帯川きよら 今村優香山田美花橋本涼加下平夏奈高本佳澄 内村聖香 小口樹葉
23 2009 長崎 鹿児島 土井さくら 井上愛里沙 伊藤望 竹内あか里野村明日香堀江彩小笹奈津子 李しゅ 金田紗椰
24 2010 長崎 福岡 竹内あか里 小川杏奈 辺野喜未来愛宕諒子杉原若葉熊本比奈田中瑞稀坂本奈々香 田川紘美 若杉桃子
25 2011 長野 貝塚ドリームス 古賀紗理那 中田紫乃白井美沙紀坂本奈々香橘井友香田原愛里宮本菜月 中條美月 根岸真昼
26 2012 大阪南 東京 中田紫乃 横田真未 長内美和子加藤光 黒田茉央 溝口真夕奈
27 2013 大阪北 長野 宮部藍梨 吉岡美晴 黒後愛積山春花堀江美志荒谷栞中川美柚小川愛里奈 万代真奈美 善戝舞
28 2014 福岡 長崎 山口結可 入澤まい 上坂瑠子 中川美柚 東谷玲衣奈林琴奈 佐藤優華 髙比良理沙
29[1] 2015 長野 長崎 石川真佑 石川真佑 吉田あゆみ 荒木彩花 野中瑠衣鴫原ひなた籾井あき曽我啓菜山下晴奈磯谷実紅大崎琴未平山詩嫣横山真奈中川つかさ 倉田朱里 水杉玲奈
30[2] 2016 広島 埼玉 荒木彩花 荒木彩花 野中瑠衣 宮部愛芽世 宮地佳乃川﨑鈴奈上沢沙織吉永有希榊原菜那周田夏紀大山遼 安田美南
31 2017 大阪北 熊本 西川吉野 西川吉野 樫村まどか 古川あおいアン 舟根綾菜小山愛実大川愛海・周田夏紀・吉武美佳室岡莉乃中本柚朱 加地春花
32[3] 2018 東京 福岡 古川愛梨 堺目愛和 飯山エミリ 古川愛梨 廣田あい北窓絢音深澤めぐみ深澤つぐみ佐伯亜魅加 永井いづみ
33[4] 2019 東京 岡山 瀧澤凜乃 瀧澤凜乃 古川愛梨 北窓絢音 谷島里咲成瀬ももか野田祐希原嶋睦夢 勝森理桜子 德本歩未香
35 2021 大阪北 愛媛 西村美波
36 2022 東京 岡山 馬場柚希
37 2023 大阪北 大分 忠願寺莉桜

テレビ中継

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  • 第1回から第14回まで讀賣テレビ放送製作により全国中継で決勝戦を放送した。また予選リーグから準決勝まではYTVの大阪地区ローカルで速報番組が放映されていた。現在は「あすリート」で配信されている。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b kekka_joccup2015.pdf”. 2024年11月2日閲覧。
  2. ^ a b kekka_joccup2016.pdf”. 2024年11月2日閲覧。
  3. ^ a b 20181229-2.pdf”. 2024年11月1日閲覧。
  4. ^ a b 20191229-2.pdf”. 2024年11月1日閲覧。

外部リンク

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