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東金駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東金駅
西口(2024年5月)
とうがね
Tōgane
福俵 (2.5 km)
(3.8 km) 求名
地図
所在地 千葉県東金市東金585
北緯35度33分36.9秒 東経140度21分48.9秒 / 北緯35.560250度 東経140.363583度 / 35.560250; 140.363583座標: 北緯35度33分36.9秒 東経140度21分48.9秒 / 北緯35.560250度 東経140.363583度 / 35.560250; 140.363583
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東金線
キロ程 5.8 km(大網起点)
電報略号 トカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,908人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1900年明治33年)6月30日[1]
備考 業務委託駅
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東口(2024年5月)

東金駅(とうがねえき)は、千葉県東金市東金にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東金線である。1961年昭和36年)までは、当駅から九十九里鉄道が伸びていた。

歴史

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山武地域一帯における中心都市の東金市中心部に位置する。開業したのは1900年明治33年)6月のことで、日本では早い部類に属している。当時の房総鉄道の目的地は東金であったが住民の反対に遭い、やむなく大網まで開通させた後、大網駅 - 当駅間を開通させ、当初の目的が達成されたものである。

開業してから僅か7年後の1907年(明治40年)9月には鉄道国有法により房総鉄道が国に買収され、国鉄の駅となった。1909年(明治42年)に大網駅 - 当駅間が東金線として分離されるまでは東金線の方が本線であり、外房線支線だった。当時は大網駅 - 当駅間に途中駅は無く、大網駅からただ1駅のみの路線であったが、1911年(明治44年)11月に当駅 - 成東駅間延伸を果たした。

1926年大正15年)11月には当駅に九十九里軌道が接続した。九十九里軌道はその名の通り九十九里海岸沿いの片貝駅までを結んでいた鉄道である。海水浴客で満員になるなど賑わいも見せたが、モータリゼーションの影響もあり、九十九里鉄道に社名を変更したものの、1961年昭和36年)には鉄道を廃止してバス事業に専念することとなった。事情により1972年頃までは駅構内、車両共に荒廃状態で残存していたが、区画整理事業に伴い整理された。1973年(昭和48年)9月には国鉄東金線全線の電化が完成、当駅にも電車が発着するようになった。そして1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となって現在に至っている。

年表

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホームの1面に接して木造平屋で天井が高い駅舎がある。駅舎脇には今は使われていない切欠きホームがある。

互いのホームはエレベーター跨線橋で連絡している。これに平行して駅の外にも跨線橋がある。これは駅舎出入口は線路から見て北西側にある西口のみであるため、駅の北西と南東を連絡するために設けられたもので、駅の東側は駅舎出入口はないが東口と呼ばれている。駅構外の跨線橋にはエスカレーター・エレベーターなどのバリアフリー設備は無く、近隣の踏切道を利用する。特に駅構内跨線橋エレベーターが設置される以前は、2番線発着の列車を利用する場合、駅構外・構内と2度もほぼ同じ場所にある跨線橋を渡る必要があった。近年駅構内には跨線橋エレベーター(2基)の他、誘導の為の点字ブロックや改札内多機能トイレが、自動改札機上にはLED発車標がそれぞれ設置された。

トイレは改札内外の双方に設置されており、いずれも多機能トイレを併設した男女別水洗式である。多機能トイレは現在のトイレが整備された当初は改札外のみの設置であったが、改札内にも通常のトイレとは駅舎を挟んで反対側に増設された。現在のトイレが整備される前は、改札内外双方から入れる構造で男女共用の汲み取り式であった。

茂原統括センター(大網駅)管理のJR東日本ステーションサービスによる業務委託駅で、自動改札機Suica使用可能)・指定席券売機が設置されている。みどりの窓口2006年平成18年)4月1日に閉鎖され、新たに「もしもし券売機Kaeruくん」が設置された[1] が指定席券売機の設置に伴い2012年3月14日に廃止された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1・2 東金線 下り 成東方面[4]
上り 大網方面[4]

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 1番線を上下本線とした1線スルー構造であり、1・2番線いずれも両方面からの到着及び出発が可能である。
  • ホームは6両編成まで対応する。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員3,908人である。

1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 5,346 [* 1]
1991年(平成03年) 5,449 [* 2]
1992年(平成04年) 5,553 [* 3]
1993年(平成05年) 5,609 [* 4]
1994年(平成06年) 5,511 [* 5]
1995年(平成07年) 5,380 [* 6]
1996年(平成08年) 5,266 [* 7]
1997年(平成09年) 5,010 [* 8]
1998年(平成10年) 4,832 [* 9]
1999年(平成11年) 4,649 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]4,700 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]4,717 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]4,772 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]4,584 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]4,615 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]4,596 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]4,640 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]4,617 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]4,636 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]4,530 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]4,530 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]4,482 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]4,516 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]4,539 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]4,356 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]4,339 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]4,289 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]4,256 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]4,238 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]4,187 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]3,170
2021年(令和03年) [JR 22]3,521
2022年(令和04年) [JR 23]3,791
2023年(令和05年) [JR 24]3,908

駅周辺

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東口駅前ロータリー(2019年3月)

東金市中心部に位置し、東金市役所の最寄り。東金市街地は当駅を中心として広がっている。駅の東側には市役所や官庁などの公共施設が集中しているが、古くからある駅前商店街は西口側にあり、南東側に東金ショッピングセンター サンピアがある。駅東側から国道126号バイパスまでの区域が東金市の商業中心地へ置換わっており、特に国道126号バイパス沿いは大型商業施設(ロードサイド店舗)が年々増えている。2015年平成27年)3月には駅前にマンションが完成した。

主な商業施設

東金ショッピングセンター サンピア

バス路線

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九十九里鉄道バス(西口ロータリー)

駅前はロータリーやバス・タクシープールが整備され、九十九里鉄道バス小湊鉄道バスなどの各種バスが発着する。九十九里鉄道バスは、駅前にバス案内所を設けている。東京駅八重洲口へ向かう路線は千葉県道119号東金源線に沿って運行しており、「東金駅入口」停留所は駅改札口(西口)を直進し、同県道との交差点を右折した場所にある。

乗り場 停留所名 運行事業者 系統・行先 備考
1番線 東金駅 九十九里鉄道 片貝線片貝駅 / 本須賀 / サンライズ九十九里 / 東金駅  
2番線 豊海線:片貝駅 / 白里 / 東金駅  
13番線 東金レイクサイドヒル線:東金駅  
14番線 八街線八街駅  
千葉学芸高校線千葉学芸高校
東金商業高校線東金商業高校
 
東金駅入口 ちばフラワーバス シーサイドライナーバスターミナル東京八重洲
フラワーライナーJR千葉駅 / 成東車庫
千葉線:JR千葉駅 / 中野操車場 / 成東駅
 
東金駅東口 九十九里鉄道 九十九里ライナー:片貝駅 / JR千葉駅 / 大網駅  
東金駅西口 レイクサイドライナー・レイクサイドヒル線:JR千葉駅
東千葉メディカルセンター線:東千葉メディカルセンター
 
東金市役所前 東金市内循環バス 福岡路線豊成路線:東金市役所前  

小湊鉄道の大網駅→求名駅間の深夜バスも東金駅バス停で降車扱いを行う。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
東金線
福俵駅 - 東金駅 - 求名駅

かつて存在した路線

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九十九里鉄道
東金駅 - 堀上駅wikidata

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、26-27頁。 
  2. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、629頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 駅業務外注化を許さない!今後10年で400名が退職-必要なのは、定年延長だ!”. 国鉄千葉動力車労働組合 (2014年11月16日). 2020年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月8日閲覧。
  4. ^ a b 時刻表 東金駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月18日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
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  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
  2. ^ 東金市統計書 - 東金市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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