広州 (河南省)

広州（こうしゅう）は、中国にかつて存在した州。南北朝時代から隋代にかけて、現在の河南省中南部に設置された。広東省の広州とは別行政区画である。

魏晋南北朝時代

北魏の永安年間に広州が設置された。州治は魯陽県に置かれた。東魏の武定年間に魯陽県が陥落すると、州治は襄城県に移された。広州は南陽郡・順陽郡・定陵郡・魯陽郡・汝南郡・漢広郡・襄城郡の7郡15県を管轄した。

隋代

605年（大業元年）、隋により広州は廃止され、その管轄県は伊州・許州・淮州に移管された。隋代の行政区分に関しては下表を参照。

広州の行政区画変遷
州	伊州				許州				淮州			蒙州
郡	魯陽郡	南陽郡	武山郡	順陽郡	襄城郡	南襄城郡	漢広郡	定陵郡	舞陰郡	期城郡	襄邑郡
県	魯山県 河山県	南陽県	雉陽県 滍陽県	汝南県	襄城県 繁昌県	葉県 定南県	汝墳県	北舞県	舞陰県	臨舞県 東舞陽県	北平県	方城県 澧水県