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大阪産業大学短期大学部

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大阪産業大学短期大学部[注 1]
大阪産業大学および大阪産業大学短期大学部キャンパス
大阪産業大学および大阪産業大学短期大学部キャンパス
大学設置 1950年
創立 1928年
廃止 2017年
学校種別 私立
設置者 学校法人大阪産業大学
本部所在地 大阪府大東市中垣内3-1-1[注釈 1]
学部 自動車工学科[注 2]
研究科 なし
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大阪産業大学短期大学部[注 1](おおさかさんぎょうだいがくたんきだいがくぶ、英語: Junior College,Osaka Sangyo University)は、大阪府大東市中垣内3-1-1[注釈 1]に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2017年に廃止された。大学の略称は産短。

概観

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大学全体

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  • 大阪府大東市に所在した日本私立短期大学で、設置主体学校法人大阪産業大学[注 3]
  • 国内で最初に認可された短期大学149校[注 4]の1校として、1950年大阪市城東区において大阪交通短期大学として1学科体制で開学した[3]
  • 後に増設により、運輸ほか交通経営・機械・自動車工業の各科を設けていたが、四年制大学の設置に伴い自動車工業の1学科に規模縮小されていた。ピーク時の 1992年頃には 1 学年定員 400 名となっており、かつては男子学生のイメージが強かったが近年は女子学生の姿も目立つようになっていた。
  • 2013年度の入学生を最後に[注釈 2]、短期大学としての使命を終える[注釈 3]

建学の精神(校訓・理念・学是)

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  • 右記資料を参照のこと[7]

教育および研究

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  • 大阪産業大学短期大学部では、自動車整備士を養成する自動車工学科が設けられている。これは近畿地方では唯一、自動車工業系の学科をもちかつ、2013年現在、大阪府内では唯一新規学生を募集中の理工系短大ともなっている。

学風および特色

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  • 大阪産業大学短期大学部は元々、大阪交通短期大学であったことから、当時芝浦短期大学(現在廃止)、東京交通短期大学とともに全国でも稀な交通系の学科をもつ短大となっていた。現在は、大学と同じキャンパス内にある関係上、それとの交流が深く、短大卒業後その大学に編入学する学生が多いものとなっている。

沿革

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基礎データ

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所在地

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当時の交通アクセス

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象徴

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  • 大阪産業大学短期大学部のカレッジマークは大学と同じものとなっている。右記資料も参照のこと[注 24]

教育および研究

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組織

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学科

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  • 自動車工学科 入学定員150名[注 25]
大阪交通短期大学において設置されていた学科
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  • 自動車工業科
    • 第一部→自動車工学科
    • 第二部 入学定員50名[注釈 5]
  • 運輸科第二部 入学定員80名[注釈 5]
  • 機械科
  • 交通経営科 入学定員80名[注釈 5]

専攻科

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  • なし

別科

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  • なし
取得資格について
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年度別学生数

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  • 1954年度についてはその年度(月日は不詳だが、1955年3月以前のデータ)、1958年度以降はその該当年度の5月1日時点でのデータである。
- 運輸科 自動車工業科 機械科 交通経営科 出典
1954年 男147 - - - [54]
1958年 男49 - - - [55]
1959年 男62 - - - [56]
1960年 男64 - - - [57]
1961年 男111 - - - [58]
1962年 男121 第一部:男140
第二部:男70
- - [59]
1963年 男64 第一部:男286
第二部:男125
男38 男53 [60]
1964年 男35 第一部:男313
第二部:男194
男79 男111 [61]
1965年 男10 第一部:男351
第二部:男113
男38 男59 [62]
1966年 - 第一部
産短[注 26]男266[注 27]
交短[注 28]男183[64]
第二部
  男59[64]
- - -
1967年 - 男518 - - [65]
1968年 - 男591
女1
- - [66]
1970年 - 男685
女1
- - [67]
1971年 - 男636 - - [68]
1972年 - 男589 - - [69]
1973年 - 男642
女1
- - [70]
1975年 - 男691
女3
- - [71]
1976年 - 男882
女4
- - [72]
1977年 - 男1029
女1
- - [73]
1978年 - 男987
女3
- - [74]
1979年 - 男881
女3
- - [75]
1980年 - 男843
女3
- - [76]
1981年 - 男797
女6
- - [77]
1982年 - 男788
女3
- - [78]
1983年 - 男813
女3
- - [79]
1984年 - 男800
女4
- - [80]
1985年 - 男791
女3
- - [81]
1986年 - 男820
女3
- - [82]
1987年 - 男826
女6
- - [83]
1988年 - 男797
女8
- - [84]
1989年 - 男793
女13
- - [85]
1990年 - 男799
女17
- - [86]
1991年 - 男823
女16
- - [87]
1992年 - 男856
女18
- - [注 29]
1993年 - 男821
女20
- - [90]
1994年 - 男865
女19
- - [91]
1995年 - 男858
女20
- - [92]
1996年 - 男844
女32
- - [93]
1997年 - 男823
女34
- - [94]
1998年 - 男824
女28
- - [95]
1999年 - 男792
女19
- - [96]

研究

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  • 『大阪交通短期大学研究論叢』[97]
  • 『大阪交通短期大学紀要』[98]
  • 『阪奈道路交通量調査報告書』[99]
  • 『大衆雑誌にみる日本の近現代の「産」の意識研究』[100]
  • 『フアインセラミツクスの衝撃表面損傷を含む衝撃強度特性の評価に関する研究』[101]

学生生活

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部活動・クラブ活動・サークル活動

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  • 大阪産業大学短期大学部のクラブ活動は基本的に四大生と合同となっていた。

学園祭

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  • 大阪産業大学短期大学部の学園祭は、基本的に四大生と合同となっていた。

大学関係者と組織

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大学関係者組織

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施設

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キャンパス

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  • 主に、2・3号館、AMC、各所にある実習棟を利用している。実習は工学部と同じ内容でも、工学部とは別の建物で行われることがある。

学生食堂

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  • 主に「おくだ食堂」および「クリスタルテラス」を利用する学生が多かった。

対外関係

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系列校

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卒業後の進路について

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編入学・進学実績

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  • 大阪産業大学への編入学者が多かった。

関連項目

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外部リンク

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注釈

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注釈グループ

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  1. ^ a b 統合先である大阪産業大学現在地。
  2. ^ a b 平成26年度より学生募集停止[1][2]
  3. ^ a b 出典[4][5][6]
  4. ^ a b 現在の文部科学省
  5. ^ a b c d e f g h 最終募集となった1964年における体制[51][52][53]

補足

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  1. ^ 大阪交通短期大学含む。
  2. ^ ほか学科も参照のこと。
  3. ^ 出典[1][2]
  4. ^ うち私立短期大学132校
  5. ^ 短期大学名 大阪交通短期大学
  6. ^ 出典[8][9][10]
  7. ^ 出典[11][12]
  8. ^ 出典[13]。一部、3月16日と記載のある資料もあり[14]
  9. ^ 出典[15][16]
  10. ^ 右記資料より[17]。ちなみに、存続期間は1年間のみ。
  11. ^ 大阪産業大学の現在地にあたる大東市にキャンパスが増設される[20]
  12. ^ 昭和40年度より学生の募集を停止[21][22]1967年3月31日をもって正式に廃止となる[23]
  13. ^ 出典[24]。ちなみに、同年1月25日をもって正式に改組されている[25]
  14. ^ 第一部のみ
  15. ^ 右記資料も参照のこと[26]。実質は1965年度まで学生募集されていた大阪交通短期大学の自動車工業科第一部を募集停止するという措置を取る。
  16. ^ 出典[27][28]昨年度の資料[29]及び本年度のそれ[30]も其々参照のこと。
  17. ^ 右記資料も参照のこと[32]
  18. ^ 出典[34][35]昨年度の資料[36]及び本年度のそれ[37]も其々参照のこと。
  19. ^ 出典[39] [40]
  20. ^ 出典[42][43]
  21. ^ 出典[44][45]
  22. ^ 出典[46][47]
  23. ^ 出典[48][49]
  24. ^ 出典[7][50]
  25. ^ 最終募集となった2013年における体制[48][49]
  26. ^ 便宜上、新設の大阪産業大学短期大学部の略。
  27. ^ 右記資料には学生数「男-、女266」とあるが[63]、男子の在籍なく女子のみとは考え難い。おそらく、「男266、女-(なしか?)」の誤植だと思われる。
  28. ^ 便宜上、旧来の大阪交通短期大学の略
  29. ^ 出典[88]。うち1回生 男411、女11[89]

出典

[編集]
  1. ^ a b 文教協会'2014, p. 206.
  2. ^ a b 文部科学省高等教育局'2014.
  3. ^ 官報 1950年09月14日より。
  4. ^ 文部科学省'2018.3.31, p. 1.
  5. ^ 地域科学研究会'2018.
  6. ^ 文部科学省高等教育局'2018.
  7. ^ a b 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 264.
  8. ^ 文部省a, p. 37.
  9. ^ 文部省b, p. 4.
  10. ^ 日本教育年鑑より。
  11. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  12. ^ 旺文社1950-01, p. 89.
  13. ^ 戦後高等教育の展開と課題 (指導科報告シリーズ ; no.5)より。
  14. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  15. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  16. ^ 文部省d, p. 9.
  17. ^ 学校法人大阪産業大学五十年史より。
  18. ^ 学校法人一覧 昭和38年版より。
  19. ^ 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
  20. ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
  21. ^ 短期大学教育 (19)より。
  22. ^ 短期大学一覧 昭和40年度 (短期大学資料)より。
  23. ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
  24. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  25. ^ 日本大学大鑑 1980年度版より。
  26. ^ 短期大学教育 (20)より。
  27. ^ 文部省学術局'1968.
  28. ^ 大学資料 (27)より。
  29. ^ 短期大学教育 (22)より。
  30. ^ 短期大学教育 (24)より。
  31. ^ 短期大学一覧 昭和50年度 (短期大学資料)より。
  32. ^ 短期大学教育 (38)より。
  33. ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
  34. ^ 文教協会'1991.
  35. ^ 文部省高等教育局'1991.
  36. ^ 短期大学教育 (47)より。
  37. ^ 短期大学教育 (48)より。
  38. ^ 梧桐書院'1998.3, p. 429.
  39. ^ 旺文社インタラクティブ'1998-09, p. 265.
  40. ^ 梧桐書院'1999.4.
  41. ^ 文教協会'1999.
  42. ^ 文教協会'2002.
  43. ^ 文部科学省高等教育局'2002.
  44. ^ 晶文社'04, p. 13.
  45. ^ 晶文社'04, p. 319.
  46. ^ 文教協会'2007.
  47. ^ 文部科学省高等教育局'2007.
  48. ^ a b 文教協会'2013, p. 131.
  49. ^ a b 文部科学省高等教育局'2013.
  50. ^ 日本私立短期大学協会'2010.10, p. 266.
  51. ^ 短期大学教育 (18)より。
  52. ^ 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
  53. ^ 晶文社'1964.
  54. ^ 文部省'54, p. 1380.
  55. ^ 文部省'58, p. 24.
  56. ^ 文部省'59, p. 22.
  57. ^ 東京教育研究所'60, p. 26.
  58. ^ 文部省'61, p. 26.
  59. ^ 文部省'62, p. 29.
  60. ^ 文部省'63, p. 31.
  61. ^ 文部省'64, p. 31.
  62. ^ 文部省'65, p. 35.
  63. ^ 文部省'66, p. 38.
  64. ^ a b 文部省'66, p. 37.
  65. ^ 文部省'67, p. 39.
  66. ^ 文部省'68, p. 41.
  67. ^ 文部省'70, p. 42.
  68. ^ 文部省'71, p. 42.
  69. ^ 文部省'72, p. 44.
  70. ^ 文部省'73, p. 45.
  71. ^ 文部省'75, p. 50.
  72. ^ 文部省'76, p. 49.
  73. ^ 文部省'77, p. 49.
  74. ^ 全国学校総覧 昭和54年版より。
  75. ^ 全国学校総覧 昭和55年版より。
  76. ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
  77. ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
  78. ^ 全国学校総覧 昭和58年版より。
  79. ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
  80. ^ 全国学校総覧 昭和60年版より。
  81. ^ 文部省'85, p. 64.
  82. ^ 文部省'86, p. 64.
  83. ^ 文部省'87, p. 66.
  84. ^ 文部省'88, p. 69.
  85. ^ 文部省'89, p. 71.
  86. ^ 文部省'90, p. 71.
  87. ^ 文部省'91, p. 74.
  88. ^ 文部省'92, p. 76.
  89. ^ 旺文社'1992.9, p. 364.
  90. ^ 文部省'93, p. 78.
  91. ^ 文部省'94, p. 80.
  92. ^ 文部省'95, p. 82.
  93. ^ 文部省'96, p. 83.
  94. ^ 文部省'97, p. 85.
  95. ^ 文部省'98, p. 74.
  96. ^ 文部省'99, p. 77.
  97. ^ 大阪交通短期大学研究論集より。
  98. ^ 大阪交通短期大学紀要より。
  99. ^ 阪奈道路交通量調査報告書より。
  100. ^ 大衆雑誌にみる日本の近現代の「産」の意識研究より。
  101. ^ フアインセラミツクスの衝撃表面損傷を含む衝撃強度特性の評価に関する研究より。

参考文献

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1949年短大設置申請分

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全国学校総覧

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全国短期大学高等専門学校一覧

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全国短期大学一覧

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文部省

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文部科学省

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地域科学研究会

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文部科学省

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日本の私立短期大学

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短期大学受験案内(晶文社)

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短期大学案内(梧桐書院)

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蛍雪時代

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