「JR北海道733系電車」の版間の差分
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|pxl = 300px |
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|画像説明 = 733系電車B-102編成<br/>(2012年6月 / 函館本線 江別 - 高砂間) |
|画像説明 = 733系電車B-102編成<br />(2012年6月 / 函館本線 江別 - 高砂間) |
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|unit = self |
|unit = self |
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|編成 = 3両編成([[MT比]]1M2T)<br/>6両編成 |
|編成 = 3両編成([[MT比]]1M2T)<br />6両編成(MT比2M4T) |
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|営業最高速度 = 120[[キロメートル毎時|km/h]]<ref name="rj548-81"/> |
|営業最高速度 = 120 [[キロメートル毎時|km/h]]<ref name="rj548-81" /> |
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|設計最高速度 = |
|設計最高速度 = 130 km/h<ref name="rj548-81" /> |
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|最高速度 = |
|最高速度 = |
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|起動加速度 = 2.2[[メートル毎秒毎秒|km/h/s]]([[応荷重装置|応荷重]]164%で |
|起動加速度 = 2.2 [[メートル毎秒毎秒|km/h/s]]([[応荷重装置|応荷重]]164 %で60 km/h以下)<ref name="rj548-81" /><br/>1.3 km/h/s(130 km/hまで)<ref name="rj548-81" /> |
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|減速度(常用最大) = |
|減速度(常用最大) = |
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|減速度(非常) = |
|減速度(非常) = |
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|車両定員 = [[#形式および番台区分|形式および番台区分]]を参照 |
|車両定員 = [[#形式および番台区分|形式および番台区分]]を参照 |
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|全長 = 21,670 |
|全長 = 21,670 mm(Tc1・Tc2)<ref name="rj548-80"/><br/>21,300mm (M) <ref name="rj548-80"/> |
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|全幅 = 2,915. |
|全幅 = 2,915.3 mm<ref name="rj548-81"/> |
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|全高 = 4, |
|全高 = 4,045 mm(Tc1・Tc2)<ref name="rj548-81"/><br/>4,260 mm(M・パンタ折り畳み高さ)<ref name="rj548-81"/> |
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|車体長 = 21, |
|車体長 = 21,200 mm(Tc1・Tc2)<ref name="rj548-81"/><br/>20,800 mm (M) <ref name="rj548-81"/> |
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|車体幅 = 2, |
|車体幅 = 2,892 mm<ref name="rj548-81"/> |
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|車体高 = 4, |
|車体高 = 4,045 mm<ref name="rj548-80"/> |
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|車体材質 = [[ステンレス鋼|ステンレス]] |
|車体材質 = [[ステンレス鋼|ステンレス]] |
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|車両質量 = [[#形式および番台区分|形式および番台区分]]を参照 |
|車両質量 = [[#形式および番台区分|形式および番台区分]]を参照 |
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|軌間 = 1, |
|軌間 = 1,067 mm ([[狭軌]]) |
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|電気方式 = [[交流電化|交流]]20,000[[ボルト (単位)|V]] 50[[ヘルツ|Hz]]<br/>([[架空電車線方式]]) |
|電気方式 = [[交流電化|交流]]20,000 [[ボルト (単位)|V]] 50 [[ヘルツ|Hz]]<br/>([[架空電車線方式]]) |
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|主電動機 = N-MT731A([[かご形三相誘導電動機]])<ref name="rj548-81"/><br/>[[東芝]]製<br/>[[三菱電機]]製 |
|主電動機 = N-MT731A([[かご形三相誘導電動機]])<ref name="rj548-81"/><br/>[[東芝]]製<br/>[[三菱電機]]製 |
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|主電動機出力 = |
|主電動機出力 = 230 [[キロ|k]][[ワット|W]]<ref name="rj548-81"/>(1時間定格) |
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|搭載数 = 4基/両 |
|搭載数 = 4基/両 |
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|端子電圧 = 1, |
|端子電圧 = 1,100 V<ref name="rj548-81"/> |
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|歯車比 = 93:19 (4.89) <ref name="rj548-81"/> |
|歯車比 = 93:19 (4.89) <ref name="rj548-81"/> |
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|駆動装置 = [[TD平行カルダン駆動方式|TD継手式平行カルダン軸駆動方式]]<ref name="rj548-81"/> |
|駆動装置 = [[TD平行カルダン駆動方式|TD継手式平行カルダン軸駆動方式]]<ref name="rj548-81"/> |
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== 登場の経緯 == |
== 登場の経緯 == |
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2012年に計画されていた[[札沼線]](学園都市線)の[[桑園駅]] - [[北海道医療大学駅]]間[[鉄道の電化|電化]]開業にあわせ、[[札幌都市圏]]の輸送力増強を目的に登場した車両である<ref name="rj548-79"/><ref |
2012年に計画されていた[[札沼線]](学園都市線)の[[桑園駅]] - [[北海道医療大学駅]]間[[鉄道の電化|電化]]開業にあわせ、[[札幌都市圏]]の輸送力増強を目的に登場した車両である<ref name="rj548-79" /><ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20120314-1" />。 |
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JR北海道では、2010年に[[アルミニウム合金]]製車体の状態を検証する目的で[[JR北海道735系電車|735系電車]]<!--A-trainであるとは言及していない-->を製造しており、2年間の[[試運転]]を経て問題がないことは確認されていた<ref name="rj550-30"/>。しかし、アルミニウム合金製の車体の本格的な導入については、長期的に運用した上で検討する方向性となり、実績のある[[ステンレス鋼|ステンレス]]車体での増備を行っていくことになった<ref name="rj550-30"/>。形式称号は、731系の設計思想を踏襲した車両として<ref name="rj548-79"/>、欠番となっていた733系とした。 |
JR北海道では、2010年に[[アルミニウム合金]]製車体の状態を検証する目的で[[JR北海道735系電車|735系電車]]<!--A-trainであるとは言及していない-->を製造しており、2年間の[[試運転]]を経て問題がないことは確認されていた<ref name="rj550-30" />。しかし、アルミニウム合金製の車体の本格的な導入については、長期的に運用した上で検討する方向性となり、実績のある[[ステンレス鋼|ステンレス]]車体での増備を行っていくことになった<ref name="rj550-30" />。形式称号は、731系の設計思想を踏襲した車両として<ref name="rj548-79"/>、欠番となっていた733系とした。 |
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2014年5月14日には、JR北海道が3次車として、快速「[[エアポート (列車)|エアポート]]」用の3000番台(6両編成)を5編成増備すると発表<ref |
2014年5月14日には、JR北海道が3次車として、快速「[[エアポート (列車)|エアポート]]」用の3000番台(6両編成)を5編成増備すると発表<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20140514-1" />。全30両の製造費用は約55億円。6月17日に第一編成(B-3101 + B-3201編成)が札幌運転所で報道公開された<ref group="新聞" name="hokkaido-np 2014-06-17 news/economic/545787" />。新たに、サハ733形が新形式として登場したほか、客室照明はすべてLED照明となり、デッキを廃止してステップレス化により通路が広くなった。また、全閉式主電動機の採用により、外部からの雪を分離して主電動機冷却用の冷却風を送り込んでいた雪切室がなくなり、乗車定員が721系(6両編成)と比較して8%増加した。座席が[[JR北海道721系電車|721系電車]]の[[鉄道車両の座席#転換式クロスシート(転換腰掛)|転換式クロスシート]]から[[鉄道車両の座席#片持ち式座席|片持ち式]][[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]に変更されたほか、4号車のサハ733-3200は、回転式リクライニングシートを備えた指定席「[[uシート]]」となっている。同年7月中旬から11月下旬にかけて順次投入され、快速「エアポート」用車両の4割が本系列に置き換えられた。 |
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2014年11月20日には、JR北海道が[[函館駅]] - [[渡島大野駅|新函館北斗駅]]間のアクセス列車「[[はこだてライナー]]」<ref |
2014年11月20日には、JR北海道が[[函館駅]] - [[渡島大野駅|新函館北斗駅]]間のアクセス列車「[[はこだてライナー]]」<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20150212-5" />用として、1000番台(3両編成)を4編成増備すると発表。2015年秋から順次落成し、2016年3月26日の[[北海道新幹線]][[新青森駅]] - [[渡島大野駅|新函館北斗駅]]間開業に合わせて営業運転を開始する予定である<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20111213-2" /><ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-3" /><ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-4" /><ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-4_2" /><ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20150916-3" /><ref group="報道" name="jreast-press-20150914" />。 |
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=== 車体 === |
=== 車体 === |
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クハ733形は車体長21,200mm<ref name="rj548-81"/>・全長は21,670mm<ref name="rj548-80"/>、モハ733形は車体長20,800mm<ref name="rj548-81"/>・全長21,300mm<ref name="rj548-80"/>で、いずれも構体をステンレス製とし<ref name="rj548-80"/>、731系より側面強度を向上させているほか<ref name="rj548-80"/>、外板と骨組みは[[レーザー溶接]]を使用することで外板のゆがみを少なくしたため、ビードを省略している<ref name="rj548-80"/>。車体幅は、731系・735系の2,800mmより拡大した2,892mmとし<ref name="rj548-80"/>、車体断面も[[車体傾斜式車両|車体傾斜装置]]を搭載した[[JR北海道キハ201系気動車|201系気動車]]との共通設計である731系とは異なり、上半部の内傾のない形状とした<ref group="注釈">201系気動車は、車体傾斜装置の作動時でも車体が[[車両限界]]を逸脱することのないよう、側面上半部が内傾している。</ref><ref name="rj548-80"/>。また、客室部分の床面高さは731系の1,150mmより100mm低い1,050mmとしており<ref name="rj548-80"/>、札幌都市圏での標準的な[[鉄道駅|駅]][[プラットホーム|ホーム]](高さ920mm)との段差を130mmに抑えた<ref name="rj548-80"/>。 |
クハ733形は車体長21,200mm<ref name="rj548-81" />・全長は21,670mm<ref name="rj548-80" />、モハ733形は車体長20,800mm<ref name="rj548-81" />・全長21,300mm<ref name="rj548-80" />で、いずれも構体をステンレス製とし<ref name="rj548-80"/>、731系より側面強度を向上させているほか<ref name="rj548-80" />、外板と骨組みは[[レーザー溶接]]を使用することで外板のゆがみを少なくしたため、ビードを省略している<ref name="rj548-80" />。車体幅は、731系・735系の2,800mmより拡大した2,892mmとし<ref name="rj548-80" />、車体断面も[[車体傾斜式車両|車体傾斜装置]]を搭載した[[JR北海道キハ201系気動車|201系気動車]]との共通設計である731系とは異なり、上半部の内傾のない形状とした<ref group="注釈">201系気動車は、車体傾斜装置の作動時でも車体が[[車両限界]]を逸脱することのないよう、側面上半部が内傾している。</ref><ref name="rj548-80" />。また、客室部分の床面高さは731系の1,150mmより100mm低い1,050mmとしており<ref name="rj548-80" />、札幌都市圏での標準的な[[鉄道駅|駅]][[プラットホーム|ホーム]](高さ920mm)との段差を130mmに抑えた<ref name="rj548-80" />。 |
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先頭部の形状は、731系・735系と同様の形状とした高[[操縦席|運転台]]構造で<ref name="rj548-80"/>、この箇所は[[炭素鋼|鋼鉄]]製としているのは他のJR北海道のステンレス車両と同様である<ref name="rj548-80"/>。踏切事故の際に運転士の安全を確保するため<ref name="rj548-80"/>、先頭部幌柱・後退角・運転席周囲の骨組み・運転席後部[[クラッシャブルゾーン]]については731系・735系を踏襲した上で<ref name="rj548-80"/>、さらに強化を図った<ref name="rj548-80"/>。既存の車両と連結できるように[[貫通扉|貫通路]]部分の床面高さは731系などと同一の1,200mmとなったため<ref name="rj548-80"/>、運転台通路部分に[[斜路|スロープ]]を設けている<ref name="rj548-80"/>。 |
先頭部の形状は、731系・735系と同様の形状とした高[[操縦席|運転台]]構造で<ref name="rj548-80"/>、この箇所は[[炭素鋼|鋼鉄]]製としているのは他のJR北海道のステンレス車両と同様である<ref name="rj548-80"/>。踏切事故の際に運転士の安全を確保するため<ref name="rj548-80"/>、先頭部幌柱・後退角・運転席周囲の骨組み・運転席後部[[クラッシャブルゾーン]]については731系・735系を踏襲した上で<ref name="rj548-80"/>、さらに強化を図った<ref name="rj548-80"/>。既存の車両と連結できるように[[貫通扉|貫通路]]部分の床面高さは731系などと同一の1,200mmとなったため<ref name="rj548-80"/>、運転台通路部分に[[斜路|スロープ]]を設けている<ref name="rj548-80"/>。 |
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先頭車前面の貫通幌は、731系のような自動幌装置は採用せず、721系の幌枠をベースにアルミニウム合金製とした幌枠を採用した<ref name="rj548-83"/>。また、中間部の幌枠についても、731系が鋼鉄製であったのに対して、軽量化のため733系ではアルミニウム合金製とした<ref name="rj548-83"/>。 |
先頭車前面の貫通幌は、731系のような自動幌装置は採用せず、721系の幌枠をベースにアルミニウム合金製とした幌枠を採用した<ref name="rj548-83"/>。また、中間部の幌枠についても、731系が鋼鉄製であったのに対して、軽量化のため733系ではアルミニウム合金製とした<ref name="rj548-83"/>。 |
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床下には着雪量減少のため床下機器カバーを設けており<ref name="rj548-80"/>、機器や配管は露出しないようにしている<ref name="rj548-80"/>。このカバーは機器箱間をステンレス製のふさぎ板で覆う構造で<ref name="rj548-80"/><ref name="rj548-81"/>、床下機器そのものは車体に艤装されている<ref name="rj548-80"/>。 |
床下には着雪量減少のため床下機器カバーを設けており<ref name="rj548-80" />、機器や配管は露出しないようにしている<ref name="rj548-80"/>。このカバーは機器箱間をステンレス製のふさぎ板で覆う構造で<ref name="rj548-80"/><ref name="rj548-81"/>、床下機器そのものは車体に艤装されている<ref name="rj548-80" />。 |
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外装デザインは、車体側面を無塗装とし<ref name="rj548-81"/>、正面と側面にJR北海道の[[コーポレートカラー]]であるライトグリーンの帯を入れた<ref name="rj548-81"/>ほか、側面窓の間は連続窓に見えるように黒色に塗装した<ref name="rj548-81"/>。前面・側面とも[[方向幕|種別・行先表示器]]は3色[[発光ダイオード|LED]]式で<ref name="rj548-83"/>、[[日本語]]のほか[[英語]]表示も可能である<ref name="rj548-83"/>。なお、2013年度に増備されたB-113編成からは、フルカラーLED式に変更されている<ref |
外装デザインは、車体側面を無塗装とし<ref name="rj548-81" />、正面と側面にJR北海道の[[コーポレートカラー]]であるライトグリーンの帯を入れた<ref name="rj548-81" />ほか、側面窓の間は連続窓に見えるように黒色に塗装した<ref name="rj548-81"/>。前面・側面とも[[方向幕|種別・行先表示器]]は3色[[発光ダイオード|LED]]式で<ref name="rj548-83"/>、[[日本語]]のほか[[英語]]表示も可能である<ref name="rj548-83"/>。なお、2013年度に増備されたB-113編成からは、フルカラーLED式に変更されている<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2013/10/23/150000" />。[[前照灯]]は[[HIDランプ]]と[[ハロゲンランプ]]の併用、[[尾灯|後部標識灯]]はLED式である<ref name="rf614-68"/>。 |
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=== 内装 === |
=== 内装 === |
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[[ファイル:JRH-733 inside 20120901.jpg|thumb|250px|車両内部]] |
[[ファイル:JRH-733 inside 20120901.jpg|thumb|250px|車両内部]] |
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座席はすべて[[鉄道車両の座席#片持ち式座席|片持ち式]][[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]で、座席の[[モケット]]は北海道の草原をイメージした緑色系<ref name="rj548-82"/>、[[優先席]]はオレンジ色の表皮を使用した<ref name="rj548-82"/>。座席の座面と背ずりでモケットを変え<ref name="rj548-82"/>、背ずり部分では草原に咲く花をイメージしたドットを配している<ref name="rj548-82"/>。 |
座席はすべて[[鉄道車両の座席#片持ち式座席|片持ち式]][[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]で、座席の[[モケット]]は北海道の草原をイメージした緑色系<ref name="rj548-82"/>、[[優先席]]はオレンジ色の表皮を使用した<ref name="rj548-82"/>。座席の座面と背ずりでモケットを変え<ref name="rj548-82"/>、背ずり部分では草原に咲く花をイメージしたドットを配している<ref name="rj548-82" />。 |
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車内の配色は、腰板と天井は明るいグレーを基調とし<ref name="rj548-82"/>、[[車内非常通報装置|非常通報装置]]・非常灯・[[消火器]]などは赤色<ref name="rj548-82"/>、乗降用扉は黄色<ref name="rj548-82"/>、[[列車便所|トイレ]]の扉は水色<ref name="rj548-82"/>とすることによって、色によって設備の機能を識別できるようにした<ref name="rj548-82"/>。 |
車内の配色は、腰板と天井は明るいグレーを基調とし<ref name="rj548-82" />、[[車内非常通報装置|非常通報装置]]・非常灯・[[消火器]]などは赤色<ref name="rj548-82"/>、乗降用扉は黄色<ref name="rj548-82" />、[[列車便所|トイレ]]の扉は水色<ref name="rj548-82" />とすることによって、色によって設備の機能を識別できるようにした<ref name="rj548-82" />。 |
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客用扉の[[自動ドア#半自動|半自動]]扱い時の操作ボタンは735系と同様に視認性の高いデザインとしている<ref name="rj548-82"/>ほか、[[鴨居]]部には開閉確認ランプを設置し、客用扉の開閉時に[[ドアチャイム]]の鳴動と連動して点滅する<ref name="rj548-82"/>。このほか扉横と上部に外部冷気の流入を抑制させる目的でエアカーテンを設置している<ref name="rj548-82"/>。 |
客用扉の[[自動ドア#半自動|半自動]]扱い時の操作ボタンは735系と同様に視認性の高いデザインとしている<ref name="rj548-82" />ほか、[[鴨居]]部には開閉確認ランプを設置し、客用扉の開閉時に[[ドアチャイム]]の鳴動と連動して点滅する<ref name="rj548-82" />。このほか扉横と上部に外部冷気の流入を抑制させる目的でエアカーテンを設置している<ref name="rj548-82" />。 |
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トイレは[[車椅子]]対応として731系や735系よりもさらにスペースを拡大したもので、内部の空間を確保するため扉を曲面とした<ref name="rj548-82"/>ほか、[[ベビーベッド|おむつ交換台]]を設けた<ref name="rj548-82"/>。 |
トイレは[[車椅子]]対応として731系や735系よりもさらにスペースを拡大したもので、内部の空間を確保するため扉を曲面とした<ref name="rj548-82"/>ほか、[[ベビーベッド|おむつ交換台]]を設けた<ref name="rj548-82"/>。 |
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[[架線]]電圧の[[交流]]20,000 V は、[[変圧器|主変圧器]]により交流900 V に降圧した上で[[パルス幅変調|PWM]]コンバータに入力され、[[直流]]1,800 V 程度に変換された後<ref name="rj548-83"/>、[[VVVFインバータ]]により[[三相交流]]に変換し、[[かご形三相誘導電動機]]を制御する。 |
[[架線]]電圧の[[交流]]20,000 V は、[[変圧器|主変圧器]]により交流900 V に降圧した上で[[パルス幅変調|PWM]]コンバータに入力され、[[直流]]1,800 V 程度に変換された後<ref name="rj548-83"/>、[[VVVFインバータ]]により[[三相交流]]に変換し、[[かご形三相誘導電動機]]を制御する。 |
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主変圧器は2次巻線を2つと3次巻線を1つとした構成で<ref name="rj548-83"/>、[[冷却]]方式は[[騒音]]・[[振動]]低減のメリットがある[[空冷|走行風自冷式]]である<ref name="rj548-83"/>。モハ733-101 - モハ733-108は[[三菱電機]]製<ref name="rf614-71"/>のN-TM-133-1-AN形<ref name="rj548-81"/>、モハ733-109 - モハ733-112は[[東芝]]製<ref name="rf614-71"/>のN-TM-133-2-AN形を搭載する<ref name="rj548-81"/>。 |
主変圧器は2次巻線を2つと3次巻線を1つとした構成で<ref name="rj548-83" />、[[冷却]]方式は[[騒音]]・[[振動]]低減のメリットがある[[空冷|走行風自冷式]]である<ref name="rj548-83" />。モハ733-101 - モハ733-108は[[三菱電機]]製<ref name="rf614-71" />のN-TM-133-1-AN形<ref name="rj548-81" />、モハ733-109 - モハ733-112は[[東芝]]製<ref name="rf614-71" />のN-TM-133-2-AN形を搭載する<ref name="rj548-81" />。 |
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[[主制御器|主変換装置]]は3レベル変調単層電圧型[[パルス幅変調|PWM]]制御コンバータ・2レベル変調三相電圧型PWM制御[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]-[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]を採用<ref name="rj548-83"/>、1基の主変換装置で[[主電動機]]2台を制御する(1C2M)ユニットを1群とし、これを2群とした構成としている<ref name="rj548-83"/>。モハ733-101 - モハ733-108は[[日立製作所]]製<ref name="rf614-71"/>のN-CI-733-1形<ref name="rj548-81"/>、モハ733-109 - モハ733-112は三菱電機製<ref name="rf614-71"/>のN-CI-733-2形を搭載する<ref name="rj548-81"/>。 |
[[主制御器|主変換装置]]は3レベル変調単層電圧型[[パルス幅変調|PWM]]制御コンバータ・2レベル変調三相電圧型PWM制御[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]-[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]を採用<ref name="rj548-83" />、1基の主変換装置で[[主電動機]]2台を制御する(1C2M)ユニットを1群とし、これを2群とした構成としている<ref name="rj548-83" />。モハ733-101 - モハ733-108は[[日立製作所]]製<ref name="rf614-71"/>のN-CI-733-1形<ref name="rj548-81" />、モハ733-109 - モハ733-112は三菱電機製<ref name="rf614-71" />のN-CI-733-2形を搭載する<ref name="rj548-81" />。 |
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[[主電動機]]は1時間[[定格]][[出力]]230[[ワット|kW]]のN-MT731A形かご形三相誘導電動機を採用した<ref name="rj548-83"/><ref group="注釈">端子電圧1100V、電流165A、周波数75Hz、定格回転数2,180rpm。</ref>。この主電動機は、731系以降に登場したJR北海道の電車で採用されているN-MT731形の[[固定子]]の[[配線]]を変更したものである<ref name="rj548-83"/>。冷却方式は強制[[空冷]]式であるが、冷却風は電動車の2位側と3位側に設置された雪切室で、車体外板に設けられた[[ルーバー]]から送風機により外気を取り込み、[[ダクト|風洞]]を経由して供給される方式が採用されている<ref name="rj548-83"/>。これは、北海道など[[豪雪地帯]]用の電車に共通の特殊なものであるが、3000番台では、全閉式主電動機の採用により、主電動機内部のファンで内部の空気を循環させ、[[熱交換器]]によって外気と熱交換する方式に変更されたため、設置されていた雪切室が無くなり、客室スペースの拡大や送風機やダクト撤去による装置や重量の削減を図っている。 |
[[主電動機]]は1時間[[定格]][[出力]]230[[ワット|kW]]のN-MT731A形かご形三相誘導電動機を採用した<ref name="rj548-83" /><ref group="注釈">端子電圧1100V、電流165A、周波数75Hz、定格回転数2,180rpm。</ref>。この主電動機は、731系以降に登場したJR北海道の電車で採用されているN-MT731形の[[固定子]]の[[配線]]を変更したものである<ref name="rj548-83" />。冷却方式は強制[[空冷]]式であるが、冷却風は電動車の2位側と3位側に設置された雪切室で、車体外板に設けられた[[ルーバー]]から送風機により外気を取り込み、[[ダクト|風洞]]を経由して供給される方式が採用されている<ref name="rj548-83" />。これは、北海道など[[豪雪地帯]]用の電車に共通の特殊なものであるが、3000番台では、全閉式主電動機の採用により、主電動機内部のファンで内部の空気を循環させ、[[熱交換器]]によって外気と熱交換する方式に変更されたため、設置されていた雪切室が無くなり、客室スペースの拡大や送風機やダクト撤去による装置や重量の削減を図っている。 |
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[[鉄道のブレーキ|制動装置(ブレーキ)]]は[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]で<ref name="rj548-81"/>、速度が0 [[キロメートル毎時|km/h]] まで電気ブレーキが有効となる[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]]機能を有する<ref name="rj548-79"/>。 |
[[鉄道のブレーキ|制動装置(ブレーキ)]]は[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]で<ref name="rj548-81" />、速度が0 [[キロメートル毎時|km/h]] まで電気ブレーキが有効となる[[純電気ブレーキ|全電気ブレーキ]]機能を有する<ref name="rj548-79" />。 |
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[[鉄道車両の台車|台車]]は軸梁式軸箱支持方式[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス台車]]で<ref name="rj548-83"/>、電動台車がN-DT733形<ref name="rj548-81"/>、付随台車はN-TR733形である<ref name="rj548-81"/>。どちらも車体の低床化に伴い、[[空気バネ]]取り付け位置を低くするため弓形[[鉄道車両#台車枠|台車枠]]とした<ref name="rj548-83"/>ほか、車輪径810 mm の小径[[輪軸 (鉄道車両)|車輪]]を使用した<ref name="rj548-83"/>。基礎制動装置はJR北海道の電車では初めて[[踏面ブレーキ#ユニットブレーキ|ユニットブレーキ]]を使用したクラスプ式(両抱え式)とした<ref name="rj548-83"/>。電動台車の駆動装置は[[TD平行カルダン駆動方式|TD継手式平行カルダン駆動方式]]<ref name="rj548-83"/>で、[[歯車比]]は93:19 (4.89) である<ref name="rj548-83"/>。 |
[[鉄道車両の台車|台車]]は軸梁式軸箱支持方式[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス台車]]で<ref name="rj548-83"/>、電動台車がN-DT733形<ref name="rj548-81"/>、付随台車はN-TR733形である<ref name="rj548-81"/>。どちらも車体の低床化に伴い、[[空気バネ]]取り付け位置を低くするため弓形[[鉄道車両#台車枠|台車枠]]とした<ref name="rj548-83"/>ほか、車輪径810 mm の小径[[輪軸 (鉄道車両)|車輪]]を使用した<ref name="rj548-83"/>。基礎制動装置はJR北海道の電車では初めて[[踏面ブレーキ#ユニットブレーキ|ユニットブレーキ]]を使用したクラスプ式(両抱え式)とした<ref name="rj548-83"/>。電動台車の駆動装置は[[TD平行カルダン駆動方式|TD継手式平行カルダン駆動方式]]<ref name="rj548-83"/>で、[[歯車比]]は93:19 (4.89) である<ref name="rj548-83"/>。 |
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* [[2012年]]([[平成]]24年) |
* [[2012年]]([[平成]]24年) |
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** [[2月8日]] - [[2月10日|10日]]:0番台3両編成2本(B-101・B-102編成)が[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]兵庫工場より[[車両輸送#甲種輸送|甲種輸送]]される<ref |
** [[2月8日]] - [[2月10日|10日]]:0番台3両編成2本(B-101・B-102編成)が[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]兵庫工場より[[車両輸送#甲種輸送|甲種輸送]]される<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2012/02/09/215900" /><ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2012/02/jrjr733" />。 |
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** [[2月27日]] - [[2月29日|29日]]:0番台3両編成2本(B-103・B-104編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[2月27日]] - [[2月29日|29日]]:0番台3両編成2本(B-103・B-104編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2012/02/28/093000" /><ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2012/03/jrjr733_1" />。 |
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** [[4月22日]] - [[4月25日|25日]]:0番台3両編成4本(B-105 - B-108編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[4月22日]] - [[4月25日|25日]]:0番台3両編成4本(B-105 - B-108編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2012/04/jrjr73312" /><ref group="新聞" name="railf.jp/news/2012/04/25/185700" />。 |
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** [[6月1日]]:札沼線(学園都市線)の第1次電化開業に伴うダイヤ改正<ref name=" |
** [[6月1日]]:札沼線(学園都市線)の第1次電化開業に伴うダイヤ改正<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20120314-1" />。0番台3両編成6本(B-101 - B-106編成)18両が先行投入され、営業運転を開始<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2012/06/02/055700" />。 |
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** [[7月9日]] - [[7月11日|11日]]:0番台3両編成2本(B-109・B-110編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[7月9日]] - [[7月11日|11日]]:0番台3両編成2本(B-109・B-110編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2012/07/jr733b109b110" />。 |
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** [[7月23日]] - [[7月25日|25日]]:0番台3両編成2本(B-111・B-112編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[7月23日]] - [[7月25日|25日]]:0番台3両編成2本(B-111・B-112編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2012/07/jrjr7336" />。 |
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** [[10月27日]]:札沼線(学園都市線)の第2次電化開業に伴うダイヤ改正<ref |
** [[10月27日]]:札沼線(学園都市線)の第2次電化開業に伴うダイヤ改正<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20120803-1" />。この日までに、0番台3両編成6本(B-107 - B-112編成)18両が追加投入され、合計で0番台3両編成12本(36両)となる<ref name="rj548-79"/>。 |
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* [[2013年]](平成25年) |
* [[2013年]](平成25年) |
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** [[9月3日]]:0番台3両編成2本(B-113・B-114編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[9月3日]]:0番台3両編成2本(B-113・B-114編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2013/09/jrjr733_2" />。 |
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** [[9月30日]]・[[10月1日]]:0番台3両編成3本(B-115 - B-117編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[9月30日]]・[[10月1日]]:0番台3両編成3本(B-115 - B-117編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2013/10/jrjr733_4" /><ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2013/10/jrjr733ef510" />。 |
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** [[10月29日]] - [[11月1日]]:0番台3両編成2本(B-118・B-119編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[10月29日]] - [[11月1日]]:0番台3両編成2本(B-118・B-119編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2013/10/jrjr733b-118b-119" />。 |
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* [[2014年]](平成26年) |
* [[2014年]](平成26年) |
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** [[5月30日]] - [[6月2日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3101 + B-3201編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[5月30日]] - [[6月2日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3101 + B-3201編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2014/05/31/180000" /><ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2014/06/jrjr7333000" />。 |
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** [[6月16日]] - [[6月19日|19日]] |
** [[6月16日]] - [[6月19日|19日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3102 + B-3202編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2014/06/jrjr7333000_1" />。 |
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** [[7月19日]]:快速「エアポート」用の3000番台が営業運転を開始<ref |
** [[7月19日]]:快速「エアポート」用の3000番台が営業運転を開始<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2014/07/20/174500" /><ref group="新聞" name="hokkaido-np 2014-07-20 news/economic/552274" />。 |
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** [[7月24日]] - [[7月28日|28日]] |
** [[7月24日]] - [[7月28日|28日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成2本(B-3103 + B-3203・B-3104 + B-3204編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2014/07/jr73330002" /><ref group="新聞" name="railf.jp/news/2014/07/26/190000" />。 |
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** [[8月30日]]:3000番台で運用される快速「エアポート」の最高速度が130km/hから120km/hへ引き下げられる<ref |
** [[8月30日]]:3000番台で運用される快速「エアポート」の最高速度が130km/hから120km/hへ引き下げられる<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20140704-1" />。 |
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** [[10月7日]] |
** [[10月7日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3105 + B-3205編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2014/10/jrjr73330005" />。 |
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** [[10月28日]] - [[10月31日|31日]]:0番台3両編成2本(B-120・B-121編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref |
** [[10月28日]] - [[10月31日|31日]]:0番台3両編成2本(B-120・B-121編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2014/10/29/172500" />。 |
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** [[11月20日]]:JR北海道が、函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車用に1000番台(3両編成)を増備すると発表<ref |
** [[11月20日]]:JR北海道が、函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車用に1000番台(3両編成)を増備すると発表<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-3" />。 |
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* [[2015年]](平成27年) |
* [[2015年]](平成27年) |
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** [[ |
** [[6月2日]] - [[6月5日|5日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3106 + B-3206編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2015/06/jrjr7333000_2" /><ref group="新聞" name="railf.jp/news/2015/06/05/173000" />。 |
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** [[6月22日]] - [[6月25日|25日]]:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3107 + B-3207編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される。 |
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** [[10月6日]] - [[10月8日|8日]]:「はこだてライナー」用の1000番台3両編成2本(B-1001・B-1002編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2015/10/jrjr7331000" />。 |
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** [[10月23日]] - [[10月26日|26日]]:「はこだてライナー」用の1000番台3両編成2本(B-1003・B-1004編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される<ref group="新聞" name="railf.jp/news/2015/10/24/205000" />。 |
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* [[2016年]](平成28年) |
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** [[3月26日]]:北海道新幹線の新青森駅 - 新函館北斗駅間開業に伴い、1000番台3両編成4本(B-1001 - B-1004編成)12両が[[函館駅]] - [[新函館北斗駅]]間のアクセス列車「はこだてライナー」として営業運転を開始<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20150916-3" /><ref group="報道" name="jreast-press-20150914" /><ref group="新聞" name="ehako 2014-09-11 news/news2014a/7949_index_msg" /><ref group="新聞" name="hokkaido-np 2014-09-12 news/chiiki2/562362" />。 |
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=== 今後の予定 === |
=== 今後の予定 === |
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2015年度に24両が札幌近郊に投入され、老朽化した711系電車を順次置き換える予定であることが報道されている<ref |
2015年度に24両が札幌近郊に投入され、老朽化した711系電車を順次置き換える予定であることが報道されている<ref group="新聞" name="hokkaido-np 2013-11-29 news/donai/507045" /><ref group="新聞" name="sankei-np 2013-11-29 life/news/131129/lif1311290030-n1" /><ref group="新聞" name="yomiuri-np 2013-12-07 otona/railwaynews/01/hokkaido/20131207-OYT8T00363" />。 |
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2016年3月の北海道新幹線開業時に運行開始する |
2016年3月26日の北海道新幹線開業時に運行開始する函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車の車両として、1000番台(3両編成)が4編成(12両)投入される予定である<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20150916-3" /><ref group="報道" name="jreast-press-20150914" /><ref group="新聞" name="ehako 2014-09-11 news/news2014a/7949_index_msg" /><ref group="新聞" name="hokkaido-np 2014-09-12 news/chiiki2/562362" />。 |
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== 運用 == |
== 運用 == |
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** 札沼線(学園都市線):札幌駅 - [[北海道医療大学駅]]間 |
** 札沼線(学園都市線):札幌駅 - [[北海道医療大学駅]]間 |
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0番台の運用は、基本的に721系(3両編成)・731系・735系と共通<ref name="rj548-79"/>であり、3両あるいは3両編成2本を連結した6両編成で運転される。ただし、711系を置き換えた運用は721系が、201系気動車との併結運用は731系がそれぞれ専用で充当されるので除く。また、新千歳空港駅には朝晩時間帯の普通列車のみ乗り入れる。 |
0番台の運用は、基本的に721系(3両編成)・731系・735系と共通<ref name="rj548-79" />であり、3両あるいは3両編成2本を連結した6両編成で運転される。ただし、711系を置き換えた運用は721系が、201系気動車との併結運用は731系がそれぞれ専用で充当されるので除く。また、新千歳空港駅には朝晩時間帯の普通列車のみ乗り入れる。 |
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3000番台の運用は、721系の「uシート」組み込み6両編成と共通である。快速「エアポート」に充当されるのは3000番台のみである。 |
3000番台の運用は、721系の「uシート」組み込み6両編成と共通である。快速「エアポート」に充当されるのは3000番台のみである。 |
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=== 1000番台(予定) === |
=== 1000番台(予定) === |
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1000番台は全車両が[[函館運輸所]]に配置され<ref group="新聞" name="rail.hobidas rmn 2015/10/jrjr7331000" />、以下の列車で運用される予定である。 |
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* [[快速列車|快速]]・[[普通列車]]「[[はこだてライナー]]」 |
* [[快速列車|快速]]・[[普通列車]]「[[はこだてライナー]]」 |
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** 函館本線:[[函館駅]] - [[渡島大野駅|新函館北斗駅]]間 |
** 函館本線:[[函館駅]] - [[渡島大野駅|新函館北斗駅]]間 |
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{{Reflist|group="注釈"}} |
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=== 出典 === |
=== 出典 === |
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<ref name="rj548-79">[[#泉548|『鉄道ジャーナル』通巻548号 79頁]]</ref> |
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<ref name="rj548-80">[[#泉548|『鉄道ジャーナル』通巻548号 80頁]]</ref> |
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<ref name="rf614-71">[[#泉614|『鉄道ファン』通巻614号 71頁]]</ref> |
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=== 報道発表資料 === |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20111213-2">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/111213-2.pdf|format=PDF|title=函館・新函館間のアクセス列車の運行について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2011-12-13|accessdate=2011-12-17|archiveurl=http://web.archive.org/web/20111217162845/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/111213-2.pdf|archivedate=2011年12月17日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20120314-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120314-1.pdf|format=PDF|title=学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について|publisher=[[北海道旅客鉄道]]|date=2012-03-14|accessdate=2012-09-25|archiveurl=http://web.archive.org/web/20120925203437/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120314-1.pdf|archivedate=2012年9月25日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20120803-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120803-1.pdf|format=PDF|title=平成24年10月ダイヤ改正について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2012-08-03|accessdate=2012-09-25|archiveurl=http://web.archive.org/web/20120925203427/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120803-1.pdf|archivedate=2012年9月25日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20140514-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140514-1.pdf|format=PDF|title=733系電車増備と快速「エアポート」への投入について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-05-14|accessdate=2014-05-14|archiveurl=http://web.archive.org/web/20140514185604/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140514-1.pdf|archivedate=2014年5月14日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20140704-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf|format=PDF|title=平成26年8月ダイヤ改正について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-07-04|accessdate=2014-07-14|archiveurl=http://web.archive.org/web/20140714153703/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf|archivedate=2014年7月14日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-3">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141120-3.pdf|format=PDF|title=「函館〜新函館北斗」アクセス列車用の車両について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-11-20|accessdate=2014-11-20|archiveurl=http://web.archive.org/web/20141120063846/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141120-3.pdf|archivedate=2014年11月20日}}</ref> |
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<ref group="報道" name="jrhokkaido-press-20141120-4">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141120-4.pdf|format=PDF|title=新函館北斗〜函館間アクセス列車の愛称名募集について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-11-20|accessdate=2014-11-29|archiveurl=http://web.archive.org/web/20141129032029/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141120-4.pdf|archivedate=2014年11月29日}}</ref> |
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== 外部リンク == |
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* [[北海道旅客鉄道]] |
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** {{Cite web|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr020_01.html|title=快速エアポート(721系・733系)|車両の紹介|列車ガイド|publisher=北海道旅客鉄道|date= |accessdate=2015-10-25|archiveurl= |archivedate= |ref=jrhokkaido-train-tr020_01}} |
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** {{Cite web|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr020_02.html|title=快速エアポート(721系・733系)|車内のご案内|列車ガイド|publisher=北海道旅客鉄道|date= |accessdate=2015-10-25|archiveurl= |archivedate= |ref=jrhokkaido-train-tr020_02}} |
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** {{Cite web|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr020_03.html|title=快速エアポート(721系・733系)|列車編成|列車ガイド|publisher=北海道旅客鉄道|date= |accessdate=2015-10-25|archiveurl= |archivedate= |ref=jrhokkaido-train-tr020_03}} |
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** {{Cite web|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/network/airport/index.html|title=新千歳空港→札幌 最速37分。快速エアポート|publisher=北海道旅客鉄道|date= |accessdate=2015-10-25|archiveurl= |archivedate= |ref=jrhokkaido-network-airport}} |
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2015年11月14日 (土) 07:17時点における版
JR北海道733系電車 | |
---|---|
733系電車B-102編成 (2012年6月 / 函館本線 江別 - 高砂間) | |
基本情報 | |
製造所 | 川崎重工業 |
主要諸元 | |
編成 |
3両編成(MT比1M2T) 6両編成(MT比2M4T) |
軌間 | 1,067 mm (狭軌) |
電気方式 |
交流20,000 V 50 Hz (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 120 km/h[2] |
設計最高速度 | 130 km/h[2] |
起動加速度 |
2.2 km/h/s(応荷重164 %で60 km/h以下)[2] 1.3 km/h/s(130 km/hまで)[2] |
車両定員 | 形式および番台区分を参照 |
自重 | 形式および番台区分を参照 |
全長 |
21,670 mm(Tc1・Tc2)[1] 21,300mm (M) [1] |
車体長 |
21,200 mm(Tc1・Tc2)[2] 20,800 mm (M) [2] |
全幅 | 2,915.3 mm[2] |
車体幅 | 2,892 mm[2] |
全高 |
4,045 mm(Tc1・Tc2)[2] 4,260 mm(M・パンタ折り畳み高さ)[2] |
車体高 | 4,045 mm[1] |
車体 | ステンレス |
台車 |
N-DT733(電動台車)[2] N-TR733(付随台車)[2] |
主電動機 |
N-MT731A(かご形三相誘導電動機)[2] 東芝製 三菱電機製 |
主電動機出力 | 230 kW[2](1時間定格) |
搭載数 | 4基/両 |
端子電圧 | 1,100 V[2] |
駆動方式 | TD継手式平行カルダン軸駆動方式[2] |
歯車比 | 93:19 (4.89) [2] |
制御装置 |
3レベルPWM制御コンバータ・2レベルPWM制御IGBT-VVVFインバータ制御[2] 日立製作所[3] N-CI-733-1(モハ733-101 - モハ733-108)[2] 三菱電機[3] N-CI-733-2(モハ733-109 - モハ733-112)[2] |
制動装置 | 全電気ブレーキ・回生ブレーキ付電気指令式空気ブレーキ[2] |
保安装置 | ATS-DN[2] |
733系電車(733けいでんしゃ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2012年(平成24年)に導入した通勤形交流電車である。
1996年から運用されている731系電車の設計コンセプトを基本として[4]、その後の新技術の導入やユニバーサルデザイン・バリアフリー対応の要求を満たすために、仕様の変更が行なわれている[4]。札幌近郊の普通列車に使用される0番台(3両編成)と、主に快速「エアポート」に使用される3000番台(6両編成)、さらに函館近郊の北海道新幹線アクセス列車「はこだてライナー」に使用される1000番台(3両編成)がある。
登場の経緯
2012年に計画されていた札沼線(学園都市線)の桑園駅 - 北海道医療大学駅間電化開業にあわせ、札幌都市圏の輸送力増強を目的に登場した車両である[4][報道 1]。
JR北海道では、2010年にアルミニウム合金製車体の状態を検証する目的で735系電車を製造しており、2年間の試運転を経て問題がないことは確認されていた[5]。しかし、アルミニウム合金製の車体の本格的な導入については、長期的に運用した上で検討する方向性となり、実績のあるステンレス車体での増備を行っていくことになった[5]。形式称号は、731系の設計思想を踏襲した車両として[4]、欠番となっていた733系とした。
2014年5月14日には、JR北海道が3次車として、快速「エアポート」用の3000番台(6両編成)を5編成増備すると発表[報道 2]。全30両の製造費用は約55億円。6月17日に第一編成(B-3101 + B-3201編成)が札幌運転所で報道公開された[新聞 1]。新たに、サハ733形が新形式として登場したほか、客室照明はすべてLED照明となり、デッキを廃止してステップレス化により通路が広くなった。また、全閉式主電動機の採用により、外部からの雪を分離して主電動機冷却用の冷却風を送り込んでいた雪切室がなくなり、乗車定員が721系(6両編成)と比較して8%増加した。座席が721系電車の転換式クロスシートから片持ち式ロングシートに変更されたほか、4号車のサハ733-3200は、回転式リクライニングシートを備えた指定席「uシート」となっている。同年7月中旬から11月下旬にかけて順次投入され、快速「エアポート」用車両の4割が本系列に置き換えられた。
2014年11月20日には、JR北海道が函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車「はこだてライナー」[報道 3]用として、1000番台(3両編成)を4編成増備すると発表。2015年秋から順次落成し、2016年3月26日の北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開業に合わせて営業運転を開始する予定である[報道 4][報道 5][報道 6][報道 7][報道 8][報道 9]。
車両概説
車体
クハ733形は車体長21,200mm[2]・全長は21,670mm[1]、モハ733形は車体長20,800mm[2]・全長21,300mm[1]で、いずれも構体をステンレス製とし[1]、731系より側面強度を向上させているほか[1]、外板と骨組みはレーザー溶接を使用することで外板のゆがみを少なくしたため、ビードを省略している[1]。車体幅は、731系・735系の2,800mmより拡大した2,892mmとし[1]、車体断面も車体傾斜装置を搭載した201系気動車との共通設計である731系とは異なり、上半部の内傾のない形状とした[注釈 1][1]。また、客室部分の床面高さは731系の1,150mmより100mm低い1,050mmとしており[1]、札幌都市圏での標準的な駅ホーム(高さ920mm)との段差を130mmに抑えた[1]。
先頭部の形状は、731系・735系と同様の形状とした高運転台構造で[1]、この箇所は鋼鉄製としているのは他のJR北海道のステンレス車両と同様である[1]。踏切事故の際に運転士の安全を確保するため[1]、先頭部幌柱・後退角・運転席周囲の骨組み・運転席後部クラッシャブルゾーンについては731系・735系を踏襲した上で[1]、さらに強化を図った[1]。既存の車両と連結できるように貫通路部分の床面高さは731系などと同一の1,200mmとなったため[1]、運転台通路部分にスロープを設けている[1]。
側面客用扉は各車両とも3か所で、冬期の使用環境を考慮して片引き式とし[2]、有効開口幅は731系と同様の1,150mmとしている[6]。高さは731系より20mm高くした1,870mmとしている[6]。客室側面窓は、外側に厚さ8mmのポリカーボネート[2]、内側に4mmの強化ガラスを使用し[2]、その間に完全に密閉された8mmの空気層を設けた[2]複層構造窓としており、すべて固定窓である。
先頭車前面の貫通幌は、731系のような自動幌装置は採用せず、721系の幌枠をベースにアルミニウム合金製とした幌枠を採用した[7]。また、中間部の幌枠についても、731系が鋼鉄製であったのに対して、軽量化のため733系ではアルミニウム合金製とした[7]。
床下には着雪量減少のため床下機器カバーを設けており[1]、機器や配管は露出しないようにしている[1]。このカバーは機器箱間をステンレス製のふさぎ板で覆う構造で[1][2]、床下機器そのものは車体に艤装されている[1]。
外装デザインは、車体側面を無塗装とし[2]、正面と側面にJR北海道のコーポレートカラーであるライトグリーンの帯を入れた[2]ほか、側面窓の間は連続窓に見えるように黒色に塗装した[2]。前面・側面とも種別・行先表示器は3色LED式で[7]、日本語のほか英語表示も可能である[7]。なお、2013年度に増備されたB-113編成からは、フルカラーLED式に変更されている[新聞 2]。前照灯はHIDランプとハロゲンランプの併用、後部標識灯はLED式である[8]。
内装
座席はすべて片持ち式ロングシートで、座席のモケットは北海道の草原をイメージした緑色系[6]、優先席はオレンジ色の表皮を使用した[6]。座席の座面と背ずりでモケットを変え[6]、背ずり部分では草原に咲く花をイメージしたドットを配している[6]。
車内の配色は、腰板と天井は明るいグレーを基調とし[6]、非常通報装置・非常灯・消火器などは赤色[6]、乗降用扉は黄色[6]、トイレの扉は水色[6]とすることによって、色によって設備の機能を識別できるようにした[6]。
客用扉の半自動扱い時の操作ボタンは735系と同様に視認性の高いデザインとしている[6]ほか、鴨居部には開閉確認ランプを設置し、客用扉の開閉時にドアチャイムの鳴動と連動して点滅する[6]。このほか扉横と上部に外部冷気の流入を抑制させる目的でエアカーテンを設置している[6]。
トイレは車椅子対応として731系や735系よりもさらにスペースを拡大したもので、内部の空間を確保するため扉を曲面とした[6]ほか、おむつ交換台を設けた[6]。
主要機器
主要機器については電動車のモハ733形へ集中搭載している[7]。
架線電圧の交流20,000 V は、主変圧器により交流900 V に降圧した上でPWMコンバータに入力され、直流1,800 V 程度に変換された後[7]、VVVFインバータにより三相交流に変換し、かご形三相誘導電動機を制御する。
主変圧器は2次巻線を2つと3次巻線を1つとした構成で[7]、冷却方式は騒音・振動低減のメリットがある走行風自冷式である[7]。モハ733-101 - モハ733-108は三菱電機製[3]のN-TM-133-1-AN形[2]、モハ733-109 - モハ733-112は東芝製[3]のN-TM-133-2-AN形を搭載する[2]。
主変換装置は3レベル変調単層電圧型PWM制御コンバータ・2レベル変調三相電圧型PWM制御IGBT-VVVFインバータ制御を採用[7]、1基の主変換装置で主電動機2台を制御する(1C2M)ユニットを1群とし、これを2群とした構成としている[7]。モハ733-101 - モハ733-108は日立製作所製[3]のN-CI-733-1形[2]、モハ733-109 - モハ733-112は三菱電機製[3]のN-CI-733-2形を搭載する[2]。
主電動機は1時間定格出力230kWのN-MT731A形かご形三相誘導電動機を採用した[7][注釈 2]。この主電動機は、731系以降に登場したJR北海道の電車で採用されているN-MT731形の固定子の配線を変更したものである[7]。冷却方式は強制空冷式であるが、冷却風は電動車の2位側と3位側に設置された雪切室で、車体外板に設けられたルーバーから送風機により外気を取り込み、風洞を経由して供給される方式が採用されている[7]。これは、北海道など豪雪地帯用の電車に共通の特殊なものであるが、3000番台では、全閉式主電動機の採用により、主電動機内部のファンで内部の空気を循環させ、熱交換器によって外気と熱交換する方式に変更されたため、設置されていた雪切室が無くなり、客室スペースの拡大や送風機やダクト撤去による装置や重量の削減を図っている。
制動装置(ブレーキ)は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで[2]、速度が0 km/h まで電気ブレーキが有効となる全電気ブレーキ機能を有する[4]。
台車は軸梁式軸箱支持方式ボルスタレス台車で[7]、電動台車がN-DT733形[2]、付随台車はN-TR733形である[2]。どちらも車体の低床化に伴い、空気バネ取り付け位置を低くするため弓形台車枠とした[7]ほか、車輪径810 mm の小径車輪を使用した[7]。基礎制動装置はJR北海道の電車では初めてユニットブレーキを使用したクラスプ式(両抱え式)とした[7]。電動台車の駆動装置はTD継手式平行カルダン駆動方式[7]で、歯車比は93:19 (4.89) である[7]。
集電装置(パンタグラフ)はシングルアーム式のN-PS785形を搭載した[2]。
空調装置は集中式のN-AU733形[2]を屋根上に1基搭載する[7]。冷暖房兼用で冷房能力は34.9 kW (30,000kcal/h)[2] 、暖房能力は20 kW である[7]。このほか、座席下に吊り下げ式電気暖房器を設置している[2]。
運転室は731系と同様の高運転台構造で、機器配置も731系と同様である[6]。主幹制御器には、721系以降採用実績のある左手操作型ワンハンドル式が採用された[6]。助士席前面窓と貫通路の窓にはポリカーボネートの表面を導電体として[6][7]、通電すると発熱する仕組みとした[7]「発熱ポリカーボネート」を採用した[6]。
なお、733系では731系と同一の車体構造を有する201系気動車との連結・協調運転は行わないこと[4]から、731系のように気動車と連結するための機器は搭載していない[4]。
形式および番台区分
編成は効率的な運用を可能にするため、711系・721系・731系・735系と同様の3両と快速「エアポート」用の6両で組成され、系列中に以下の3形式が存在する。なお、制御車(先頭車)の向きは函館本線を基準とする。
0番台(3両編成)
編成番号は中間電動車モハ733形の車両番号に識別記号「B」を付し、「B-101」などと表記される。
- クハ733形
形式 | クハ733形 | モハ733形 | クハ733形 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M | Tc2 | ||||
車両番号区分 | クハ733-100 | モハ733-100 | クハ733-200 | ||||
搭載機器 | MT, CI, PT | SIV, CP, Bt | |||||
自重 | 33.9t | 43.1t | 35.5t | ||||
車内設備 | WC, BF | ||||||
定員 ()内は座席定員 |
139 (46) | 154 (52) | 146 (50) |
3000番台(6両編成)
基本的には6両編成だが、編成は4号車と3号車を境に2編成に分割可能な構成となっており、滝川・苫小牧寄りの3両編成が3100番台、小樽寄りの3両編成が3200番台となっている。なお、付随車であるサハ733形は本番台にのみ連結されている。
車内照明にLEDを採用している[9]。また、走行用モーターは全閉式を採用し、機器の一部を省略することで客室スペースの拡大が図られている[9]。
- クハ733形
-
- 3100番台 (Tc1)
- 1号車に組成される制御車(滝川寄り先頭車)。客室はロングシートで、車椅子対応トイレが設置されている。
- 3200番台 (Tc2)
- 6号車に組成される制御車(小樽寄り先頭車)で、補助電源装置・電動空気圧縮機を搭載する。座席はロングシートで、車椅子スペースが設置されている。
- モハ733形
-
- 3100番台 (M1)
- 2号車に組成される電動車(中間車)で、主回路機器(主変圧器・主変換装置)・集電装置を搭載する。座席はロングシートである。
- 3200番台 (M2)
- 5号車に組成される電動車(中間車)で、主回路機器(主変圧器・主変換装置)・集電装置を搭載する。座席はロングシートである。
- サハ733形
-
- 3100番台 (T1)
- 3号車に組成される付随車(中間車)で、主変換装置・補助電源装置・蓄電池を搭載する。座席はロングシートで、車椅子対応トイレ・車椅子スペースが設置されている。
- 3200番台 (T2)
- 4号車に組成される付随車(中間車)。座席は指定席「uシート」用の回転式リクライニングシートで、デッキ付近に荷物置き場を、3号車寄りに車掌室と業務用室が設置されている。また、快速「エアポート」では指定席、区間快速「いしかりライナー」と普通列車では自由席として使用するため、客室仕切上部デッキ側に座席種別を表示する案内表示器が設置されている。なお、721系の「uシート」で実施されていたFMラジオ放送は実施しない[注釈 3][9]。
形式 | クハ733形 | モハ733形 | サハ733形 | サハ733形 | モハ733形 | クハ733形 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | T1 | T2 | M2 | Tc2 | |
車両番号区分 | クハ733-3100 | モハ733-3100 | サハ733-3100 | サハ733-3200 | モハ733-3200 | クハ733-3200 | |
編成番号区分 | B-3100編成 | B-3200編成 | |||||
搭載機器 | MT, CI, PT | SIV, CP, Bt | MT, CI, PT | SIV, CP | |||
自重 | 33.7t | 41.8t | 34.0t | 31.8t | 41.8t | 35.3t | |
車内設備 | WC | WC, BF | BF | ||||
定員 ()内は座席定員 |
142 (46) | 156 (52) | 149 (48) | 72 (43) | 156 (52) | 146 (47) |
1000番台(3両編成)
基本的には0番台と同一だが、内外装に相違点が見られる。
- クハ733形
- モハ733形 (M)
-
- 2号車に組成される電動車(中間車)。座席はロングシートである。番台区分は1000番台。
← 函館 新函館北斗 →
| |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
形式 | クハ733形 | モハ733形 | クハ733形 | ||||
区分 | Tc1 | M | Tc2 | ||||
車両番号区分 | クハ733-1000 | モハ733-1000 | クハ733-2000 | ||||
搭載機器 | |||||||
自重 | |||||||
車内設備 | WC, BF | ||||||
定員 ()内は座席定員 |
139 (46) | 156 (52) | 146 (50) |
凡例
- Tc:制御車
- M:電動車
- T:付随車
- MT:主変圧器
- CI:主変換装置
- SIV:補助電源装置(静止形インバータ)
- CP:電動空気圧縮機
- PT:集電装置
- Bt:蓄電池
- WC:トイレ
- BF:車椅子スペース
沿革
- 2012年(平成24年)
- 2月8日 - 10日:0番台3両編成2本(B-101・B-102編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 3][新聞 4]。
- 2月27日 - 29日:0番台3両編成2本(B-103・B-104編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 5][新聞 6]。
- 4月22日 - 25日:0番台3両編成4本(B-105 - B-108編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 7][新聞 8]。
- 6月1日:札沼線(学園都市線)の第1次電化開業に伴うダイヤ改正[報道 1]。0番台3両編成6本(B-101 - B-106編成)18両が先行投入され、営業運転を開始[新聞 9]。
- 7月9日 - 11日:0番台3両編成2本(B-109・B-110編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 10]。
- 7月23日 - 25日:0番台3両編成2本(B-111・B-112編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 11]。
- 10月27日:札沼線(学園都市線)の第2次電化開業に伴うダイヤ改正[報道 10]。この日までに、0番台3両編成6本(B-107 - B-112編成)18両が追加投入され、合計で0番台3両編成12本(36両)となる[4]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 5月30日 - 6月2日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3101 + B-3201編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 16][新聞 17]。
- 6月16日 - 19日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3102 + B-3202編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 18]。
- 7月19日:快速「エアポート」用の3000番台が営業運転を開始[新聞 19][新聞 20]。
- 7月24日 - 28日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成2本(B-3103 + B-3203・B-3104 + B-3204編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 21][新聞 22]。
- 8月30日:3000番台で運用される快速「エアポート」の最高速度が130km/hから120km/hへ引き下げられる[報道 11]。
- 10月7日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3105 + B-3205編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 23]。
- 10月28日 - 31日:0番台3両編成2本(B-120・B-121編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 24]。
- 11月20日:JR北海道が、函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車用に1000番台(3両編成)を増備すると発表[報道 5]。
- 2015年(平成27年)
- 6月2日 - 5日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3106 + B-3206編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 25][新聞 26]。
- 6月22日 - 25日:快速「エアポート」用の3000番台6両編成1本(B-3107 + B-3207編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される。
- 10月6日 - 8日:「はこだてライナー」用の1000番台3両編成2本(B-1001・B-1002編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 27]。
- 10月23日 - 26日:「はこだてライナー」用の1000番台3両編成2本(B-1003・B-1004編成)が川崎重工業兵庫工場より甲種輸送される[新聞 28]。
- 2016年(平成28年)
今後の予定
2015年度に24両が札幌近郊に投入され、老朽化した711系電車を順次置き換える予定であることが報道されている[新聞 31][新聞 32][新聞 33]。
2016年3月26日の北海道新幹線開業時に運行開始する函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車の車両として、1000番台(3両編成)が4編成(12両)投入される予定である[報道 8][報道 9][新聞 29][新聞 30]。
運用
0番台・3000番台
0番台・3000番台は全車両が札幌運転所に配置され、札幌都市圏およびその周辺地区を中心とした以下の区間で運用されている。
0番台の運用は、基本的に721系(3両編成)・731系・735系と共通[4]であり、3両あるいは3両編成2本を連結した6両編成で運転される。ただし、711系を置き換えた運用は721系が、201系気動車との併結運用は731系がそれぞれ専用で充当されるので除く。また、新千歳空港駅には朝晩時間帯の普通列車のみ乗り入れる。
3000番台の運用は、721系の「uシート」組み込み6両編成と共通である。快速「エアポート」に充当されるのは3000番台のみである。
1000番台(予定)
1000番台は全車両が函館運輸所に配置され[新聞 27]、以下の列車で運用される予定である。
脚注
注釈
出典
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 『鉄道ジャーナル』通巻548号 81頁
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参考文献
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- 編集部「733系3000番台」『鉄道ファン』第642号、交友社、2014年10月、76-79頁。
関連項目
外部リンク
- 北海道旅客鉄道
- “快速エアポート(721系・733系)|車両の紹介|列車ガイド”. 北海道旅客鉄道. 2015年10月25日閲覧。
- “快速エアポート(721系・733系)|車内のご案内|列車ガイド”. 北海道旅客鉄道. 2015年10月25日閲覧。
- “快速エアポート(721系・733系)|列車編成|列車ガイド”. 北海道旅客鉄道. 2015年10月25日閲覧。
- “新千歳空港→札幌 最速37分。快速エアポート”. 北海道旅客鉄道. 2015年10月25日閲覧。