有賀氏
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有賀氏(あるがし)は、諏訪氏庶流で代々諏訪郡有賀郷の地を領していた。有賀城を築いた一族という[1]。現長野県である信濃国諏訪郡有賀郷が起源(ルーツ)であり、諏訪神党(神家一党33氏)として南北朝時代は宗家の諏訪氏ともども南朝方となる。
末裔は帰農した者の他、武家として残った有賀勝慶は、武田勝頼の家臣となり、天正10年(1582年)の織田信長の甲州征伐の際に、天目山で勝頼を守って討ち死にした。
注釈
[編集]脚注
[編集]- ^ 諏訪八勝. 杉田宰治 編 (杉田宰治, 1902)
参考文献
[編集]- 太田亮『姓氏家系大辞典 第2巻』姓氏家系大辞典刊行会、1934年。
- 大和岩雄『信濃古代史考』名著出版、1990年。ISBN 978-4-626-01363-7。
- 金井典美『諏訪信仰史』名著出版、1982年。 NCID BN01626104。
- 古部族研究会 編『諏訪信仰の発生と展開』人間社〈日本原初考 3〉、2018年。ISBN 978-4-908-62717-0。
- 諏訪市史編纂委員会 編『諏訪市史 上巻 (原始・古代・中世)』諏訪市、1995年。 NCID BN02906048。
- 塚田正朋『長野県の歴史』山川出版社〈県史シリーズ 20〉、1974年。
- 寺田鎮子、鷲尾徹太『諏訪明神―カミ信仰の原像』岩田書店、2010年。ISBN 978-4-8729-4608-6。
- 平山優『川中島の戦い 上』学研M文庫、2002年。
- 平山優『天正壬午の乱 本能寺の変と東国戦国史』学研パブリッシング、2011年。
- 楠町史編纂委員会 編『楠町史』楠町教育委員会、1978年。doi:10.11501/9569871 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 系図
- 神氏系図(前田古写本之写)
- 千野家本神家系図 (別本神氏系図・神家系図)(『諏訪史料叢書 巻28』収録)
- 神氏系図 称一族系図(大祝家本)(『諏訪史料叢書 巻28』収録)
- 諏訪家譜 (『諏訪史料叢書 巻27』収録)
- 『補修諏訪氏系図 正編』(延川和彦著、飯田好太郎編、1921年)
- 『補修諏訪氏系図 続編』(延川和彦著、飯田好太郎編、1921年)
- 史料
- 諏訪社上社年内神事次第旧記(『信濃史料 巻11』収録)
- 守矢頼真書留(『甲斐叢書 第8巻』収録)
- 守矢家諸記録類(『諏訪史料叢書 巻26』収録)
- 信濃国一宮諏訪本社上宮御鎮座秘伝記(諏訪頼忠 著、『信濃史料 巻十一』収録)
- 諏訪上宮社例記写(諏方頼啓 著)