吸江寺
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吸江寺 | |
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本堂と高知平和パゴダ | |
所在地 |
〒781-8126 高知県高知市吸江132番地 |
位置 | 北緯33度32分50.4秒 東経133度34分15.1秒 / 北緯33.547333度 東経133.570861度座標: 北緯33度32分50.4秒 東経133度34分15.1秒 / 北緯33.547333度 東経133.570861度 |
山号 | 五台山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 如意輪観世音菩薩 |
創建年 | 文保2年(1318年) |
開基 | 夢窓疎石 |
別称 | 海南の名刹、吸江庵 |
文化財 |
木造地蔵菩薩坐像(国の重要文化財) 吸江庵跡(県史跡) |
法人番号 | 1490005000961 |
吸江寺(ぎゅうこうじ)は高知県高知市にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。
歴史
[編集]文保2年(1318年)、夢窓疎石が北条高時の母・覚海尼による鎌倉への招請から逃れるために四国に渡り、土佐国の五台山の山麓に結んだ草庵を起源とする[1]。夢窓が草庵の前に広がる浦戸湾を「吸江」と命名したことで、草庵は吸江庵と称されるようになった[1]。
疎石は2年余りで吸江庵を離れたが、義堂周信や絶海中津などによって引き継がれた[1]。
夢窓が足利尊氏の政治顧問に就いたこともあって、室町幕府の厚い庇護の下に隆盛し、海南の名刹と呼ばれた。室町時代には長宗我部氏が代々当寺の寺別当を務めた。江戸時代の慶長6年(1601年)には、土佐藩主山内一豊の命を受けた義子の湘南宗化により中興され、このとき寺号を吸江寺と改めて現在に至っている[1]。
文化財
[編集]重要文化財(国指定)
[編集]- 吸江庵跡(昭和28年1月29日指定)
その他
[編集]- 足利義持扁額
- 夢窓国師扁額
- 絶海扁額
- 吸江寺古文書
- 達磨像
交通アクセス
[編集]- はりまや橋よりとさでん交通「前浜」行きバスで「南吸江」で下車、徒歩5分。
周辺情報
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 広谷 喜十郎. “高知港(浦戸)の「みなと文化」”. 一般財団法人みなと総合研究財団. 2023年2月7日閲覧。
関連項目
[編集]- 絶海中津 - 夢窓疎石の弟子として、寺を再興
- 山崎闇斎 - 修行僧侶として当寺で学んだ。
- 高知県指定文化財一覧