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斎田晴子

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

 斎田晴子 女流五段
名前 斎田晴子
生年月日 (1966-12-04) 1966年12月4日（58歳）
プロ入り年月日 1986年4月1日（19歳）
女流棋士番号 9
出身地 神奈川県横須賀市
所属 日本将棋連盟（関東）
師匠 佐伯昌優九段
段位 女流五段
女流棋士DB 斎田晴子
戦績
タイトル獲得合計 4期
女流名人1期
女流王将2期
倉敷藤花1期
一般棋戦優勝回数 2回
2010年3月22日現在
テンプレートを表示

斎田 晴子（さいだ はるこ、1966年12月4日 - ）は、日本将棋連盟所属の女流棋士。神奈川県横須賀市出身。神奈川県立湘南高等学校卒業。佐伯昌優九段門下。女流棋士番号9（2011年3月31日までの旧番号は21）。2023年から日本将棋連盟非常勤理事。

略歴

人物

  • 女流棋士になったきっかけは、清水市代、中井広恵、林葉直子といった同世代の女流棋士に刺激を受けてのことである。
  • 主な戦法は振り飛車。かつては四間飛車を指すことが非常に多かったことから、「ミス四間飛車」と呼ばれていたが、2002年前後から中飛車（ゴキゲン中飛車、5筋位取り中飛車など）も積極的に採用するようになり、「振り飛車クイーン」とも呼ばれるようになった。
  • 棋士（いわゆる男性棋士）との公式戦での対戦勝率は、2割4分前後であるとはいえ、清水・中井を上回る。また、第4期銀河戦（当時は、非公式戦）でベスト8に入っている。
  • 第8期銀河戦では師匠の佐伯昌優と対局した。女流棋士が公式戦で男性の師匠と戦ったのは史上初。
  • 2006年に倉敷藤花を獲得。39歳11ヶ月は当時の最年長女流タイトル獲得記録（のちに清水が2009年に40歳1ヶ月で更新）。

昇級・昇段履歴

主な成績

獲得タイトル

タイトル獲得 合計4期
タイトル戦登場
  • 女流名人：4回（1993年度=第20期、2000-2001、2007）
  • 女流王将：5回（1990年度=第13期、1993-1994、1996-1997）
  • 倉敷藤花：3回（1995年度=第3期、2006-2007）
登場回数 合計12回

棋戦優勝

その他の棋戦

  • 銀河戦 - 決勝トーナメント進出（第4期=非公式戦、女流では初）

将棋大賞

表彰

  • 2010年11月 現役勤続25年 [2]

年度別成績

女流棋戦（公式戦）成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1985-1989
(累計) 		92 64 28
1990年度 27 19 8 0.7037 [3]
1985-1990
(小計) 		119 83 36
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1991年度 31 20 11 0.6452 [4]
1992年度 23 15 8 0.6522 [5]
1993年度 31 24 7 0.7742 [6]
1994年度 27 20 7 0.7407 [7]
1995年度 34 25 9 0.7353 [8]
1996年度 29 19 10 0.6552 [9]
1997年度 26 15 11 0.5769 [10]
1998年度 27 13 14 0.4815 [11]
1999年度 31 20 11 0.6452 [12]
2000年度 32 20 12 0.6250 [13]
1991-2000
(小計) 		291 191 100
(累計) 410 274 136 0.6683 [13]
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2001年度 28 19 9 0.6785 [14]
2002年度 28 14 14 0.5000 [15]
2003年度 25 15 10 0.6000 [16]
2004年度 36 24 12 0.6666 [17]
2005年度 21 12 9 0.5714 [18]
2006年度 25 17 8 0.6800 [19]
2007年度 27 13 14 0.4814 [20]
2008年度 20 9 11 0.4500 [21]
2009年度 22 14 8 0.6363 [22]
2010年度 17 8 9 0.4705 [23]
2001-2010
(小計) 		249 145 104
(累計) 659 419 240
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2011年度 26 14 12 0.5384 [24]
2012年度 17 3 14 0.1764 [25]
2013年度 7 1 6 0.1428 [26]
2014年度 12 5 7 0.4166 [27]
2015年度 11 6 5 0.5454 [28]
2016年度 9 2 7 0.2222 [29]
2017年度 9 3 6 0.3333 [30]
2018年度 9 1 8 0.1111 [31]
2019年度 15 6 9 0.4000 [32]
2020年度 14 5 9 0.3571 [33]
2011-2020
(小計) 		129 46 83
(累計) 788 465 323
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021年度 22 7 15 0.3181 [34]
2022年度 18 3 15 0.1666 [35]
2023年度 19 5 14 0.2631 [36]
2021-2023
(小計) 		59 15 44
通算 847 480 367 0.5667 [37]
2023年度まで
棋士公式棋戦（男性棋戦）成績
年度成績 通算成績
対局数 勝数 負数 勝率 (出典) 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1994年度 6 2 4 0.3333 [7] 6 2 4 0.3333 [7]
1995年度 4 1 3 0.2500 [8] 10 3 7 0.3000 [8]
1996年度 - - - -.---- [9] 10 3 7 0.3000 [9]
1997年度 3 0 3 0.0000 [10] 13 3 10 0.2308 [10]
1998年度 4 1 3 0.2500 [11] 17 4 13 0.2353 [11]
1999年度 4 3 1 0.7500 [12] 21 7 14 0.3333 [12]
2000年度 1 0 1 0.0000 [13] 22 7 15 0.3181 [13]
1994-2000
(小計) 		22 7 15 0.3181 [13]
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典) 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2001年度 8 1 7 0.1250 [14] 30 8 22 0.2667 [14]
2002年度 1 0 1 0.0000 [15] 31 8 23 0.2581 [15]
2003-2006 - - - -.---- - - - -.----
2007年度 5 1 4 0.2000 [20] 36 9 27 0.2500 [20]
2008年度 1 0 1 0.0000 [21] 37 9 28 0.2432 [21]
2001-2008
(小計) 		15 2 13 0.1333 [21]
2009-2023 - - - -.---- - - - -.----
通算 37 9 28 0.2432 [37]
2023年度まで

日本将棋連盟 役員

  • 2019年6月7日 - 2021年6月4日：日本将棋連盟 非常勤理事[38]
  • 2021年6月4日 - 2023年6月9日：日本将棋連盟 非常勤理事[39]
  • 2023年6月9日 - 0000年0月0日：日本将棋連盟 非常勤理事[40]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ “斎田晴子女流四段が女流五段に昇段”. 日本将棋連盟. 将棋ニュース (2011年6月10日). 2023年11月27日閲覧。
  2. ^ 「第36回「将棋の日」表彰・感謝の式典の模様」『日本将棋連盟』2010年11月17日。
  3. ^ 1990年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  4. ^ 1991年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  5. ^ 1992年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  6. ^ 1993年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  7. ^ a b c 1994年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  8. ^ a b c 1995年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  9. ^ a b c 1996年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  10. ^ a b c 1997年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  11. ^ a b c 1998年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  12. ^ a b c 1999年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  13. ^ a b c d e 2000年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  14. ^ a b c 2002年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2016年8月7日時点のアーカイブ）
  15. ^ a b c 2002年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2012年9月25日時点のアーカイブ）
  16. ^ 2003年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2016年4月7日時点のアーカイブ）
  17. ^ 2004年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2016年4月7日時点のアーカイブ）
  18. ^ 2005年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2016年4月7日時点のアーカイブ）
  19. ^ 2006年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2016年4月7日時点のアーカイブ）
  20. ^ a b c 2007年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2015年9月25日時点のアーカイブ）
  21. ^ a b c d 2008年度女流成績一覧 - 日本将棋連盟（2015年9月25日時点のアーカイブ）
  22. ^ 2009年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  23. ^ 2010年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  24. ^ 2011年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  25. ^ 2012年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  26. ^ 2013年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  27. ^ 2014年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  28. ^ 2015年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  29. ^ 2016年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  30. ^ 2017年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  31. ^ 2018年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  32. ^ 2019年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  33. ^ 2020年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  34. ^ 2021年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  35. ^ 2022年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  36. ^ 2023年度女流棋士成績・記録 - 日本将棋連盟
  37. ^ a b 女流棋士通算成績（2024年3月31日対局分まで） - 日本将棋連盟（2024年4月1日時点のアーカイブ）
  38. ^ 「日本将棋連盟新役員のお知らせ」『日本将棋連盟』2019年6月7日。
  39. ^ 「第72回通常総会ご報告」『日本将棋連盟』2021年6月4日。
  40. ^ 「日本将棋連盟新役員のお知らせ」『日本将棋連盟』2023年6月9日。

関連項目

外部リンク

タイトル保持者
【4名】
永世称号
有資格者
  •  女流七段  清水市代（クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花）
  •  女流六段  中井広恵（クイーン名人）
女流五段 【 3名】
女流四段 【 8名】
女流三段 【11名】
女流二段 【21名】
女流初段 【18名】
女流1級 【 9名】
女流2級 【 8名】
現役女流棋士 全82名（2025年1月1日時点）/ △は2024年度の昇段
詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。
白玲
A級
B級
C級
D級
次期参加
休場
数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数（3つで女流順位戦の参加資格を失う）
「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士（当期は未参加） / 「休場」は第1期からの休場者（棋戦未参加）
 
女流タイトル（3冠）4期
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
永世資格
クイーン名人
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
永世資格
クイーン王将
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
永世資格
クイーン倉敷藤花
1980年代
1990年代
2000年代
関連項目
2006年（第20回）で終了、マイナビ女子オープンに移行。
2000年代
2010年代
2020年代
第45回から優秀女流棋士賞、第44回までは女流棋士賞。第26回までは女流棋士賞が女流の最高賞であったため、第26回以前は第27回創設の最優秀女流棋士賞として扱う。括弧内は受賞年。前年度の活躍が対象。
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