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城南町 (横手市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 秋田県 > 横手市 > 城南町 (横手市)
城南町
本多正純と本多正勝の墓碑 旧地名「上野台」の由来となる
本多正純本多正勝の墓碑
旧地名「上野台」の由来となる
城南町の位置(秋田県内)
城南町
城南町
城南町の位置
北緯39度19分9.34秒 東経140度34分26.93秒 / 北緯39.3192611度 東経140.5741472度 / 39.3192611; 140.5741472
日本の旗 日本
都道府県 秋田県
市町村 横手市
地域 横手地域
人口
2020年(令和2年)10月1日現在)[1]
 • 合計 283人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
013-0013[2]
市外局番 0182[3]
ナンバープレート 秋田運輸支局

城南町(しろみなみまち)は、秋田県横手市郵便番号は013-0013[2]。人口は283人、世帯数は110世帯(2020年10月1日現在)[1]

地理

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横手地域の中央部に位置し[4]、東は山地、西で根岸町と隣接する[5]

横手城址を擁する横手公園の東南下の台地に位置し[5]、町名の由来ともなっている[4][6]。東方にかけて小高い丘陵地となっており、東西を南境を清水沢川が西流する[4]

市内には城西町城山町という地名があり、いずれも横手公園とその周辺にある。また、根岸町に秋田県立横手城南高等学校という学校があるが、城南は「じょうなん」と読む。

歴史

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住居表示が行われる以前は「上野台(こうずけだい)」と呼ばれる地名があり[5][7]、これは徳川家康の側近で宇都宮城主を務めた本多正純(本多上野介正純公)が、寛永元年(1924年)に出羽国横手に配流され、同14年(1637年)に亡くなり、横手城三の丸に当たるこの地に葬られたことに由来する[5][8][9][10]

本多正純は、元和8年(1622年)に出羽国山形最上氏改易された際、上使として山形城の受取りのため山形に赴いたが、その最中に徳川秀忠より宇都宮城釣天井事件などの11か条の罪状嫌疑を正純へ突きつられ、出羽国由利に配流、5万5,000石に改易。身柄は佐竹義宣に預けられ、のちに出羽国横手の横手城三の丸に当たる高台に居館を新築して幽閉の身となり、寛永14年(1637年)に没した[5][9][11][10]。その後、その幽閉地を本多正純の受領名にちなんで上野台と呼ぶようになった[12]

当時の墓碑などは残されていないが、1909年明治42年)に横手区裁判所職員が建立した石碑および案内板がある[7]

住居表示

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住居表示に関する法律が施行された1962年5月10日以降、旧横手市内においても住居表示が進み、1965年より第一次から第五次にかけて実施された[13]。本地域は第一次地区として1965年4月1日に実施され、現行の城南町はここで誕生した[6]

実施後 実施年月日 実施前 備考
城南町 昭和40年4月1日 上野台町(一部)
こうずけだいまち
睦成字清水沢(一部)
むつなり あざ しみずさわ
睦成字千手沢(一部)
むつなり あざ せんてざわ

世帯数と人口

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2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
城南町 110世帯 283人

人口の推移

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以下は国勢調査による1995年(平成7年)以降の人口の推移。

城南町の人口推移
人口
1995年(平成7年)[14]
310
2000年(平成12年)[15]
384
2005年(平成17年)[16]
368
2010年(平成22年)[17]
344
2015年(平成27年)[18]
322
2020年(令和2年)[1]
283

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[19]

番地 小学校 中学校
全域 横手市立横手南小学校 横手市立横手南中学校

交通

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鉄道

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町内に駅はない。最寄り駅は駅前町にあるJR東日本奥羽本線北上線横手駅

道路

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施設

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裁判所

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典5 秋田県』角川書店、1980年。 
  • 平凡社 編『秋田県の地名 日本歴史地名大系5』平凡社、1980年。 
  • 横手市史編さん委員会『横手市史 昭和編』横手市、1981年。 
  • 横手市 編『横手市史 通史編 近世』横手市、2010年。 

脚注

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  1. ^ a b c d 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat)”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年3月30日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月30日閲覧。
  4. ^ a b c 角川日本地名大辞典編纂 1980, p. 791.
  5. ^ a b c d e 平凡社 1980, p. 234.
  6. ^ a b 横手市史編さん 1981, p. 797.
  7. ^ a b 横手市 2010, pp. 658.
  8. ^ 横手市歴史文化遺産保存活用地域計画”. 横手市. p. 117 (2021年7月). 2024年9月16日閲覧。
  9. ^ a b 本多上野介正純公を学ぶ市民の会”. 横手市 (2024年6月5日). 2024年9月16日閲覧。
  10. ^ a b 横手市 2010, pp. 98–102.
  11. ^ 横手市 2010, pp. 83–86.
  12. ^ 横手市 2010, p. 176.
  13. ^ 横手市史編さん 1981, p. 789.
  14. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  15. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  16. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  17. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  18. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 05秋田県”. 総務省統計局. 2022年5月12日閲覧。
  19. ^ 横手市立小中学校通学区域に関する規則”. 横手市. 2022年3月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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