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2016年6月8日 (水) 00:48時点における版
東京ヤクルトスワローズ #26 | |
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2013年8月11日、秋田県立野球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都豊島区 |
生年月日 | 1986年5月16日(38歳) |
身長 体重 |
181 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2010年 ドラフト5位 |
初出場 | 2011年4月24日 |
年俸 | 3,000万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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久古 健太郎(きゅうこ けんたろう、1986年5月16日 - )は、東京ヤクルトスワローズに所属するプロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
東京都豊島区巣鴨出身で、両親は北海道上川郡新得町出身[1]。小学1年から野球を始め、中学時代は豊島シニアに所属。国士舘高校時代は、1年秋から新垣勇人に続く2番手の先発投手となり、明治神宮野球大会では1回戦の延岡学園高校戦で先発投手を務めている[2]。2年春には第75回選抜高等学校野球大会に出場し、初戦(2回戦)で堂上剛裕を擁する愛知工業大学名電高校と対戦して7回を2安打1失点と好投するも、0対1で敗退。エースとして迎えた3年夏は東東京大会の準々決勝で正則学園高校に敗れた[3]。
高校卒業後は青山学院大学に進学し、野球部に所属。同期には井上雄介がいた。1年春から高市俊の控えとして公式戦に出場し[4]、4年秋にはエースとして13試合に登板して2勝を挙げるなど大学通算3勝を記録した。大学卒業後は日産自動車に進むも入社直前に休部が発表された[5]。休部にともない翌2010年に日本製紙石巻に移籍するとチームのエースとなり、東北2次予選で13回1/3を投げて防御率1.35の好投でチーム史上初となる第81回都市対抗野球大会出場に貢献した[6]。本大会ではヤマハとの初戦で先発して敗れはしたものの内容をスカウトから高く評価され[7]、同年10月28日にドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けた。担当スカウトは八重樫幸雄で、契約金4000万円、年俸1000万円(いずれも推定)で契約している[8]。同年に大学時代の1年上の元マネジャーと結婚。
プロ入り後
左の中継ぎ投手が不足しているというチーム事情に基き、2011年の開幕を一軍でスタートした。4月24日の広島東洋カープ戦で2番手としてプロ入り初登板。1回1/3を投げ1安打無失点に抑え、プロ入り初勝利を挙げた[9][10]。開幕からしばらくは左のワンポイントでの登板がほとんどであったが、5月半ばからは1イニングを任される機会が増えた。7月10日の阪神タイガース戦より9月9日まで21試合連続無失点を続けた[11]。これは1999年の岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)に並ぶセントラル・リーグ新人投手最高記録であった[11]。11月に左手血行障害の手術を行った。オフに1300万円増の年俸2300万円(推定)で契約を更改している[12]。
2014年5月3日の対阪神7回戦(明治神宮野球場)でNPB史上2人目、セ・リーグでは初の対戦打者0人[13]で勝利投手となった。同点で迎えた8回表二死一塁の場面で3番手として登板し、2ストライク2ボールからの一塁への牽制球で一塁走者の大和をアウト(記録は盗塁刺)にしてイニングを終了させ、その裏に味方が勝ち越し点を挙げ、9回には別の投手に交代したことによる。[14]
2015年は開幕から一軍と二軍を往復していたが、後半戦以降対左打者への投球が安定を見せるようになり、左打者用のワンポイントとして7、8回において秋吉亮やローガン・オンドルセクと共にセットアッパーを務め、リーグ優勝に貢献した。
選手としての特徴・人物
球の出所が見難い左のサイドハンドから投げ込まれる独特の球筋が最大の特徴。
平均球速138km/h[15]、最速145Km/hのストレートとスライダー、カットボール[16]、シュート、カーブ、に加えてチェンジアップ[6]を投げる。
テンポ良く低め、コーナーに投げ込み打たせて取る投球が持ち味。左打者の内角を攻める度胸にも定評がある[8]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | ヤクルト | 52 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 1 | 20 | .714 | 161 | 37.0 | 37 | 1 | 13 | 1 | 4 | 31 | 0 | 1 | 16 | 15 | 3.65 | 1.35 |
2012 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 37 | 8.0 | 9 | 2 | 3 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 7 | 5 | 5.63 | 1.50 | |
2013 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 9 | .667 | 120 | 29.1 | 28 | 6 | 3 | 0 | 2 | 33 | 0 | 0 | 10 | 9 | 2.76 | 1.06 | |
2014 | 46 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 7 | .250 | 156 | 33.2 | 39 | 4 | 13 | 0 | 4 | 22 | 2 | 0 | 21 | 21 | 5.61 | 1.54 | |
2015 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | ---- | 102 | 24.2 | 23 | 1 | 9 | 0 | 1 | 23 | 3 | 0 | 7 | 7 | 2.55 | 1.30 | |
通算:5年 | 183 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 6 | 1 | 45 | .571 | 576 | 132.2 | 136 | 14 | 41 | 1 | 11 | 115 | 5 | 1 | 61 | 57 | 3.87 | 1.34 |
- 2015年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初登板・初勝利:2011年4月24日、対広島東洋カープ3回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、6回裏一死に2番手で救援登板、1回1/3を無失点
- 初奪三振:2011年4月30日、対阪神タイガース2回戦(阪神甲子園球場) - 7回裏に関本賢太郎から空振り三振
- 初ホールド:2011年5月1日、対阪神タイガース3回戦(阪神甲子園球場) - 5回裏一死に3番手で救援登板、2/3回無失点
- 初セーブ:2011年8月21日、対読売ジャイアンツ20回戦(東京ドーム) - 9回裏二死に2番手で救援登板・完了、1/3回無失点
- その他の記録
- 打者0人で勝利投手:2014年5月3日、対阪神タイガース7回戦(明治神宮野球場) - 詳細は上記通り。NPB史上2人目、セ・リーグ初
背番号
- 26 (2011年 - )
脚注
- ^ 新たな“持ってる男”早くも5勝、ヤクルト久古健太郎 ZAKZAK、2011年7月15日
- ^ 毎日新聞、2003年2月21日付朝刊、東京地方面
- ^ 読売新聞、2004年7月26日付朝刊、東京地方面
- ^ 読売新聞、2005年6月6日付朝刊、P.14
- ^ 読売新聞、2009年2月10日付朝刊、P.25
- ^ a b 毎日新聞、2010年8月27日付夕刊、P.9
- ^ 毎日新聞、2010年11月6日付朝刊、宮城地方面
- ^ a b 毎日新聞、2010年11月26日付朝刊、宮城地方面
- ^ 久古 プロ初登板勝利の記念球は「石巻へ」スポーツニッポン 2011年4月24日
- ^ 燕・久古、記念のボール「石巻に送りたい」 サンケイスポーツ、2011年4月24日
- ^ a b “ヤクルト・久古 セ新人連続試合無失点タイ記録”. 産経新聞 (2011年9月10日). 2011年9月10日閲覧。
- ^ スポニチ 2011年12月12日 52試合に登板のルーキー久古は2,300万円でサイン
- ^ この場合の「打者」とは、対戦を完了した打者の数のことをいう。
- ^ 久古 史上2人目打者0人で勝利投手に!「そっとしておいて」スポーツニッポン2014年5月4日配信
- ^ 『2012プロ野球オール写真選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2012年、97頁頁。ISBN 978-4-905411-04-8。
- ^ 読売新聞、2010年10月29日付朝刊、宮城地方面
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 久古健太郎 - NPB.jp 日本野球機構