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山口恵梨子

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 山口恵梨子 女流三段
2015年10月4日
名前 山口恵梨子
生年月日 (1991-10-12) 1991年10月12日(33歳)
プロ入り年月日 2008年4月1日(16歳)
女流棋士番号 39
出身地 鳥取県東伯郡三朝町
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 堀口弘治七段
段位 女流三段
女流棋士DB 山口恵梨子
2013年2月16日現在
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女流棋士 山口恵梨子ちゃんねる
YouTube
チャンネル
活動期間 2020年5月 -
ジャンル 将棋
登録者数 11.2万人
総再生回数 13,353,668回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年5月11日時点。
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山口 恵梨子(やまぐち えりこ、1991年10月12日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士堀口弘治七段門下。女流棋士番号は39(2011年3月31日までは63)。

鳥取県東伯郡三朝町出身。山脇学園高等学校を経て、白百合女子大学卒業。

棋歴

女流プロになるまで

6歳・小学1年生のときアマ四段の父親に将棋を習う[1][2]。その1週間後に地元の将棋まつり先崎学七段(当時)に十枚落ちで教わり、プロのすごさに感動する[2]。このときから早くも女流棋士になることを志し、毎日将棋道場に通いつめるようになる[2]。そして、小学3年生のころにはアマ二段となり、二枚落ちでプロ(当時四段の渡辺明)に教わることができるほどまで上達する[2]

2002年、女流アマ名人戦A級で優勝[3]

2003年女流棋士の育成機関である女流育成会に入会[4]2005年度前期に昇級点を獲得し、2007年度後期に2度目の昇級点を獲得して2008年4月1日付けで女流棋士となった[1]

女流プロ入り後

2009年3月25日、第36期女流名人位戦の予選で勝ち、B級リーグ入りを果たした。それにより、女流棋士昇段級規定の1級の条件を満たし、女流1級に昇級した[5]

2009年度、年間成績で10勝10敗と5分の成績を挙げ、女流棋士昇段級規定の初段の条件を満たし、2010年4月1日付で女流初段に昇段した[6]

2016年5月25日、第43期女流名人リーグ清水市代に勝ち、女流初段昇段後60勝で女流二段に昇段した[7]

2024年1月31日、大成建設杯第6期清麗戦予選で中澤沙耶に勝ち、女流二段昇段後100勝で女流三段に昇段した[8]

棋風

  • 得意戦法は中飛車
  • 激しい攻め将棋の棋風から「攻める大和撫子」の異名を持つ[9]

人物

  • 出身地は鳥取県。しかし父の故郷で本籍があるのみで、生まれは大阪府、2歳から東京都在住と述べている[10]
  • 現在も祖父が東伯郡三朝町在住でほぼ毎年訪れており、その縁で同町で自身の名を冠した将棋大会を開いている[11]
  • 2008年に女流棋士になった時の憧れの棋士は上田初美[1]
  • 2010年度後期の「NHK将棋講座」で、講師・高橋道雄のアシスタントを務める。
  • 愛称は「エリリン」[12]
  • ニコニコ生放送等の将棋番組で司会・進行を務めることが多い。
  • 2023年1月8日放送のNHKEテレ番組「将棋フォーカス」にて、一般男性と昨年入籍していたことを報告した[13]

昇段履歴

昇段・昇級規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2003年04月00日女流育成会入会[4]
  • 2008年04月01日: 女流2級(女流育成会昇級点2回目 = 昇級点1回目は2005年度前期)[1] = プロ入り
  • 2009年03月25日: 女流1級(女流名人位戦B級リーグ入り)[5]
  • 2010年04月01日: 女流初段(年度成績指し分け以上・7勝以上/2009年度10勝10敗)[6]
  • 2016年05月25日: 女流二段(勝数規定/女流初段昇段後公式戦60勝)[7]
  • 2024年01月31日: 女流三段(勝数規定/女流二段昇段後公式戦100勝、女流通算173勝154敗)[8][14][15]

主な成績

出演

テレビ

ウェブテレビ

ゲーム

  • 将棋新世紀 PonaX(ポナックス)(2014年5月30日、マイナビ)読み上げ ※パソコン用ソフト[20]
  • 千里の棋譜~現代将棋ミステリー~(2020年2月27日、KEMCOミスタ・ストーリーズ)※PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用ソフト、推理ゲーム

DVD

  • 詰手筋DVDブック(2018年7月24日、浦野真彦ルーク) 付属DVDで聞き手として参加

著作

  • アライコウ 著「将棋文化・歴史・専門用語がわかる! 将棋番組が10倍楽しくなる本」(2019年5月25日、ビジネス教育出版社) コラムを執筆
  • さくらはな。& 山口恵梨子 著「山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々」(2020年11月26日、竹書房) 将棋のプロって普段はどんな生活してるの?そんな疑問を解消するために山口恵梨子女流二段に密着。対局、解説、レポーター、イベント、インタビューなどのお仕事から、ゲーム、温泉旅行、お買い物、食事などのプライベートにまで迫る。女流棋士の日常の秘密が明かされるゆるふわエッセイ。
  • さくらはな。& 山口恵梨子 著「山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 攻める大和撫子編」(2022年5月26日、竹書房) 「山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々」の続編[21]
  • 「将棋・読むだけレッスン 初段を目指そう!」(2023年8月29日、マイナビ出版)
  • さくらはな。& 山口恵梨子 著「山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 将棋のお仕事出張編」(2024年2月29日、竹書房) ISBN 9784801938885 「山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々」の3巻目[22]

脚注

  1. ^ a b c d 山口恵梨子女流育成会員が新女流棋士に!”. 日本将棋連盟 (2008年3月16日). 2018年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d 2010年10月10日放送「NHK将棋講座
  3. ^ 日本将棋連盟女流アマ名人戦ページ
  4. ^ a b 2003年度前期女流育成会Bクラス』日本将棋連盟https://www.shogi.or.jp/match/ikusei/2003_zen/index_b.html 
  5. ^ a b 山口恵梨子女流2級が女流1級に昇級(3月25日付)”. 日本将棋連盟 (2009年3月26日). 2021年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
  6. ^ a b 2010年4月1日付昇段・昇級者』日本将棋連盟、2010年4月1日https://www.shogi.or.jp/news/2010/04/201041.html 
  7. ^ a b 山口恵梨子女流初段が女流二段に昇段』日本将棋連盟、2016年5月26日https://www.shogi.or.jp/news/2016/05/post_1406.html 
  8. ^ a b 山口恵梨子女流二段が女流三段に昇段』日本将棋連盟、2024年2月1日https://www.shogi.or.jp/news/2024/02/post_2395.html 
  9. ^ 女子力より棋力を磨きたい 山口恵梨子女流初段に聞く”. 朝日新聞社 (2015年4月3日). 2015年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月15日閲覧。
  10. ^ 鳥取県出身初の女流棋士誕生 16歳の山口さん”. 日本海新聞 (2008年5月9日). 2014年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月13日閲覧。
  11. ^ 山口恵梨子杯来てね きょうから三朝で将棋大会読売新聞  地域ニュース鳥取面 2014年11月8日
  12. ^ 「新春スペシャル座談会 - 高見泰地叡王 X 斎藤慎太郎王座 X 山口恵梨子女流二段 - 激変する将棋界、新しい棋士像」、『将棋世界』(2019年1月号)、日本将棋連盟 pp. 3-14
  13. ^ 「将棋フォーカス」司会の山口恵梨子女流二段が番組で結婚発表 サバンナ・高橋に続きMC連続婚”. スポーツ報知. 2023年1月8日閲覧。
  14. ^ 女流棋士通算成績(2024年1月31日対局分まで)|成績・ランキング』日本将棋連盟、2024年2月1日。オリジナルの2024年2月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240201043925/https://www.shogi.or.jp/game/record/all_lady.html 
  15. ^ 山口恵梨子|女流棋士データベース』日本将棋連盟、2024年2月1日。オリジナルの2024年2月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240201044921/https://www.shogi.or.jp/sp/player/lady/39.html 
  16. ^ 山口恵梨子女流二段、藤井棋聖の封じ手に興奮「恋愛ドラマでいうとヒロイン捨てた」”. SANSPO.COM(サンスポ) (2020年8月20日). 2020年8月23日閲覧。
  17. ^ AbemaTV 将棋講座”. AbemaTV. 2017年9月25日閲覧。
  18. ^ ニコファーレ, 【叡王戦開催記念】チーム対抗 詰将棋カラオケ|スケジュール|nicofarre. “【叡王戦開催記念】チーム対抗 詰将棋カラオケ|スケジュール|nicofarre ニコファーレ”. nicofarre.jp. 2018年4月17日閲覧。
  19. ^ 【叡王戦記念特番】東西対抗 詰将棋カラオケ”. ニコニコ生放送 (2019年3月30日). 2020年3月21日閲覧。
  20. ^ Gamer (2014年5月12日). “将棋電王戦で現役プロ棋士に初勝利を収めた初代電王“Ponanza”がPC「将棋新世紀 PonaX」としてゲーム化―発売日は5月30日|ゲーム情報サイト Gamer”. www.gamer.ne.jp. 2020年3月21日閲覧。
  21. ^ 将棋の対局でも、私生活でも…“攻める大和撫子”山口恵梨子女流二段の素顔とは”. 文春オンライン (2022年6月5日). 2022年6月5日閲覧。
  22. ^ 山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 将棋のお仕事出張編|書籍|竹書房 -TAKESHOBO-”. 竹書房. 2024年2月29日閲覧。

関連項目

外部リンク