木曽川橋駅
表示
木曽川橋駅 | |
---|---|
電化前の様子。 手前に伸びる線路は木曽川港方面の貨物線。 | |
きそがわばし KISOGAWA-BASHI | |
◄里小牧 (1.1 km) (0.9 km) 木曽川港*► | |
所在地 | 愛知県一宮市北方町 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 尾西線 |
キロ程 | 33.8 km(弥富起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)8月4日 |
廃止年月日 | 1959年(昭和34年)11月25日 |
備考 | *貨物駅 |
木曽川橋駅(きそがわばしえき)は、現在の愛知県一宮市北方町にあった、名古屋鉄道尾西線の駅。
歴史
[編集]現在の玉ノ井駅から先にあった廃止区間(玉ノ井駅・木曽川港駅間)に存在した駅である。木曽川港駅は貨物駅であったため、旅客駅としての終点は木曽川橋駅であった。一時期、一ノ宮駅(現名鉄一宮駅)・木曽川橋駅間を木曽川線と称していた。
駅名は1910年(明治43年)に架橋された木曽川橋(木製)より。この木曽川橋は1937年(昭和12年)に木曽川橋(旧道路法国道12号→新道路法国道22号→岐阜県道・愛知県道14号岐阜稲沢線)の架橋により撤去されている。橋脚跡は残っている。木曽川橋から木曽川橋駅までの距離は約300m。
名岐鉄道名岐線(現在の名鉄名古屋本線)の新一宮から岐阜までが1935年(昭和10年)に開通し、同線が全通する以前は名古屋と岐阜を結ぶ路線でもあった。当時は、名古屋側のターミナルであった柳橋駅から木曽川線を直通する急行が運転され、この乗客は終点の木曽川橋駅から木曽川対岸の笠松駅(初代笠松駅。現在の駅より南にあった。笠松駅、笠松口駅の項目も参照)までを徒歩(のちにバス)で移動し、そこから再び鉄道で岐阜方面へと向かう、という方式がとられていた。
- 1914年(大正3年)8月4日 - 尾西鉄道により新一宮駅・当駅間が開業した際に開設。
- 1918年(大正7年)5月1日 - 貨物線として当駅・木曽川港駅間が開業。
- 1922年(大正11年)7月10日 - 新一宮駅・木曽川港駅間が電化。
- 1925年(大正14年)8月1日 - 買収により名古屋鉄道尾西線の駅となる。
- 1944年(昭和19年)3月21日 - 奥町駅・木曽川港駅間が不要不急路線に指定され休止。
- 1959年(昭和34年)11月25日 - 休止中の玉ノ井駅・木曽川港駅間の廃止に伴い廃駅。
配線図
[編集] → 新一宮方面 |
||
凡例 出典:[1] |
現在
[編集]- 駅跡は民有地になっているが、プラットホームの痕跡がある。かつてのプラットホームの上に民家が建っている。
- 近くにある北方西保育園のグラウンドに「尾西鉄道木曽川橋駅跡」の説明看板がある。
- 名鉄名古屋本線木曽川堤駅から南西へ約600m付近である。
脚注
[編集]- ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』、アルファベータブックス、2019年、p.184、ISBN 978-4865988475