小浜駅
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小浜駅 | |
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駅舎(2015年7月) | |
おばま Obama | |
◄東小浜 (3.3 km) (3.7 km) 勢浜► | |
所在地 | 福井県小浜市駅前町1-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■小浜線 |
キロ程 | 49.5 km(敦賀起点) |
電報略号 | オハ←ヲハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
834人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1918年(大正7年)11月10日[1][2] |
備考 |
直営駅[3] みどりの券売機プラス設置駅[4] |
小浜駅(おばまえき)は、福井県小浜市駅前町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)小浜線の駅である。
小浜市の代表駅であり、同市の中心部に位置する。
歴史
[編集]- 1918年(大正7年)11月10日:小浜線が十村駅から延伸した際の終着として開業[1][2]。旅客および貨物の取扱を開始[5]。
- 1921年(大正10年)4月3日:小浜線が若狭高浜駅まで延伸[1]、途中駅となる。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物の取扱を廃止、旅客駅へ移行[5]。
- 1947年(昭和22年)10月24日:小浜町に昭和天皇の戦後巡幸。駅で奉迎が行われた[6]。小浜駅発、武生駅着のお召し列車が運行[7]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[8]。
- 2019年(平成31年)3月:レストランが撤退[9]。
- 2022年(令和4年)
- 2024年(令和6年)
- 3月2日:待合室リニューアル[9]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線[11]、計2面3線のホーム[12]を有する地上駅になっている。単式ホームの1番のりば側に駅舎があり、島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で連絡している[11]。3番のりばの奥には留置線が1本伸びている。1991年(平成3年)に駅舎を改築した[12]。ただしバリアフリー設備はない。
金沢支社管理の直営駅[3]で、みどりの券売機プラスが設置されている[4]。
2024年(令和6年)3月2日に待合室がリニューアルされ、旧待合室と旧レストランのスペースを利用した計193平方メートルとなり、座席数も24席から64席となる(同スペースは小浜市管理となる)[9]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■小浜線 | 下り | 敦賀方面[13] | 一部3番のりば |
上り | 東舞鶴方面[13] | |||
2・3 | 一部列車 |
- 付記事項(列車運行に関して)
- 1・3番のりばは上下両方向からの入線・出発に対応する。なお、2番のりばは上り方向からしか入線することができないが、出発信号機を設けているため、方向を問わずに発車することができる[14]。
- 行き違いがない場合は、上下線とも1番のりばに停車する。なお、行き違いがある場合は下り列車が1番のりば、上り列車が2番または3番のりばに停車する。
- 当駅では夜間滞泊が3本設定されており、早朝と夜には当駅始発・終着の列車がある。
- かつて運行された「わかさ」などの急行列車は当駅に停車していた。なお、急行「わかさ」の廃止後は当駅まで特急「まいづる」を延長運転したことがあった[15][16][17]。
- 付記事項(その他)
- 当駅の敦賀方には、保線車両を留置するためのスペースがある。また、3番のりばの隣に留置線がある[11]。
- 当駅の東舞鶴方(駅舎端)には、蔦で覆われた給水塔が残っている[11][18]。
- かつては駅舎西側に小浜市(運営を指定管理者の若狭おばま観光協会へ移管)の観光情報センターがあったが、2019年に駅北西側の通称「はませんビル」跡地へ移転した[19]。
-
ホーム(2013年6月)
-
SL用給水塔(2015年7月)
利用状況
[編集]「福井県統計年鑑」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は834人である[20]。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 定期外 | 定期 | 総数 |
---|---|---|---|
1918年(大正 | 7年)912 | ||
1919年(大正 | 8年)417 | ||
1920年(大正 | 9年)436 | ||
1921年(大正10年) | 657 | ||
1922年(大正11年) | 739 | ||
1923年(大正12年) | 851 | ||
1924年(大正13年) | 862 | ||
1925年(大正14年) | 944 | ||
1926年(昭和元年) | 999 | ||
1927年(昭和 | 2年)1,036 | ||
1928年(昭和 | 3年)1,033 | ||
1929年(昭和 | 4年)1,051 | ||
1930年(昭和 | 5年)1,017 | ||
1931年(昭和 | 6年)905 | ||
1932年(昭和 | 7年)879 | ||
1933年(昭和 | 8年)864 | ||
1934年(昭和 | 9年)856 | ||
1935年(昭和10年) | 893 | ||
1936年(昭和11年) | 923 | ||
1937年(昭和12年) | 963 | ||
1938年(昭和13年) | |||
1939年(昭和14年) | |||
1940年(昭和15年) | |||
1941年(昭和16年) | |||
1942年(昭和17年) | |||
1943年(昭和18年) | |||
1944年(昭和19年) | |||
1945年(昭和20年) | |||
1946年(昭和21年) | |||
1947年(昭和22年) | |||
1948年(昭和23年) | 3,825 | ||
1949年(昭和24年) | |||
1950年(昭和25年) | |||
1951年(昭和26年) | |||
1952年(昭和27年) | 2,783 | ||
1953年(昭和28年) | 3,357 | ||
1954年(昭和29年) | 2,684 | ||
1955年(昭和30年) | 4,025 | ||
1956年(昭和31年) | 4,062 | ||
1957年(昭和32年) | 4,114 | ||
1958年(昭和33年) | 4,082 | ||
1959年(昭和34年) | 3,821 | ||
1960年(昭和35年) | 4,112 | ||
1961年(昭和36年) | 4,374 | ||
1962年(昭和37年) | 4,706 | ||
1963年(昭和38年) | 4,726 | ||
1964年(昭和39年) | 5,138 | ||
1965年(昭和40年) | 5,122 | ||
1966年(昭和41年) | 5,043 | ||
1967年(昭和42年) | 1,240 | 3,329 | 4,569 |
1968年(昭和43年) | 1,238 | 3,257 | 4,495 |
1969年(昭和44年) | 1,200 | 2,951 | 4,151 |
1970年(昭和45年) | 1,206 | 2,644 | 3,850 |
1971年(昭和46年) | 1,210 | 2,326 | 3,536 |
1972年(昭和47年) | 1,209 | 2,431 | 3,640 |
1973年(昭和48年) | 1,477 | 2,390 | 3,867 |
1974年(昭和49年) | 1,504 | 2,461 | 3,965 |
1975年(昭和50年) | 1,474 | 2,262 | 3,736 |
1976年(昭和51年) | 1,429 | 2,152 | 3,581 |
1977年(昭和52年) | 1,242 | 2,017 | 3,259 |
1978年(昭和53年) | 1,173 | 1,237 | 2,410 |
1979年(昭和54年) | 1,100 | 1,286 | 2,386 |
1980年(昭和55年) | 1,095 | 1,860 | 2,955 |
1981年(昭和56年) | 1,022 | 1,688 | 2,710 |
1982年(昭和57年) | 1,059 | 2,158 | 3,217 |
1983年(昭和58年) | 1,037 | 2,117 | 3,154 |
1984年(昭和59年) | 960 | 1,631 | 2,591 |
1985年(昭和60年) | 910 | 1,024 | 1,934 |
1986年(昭和61年) | 1,007 | 1,594 | 2,601 |
1987年(昭和62年) | 1,088 | 1,118 | 2,206 |
1988年(昭和63年) | 1,425 | 1,513 | 2,938 |
1989年(平成元年) | 1,510 | 1,530 | 3,040 |
1990年(平成 | 2年)1,367 | 1,473 | 2,840 |
1991年(平成 | 3年)1,428 | 1,442 | 2,870 |
1992年(平成 | 4年)628 | 1,445 | 2,073 |
1993年(平成 | 5年)606 | 1,423 | 2,029 |
1994年(平成 | 6年)599 | 1,394 | 1,993 |
1995年(平成 | 7年)572 | 1,355 | 1,927 |
1996年(平成 | 8年)540 | 1,359 | 1,899 |
1997年(平成 | 9年)514 | 1,253 | 1,767 |
1998年(平成10年) | 516 | 1,177 | 1,693 |
1999年(平成11年) | 467 | 1,103 | 1,570 |
2000年(平成12年) | 416 | 1,063 | 1,479 |
2001年(平成13年) | 398 | 1,086 | 1,484 |
2002年(平成14年) | 369 | 1,065 | 1,434 |
2003年(平成15年) | 394 | 1,018 | 1,412 |
2004年(平成16年) | 338 | 987 | 1,325 |
2005年(平成17年) | 314 | 965 | 1,279 |
2006年(平成18年) | 321 | 964 | 1,285 |
2007年(平成19年) | 305 | 962 | 1,267 |
2008年(平成20年) | 302 | 945 | 1,248 |
2009年(平成21年) | 278 | 905 | 1,182 |
2010年(平成22年) | 262 | 875 | 1,136 |
2011年(平成23年) | 243 | 854 | 1,098 |
2012年(平成24年) | 241 | 823 | 1,063 |
2013年(平成25年) | 229 | 831 | 1,060 |
2014年(平成26年) | 215 | 771 | 987 |
2015年(平成27年) | 220 | 785 | 1,006 |
2016年(平成28年) | 208 | 760 | 969 |
2017年(平成29年) | 198 | 722 | 921 |
2018年(平成30年) | 189 | 701 | 889 |
2019年(令和元年) | 182 | 652 | 834 |
小浜市の中心部に位置し、学生や通勤客の利用が多い。小浜線(他路線が所属する敦賀駅、東舞鶴駅を除く)では最も利用者数が多い駅である。
駅周辺
[編集]小浜市の代表駅であり、関連施設が集積する。駅前には「はまかぜ通り商店街」がある。国道162号は駅北側、国道27号は駅南側を通る。駅の西側には後瀬山がそびえる。
- 小浜市役所
- 小浜市文化会館
- 小浜城址
- 後瀬山城址[21]
- 愛宕神社 - 後瀬山への登山口を兼ねる[21]。
- 小浜郵便局
- 福井県立若狭高等学校
- 福井銀行小浜支店
- 小浜信用金庫本店
- 杉田玄白記念公立小浜病院
- 若狭消防組合消防本部・若狭消防署
- 山川登美子記念館
- 小浜港
- 小浜市立小浜第二中学校
- 小浜市立小浜小学校
- マーメイドテラス - 八百比丘尼の伝説にちなんだテラス[22]。人魚の像がある[22]。
- 国道27号
- 国道162号
- 福井県道14号小浜停車場線
- 福井県道15号小浜港線
- 福井県道24号小浜上中線
- 福井県道107号泊小浜停車場線
バス路線
[編集]駅前ロータリー内に「小浜駅」停留所があり、下記の各路線が発着する。なお、あいあいバスの路線は「生活路線」と「福祉路線」に分類される[23]。
小浜駅 | |||
---|---|---|---|
乗り場 | 運行事業者 | 系統または路線名・行先 | 備考 |
1 | 西日本ジェイアールバス | 若江線:近江今津駅 | おおむね1時間に1便運行 |
- | あいあいバス[23] (生活路線) |
泊線:泊 田烏線:須ノ浦 池河内線:道の駅 / 池河内 |
日曜はデマンドタクシーで運行(※乗車1時間前までに予約) (池河内線:平日夕方1便は小浜二中止り) |
小屋・須縄線:小浜二中 / 小屋 小屋・谷田部線:道の駅 / 小屋 名田庄線:小浜二中 / 流星館 |
小屋・須縄線:平日のみ運行。小屋方面のうち1便は桂まで。 小屋・谷田部線:日曜運休。小屋方面のうち1便は桂まで(※平日のみ) 名田庄線:曜日を問わず運行。 | ||
- | あいあいバス[23] (福祉路線) |
健康管理センター線:小浜駅 宮川線:加茂 |
運行日(※祝日となる場合は運休):月曜・水曜・金曜 |
宇久・西小川線:宇久 鯉川・加斗線:ショッピングセンター前 / 鯉川ふれあい会館前 |
運行日(※祝日となる場合は運休):月曜・水曜 | ||
下根来・今泉線:長瀬 | 運行日(※祝日となる場合は運休):火曜・木曜 | ||
太良庄・国富線:太良庄公会堂前 | 運行日(※祝日となる場合は運休):火曜・金曜 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 朝日 2010, p. 10.
- ^ a b 川島 2011, p. 57.
- ^ a b 『学研の大図鑑 JR全駅・全駅舎西日本編(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)』学習研究社、2004年4月30日、109頁。
- ^ a b c d 『みどりの券売機プラス 導入日決定のご案内』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2022年2月18日。オリジナルの2022年2月18日時点におけるアーカイブ 。2022年2月18日閲覧。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年10月1日、147頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、509頁。ISBN 978-4-487-74410-7。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、98頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、147頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c “JR小浜駅の待合室、お待たせ2日リニューアルオープン 24→64席に増えてWi-Fiも使える”. 中日新聞 (2024年3月1日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ a b 「福井県内JR駅、新たに16駅無人化 北陸線の5駅はイコカ対応、2030年度までに」『福井新聞ONLINE』福井新聞社、2020年8月26日。オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ。2021年5月9日閲覧。
- ^ a b c d 川島 2011, p. 35.
- ^ a b 朝日 2012, p. 26.
- ^ a b “小浜駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. JR西日本. 2022年10月21日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 14.
- ^ 『平成16年【 夏 】の臨時列車運転について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2004年5月14日。オリジナルの2004年5月29日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『平成17年【夏】の臨時列車の運転(別紙詳細)』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2005年5月20日。オリジナルの2005年5月25日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『平成18年【夏】の臨時列車の運転について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2005年5月19日。オリジナルの2006年6月27日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 朝日 2010, p. 11.
- ^ 「小浜観光の玄関口新装 英語に常時対応」『北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ』福井新聞社、2019年11月21日。
- ^ “8.駅別JR貨客輸送状況(1日平均)” (XIS). 福井県. 2021年3月29日閲覧。
- ^ a b “後瀬山城跡”. 小浜市. 2023年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月6日閲覧。
- ^ a b “マーメイドテラス”. ふくいドットコム. 福井県観光連盟. 2023年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月6日閲覧。
- ^ a b c “あいあいバスの路線図・時刻表”. 小浜市. 2022年9月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線 第2巻 北神戸・福知山エリア』講談社、2011年12月15日。ISBN 978-4-06-295152-4。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 06』朝日新聞出版、2012年9月16日。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2012年9月16日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小浜駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- あなたの駅前物語 小浜駅(福井県) - テレビ朝日