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2016年6月8日 (水) 03:33時点における版
なかはら ひとみ 中原 ひとみ | |
---|---|
本名 | 土家 里子 |
生年月日 | 1936年7月22日(88歳) |
出生地 | 日本・東京都台東区 |
身長 | 150 cm |
血液型 | B型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ・演劇・CM |
活動期間 | 1954年 - |
配偶者 | 江原真二郎(俳優) |
著名な家族 |
長男:土家歩 長女:土家里織 |
事務所 | アズユー |
公式サイト | 公式プロフィール |
主な作品 | |
映画 『米』/『純愛物語』 『裸の太陽』 『ファンキーハットの快男児シリーズ』 『蕨野行 わらびのこう』 テレビドラマ 『可愛い恋人 現代のメルヘン』 『中央流沙』/『週末婚』 『オーバー30』 |
中原 ひとみ(なかはら ひとみ、1936年7月22日 ‐ )は、日本の女優。本名:土家 里子。愛称はバンビ。東京都台東区出身[1]。アズユー所属。夫は俳優の江原真二郎。長男は土家歩、長女は土家里織。
来歴
共立女子高等学校中退。東映ニューフェイス第1期生として、東映へ入社。同期には山本麟一・高田敏江・南原宏治らがいる。1954年、映画『魚河岸の石松 女海賊と戦う』でデビュー。
代表作の映画『純愛物語 (Geschichte einer wahren Liebe )』では原爆の後遺症で短い生涯を閉じるヒロインを演じ、1957年のキネマ旬報ベストテン第2位に入った。1958年6月25日、世界三大映画祭の一つ第8回ベルリン国際映画祭に出席のためドイツのベルリンへ出発。6月27日、映画祭開幕。最終日の7月8日、出演作で出品作の『純愛物語』が銀熊賞 (監督賞)を受賞。審査委員会の長編劇映画部門の委員長はフランク・キャプラだった。その後、フランス・イタリア・スイスを経由して、7月21日、約1ヶ月ぶりに日本に帰ってきた。当時はまだ海外渡航自由化の前で、この映画祭出席は受賞と共に貴重なヨーロッパ訪問となった。日本出発時の写真が現存する。
1960年代初めまで、東映現代劇の看板女優として数々の映画に主演。時代劇にも出演している。1960年、江原真二郎と結婚。1963年以降は、活躍の場をテレビドラマに移した。1979年頃からは再び映画に出演し、演劇にも活動の場を広げている。家族4人で出演したライオン歯磨(ホワイト&ホワイトライオン)のCMは、10年以上にわたって制作された。夫の江原とはおしどり夫婦として紹介されてきた。
出演
映画
- 魚河岸の石松 女海賊と戦う(1954年、東映)
- 若者よ恋をしろ(1954年、東映)
- 潮来情話 流れ星三度笠(1954年、東映)
- 継母(1954年、東映)
- あゝ洞爺丸(1954年、東映)
- 姿三四郎・第二部(1955年、東映)
- 姉妹(1955年、独立映画、※DVD発売)
- 十九の花嫁(1955年、東映)
- 青春航路 海の若人(1955年、東映)
- サラリーマン目白三平(1955年、東映)
- 正義の快男児 中野源治の冒険 ダイヤモンドの秘宝(1955年、東映)
- 正義の快男児 中野源治の冒険 深夜の戦慄(1955年、東映)
- 正義の快男児 中野源治の冒険 完結篇 地下砲台の恐怖(1955年、東映)
- 終電車の死美人(1955年、東映)
- 多羅尾伴内シリーズ 第八話 復讐の七仮面(1955年、東映)
- 源義経(1955年、東映)
- 暴力街(1955年、東映)
- くちづけ(1955年、東宝)
- 続・サラリーマン目白三平(1955年、東映)
- 魚河岸の石松 石松故郷へ帰る(1955年、東映)
- まぼろし怪盗団(1955年、東映)
- まぼろし怪盗団 魔王の蜜使(1955年、東映)
- 殺人現行犯(1955年、東映)
- まぼろし怪盗団 悪魔の王冠(1955年、東映)
- 不良少年の母(1955年、東映)
- 黒田騒動(1956年、東映)
- 雪崩(1956年、東映)
- 三つ首塔(1956年、東映)
- 続・源義経(1956年、東映)
- 恐怖の空中殺人(1956年、東映)
- 大学の石松(1956年、東映)
- 剣豪二刀流(1956年、東映)
- 母子像(1956年、東映)
- 無法街(1956年、東映)
- 大学の石松 ぐれん隊征伐(1956年、東映)
- 大学の石松 太陽族に挑戦す(1956年、東映)
- こぶしの花の咲くころ(1956年、松竹)
- 少年探偵団 第一部 妖怪博士(1956年、東映)
- 少年探偵団 第二部 二十面相の悪魔(1956年、東映)
- 米 (映画)(1957年、東映、※DVD発売) - 田村よしの ※キネマ旬報ベストテン第1位
- 喧嘩社員(1957年、東映)
- 無敵社員(1957年、東映)
- 鳳城の花嫁(1957年、東映)
- 㐧十三号棧橋(1957年、東映)
- 不良女学生(1957年、東映)
- 大学の石松 女群突破(1957年、東映)
- 抜打ち浪人(1957年、東映)
- 花吹雪鉄火纏(1957年、東映)
- 純愛物語[2] Geschichte einer wahren Liebe (1957年、東映、※DVD発売) - ※キネマ旬報ベストテン第2位
- ジェット機出動 第一〇一航空基地(1957年、東映)
- 江戸の名物男 一心太助(1958年、東映)
- 今は名もない男だが(1958年、東映)
- 少年探偵団 透明怪人(1958年、東映)
- 美しき姉妹の物語 悶える早春(1958年、東映)
- 少年探偵団 首なし男(1958年、東映)
- 鶯城の花嫁(1958年、東映)
- おしどり駕篭(1958年、東映、※DVD発売)
- 希望の乙女(1958年、東映、※DVD発売)
- 一丁目一番地(1958年、東映)
- 剣は知っていた 紅顔無双流(1958年、東映)
- 一丁目一番地 第二部(1958年、東映)
- 季節風の彼方に(1958年、東映)
- 奴の拳銃は地獄だぜ(1958年、東映)
- 清水港の名物男 遠州森の石松(1958年、東映、※DVD発売)
- 裸の太陽[3] Die Nackte Sonne (1958年、東映、※DVD発売) - キネマ旬報ベストテン第5位
- 一心太助 天下の一大事(1958年、東映)
- 森と湖のまつり(1958年、東映、※DVD発売)
- 殿さま弥次喜多 捕物道中(1959年、東映)
- 旋風家族(1959年、東映)
- 母と娘の瞳(1959年、東映)
- 地獄の底までつき合うぜ(1959年、東映)
- 素晴らしき娘たち(1959年、東映)
- 父と娘(1959年、東映)
- 静かなる兇弾(1959年、東映)
- 高度七〇〇〇米 恐怖の四時間(1959年、東映、※DVD発売)
- リスとアメリカ人 廃墟の銃声(1959年、東映)
- 一心太助 男の中の男一匹(1959年、東映)
- 二発目は地獄行きだぜ(1960年、東映)
- 続・べらんめぇ藝者(1960年、東映)
- 白い崖(1960年、東映)
- 多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ(1960年、東映)
- 消えた密航船(1960年、東映)
- 東から来た流れ者(1960年、東映)
- 続々・べらんめぇ藝者(1960年、東映)
- 白い粉の恐怖(1960年、東映)
- 大いなる驀進(1960年、東映、※DVD発売)
- 億万長者(1960年、東映)
- ファンキーハットの快男児シリーズ(1961年)
- ファンキーハットの快男児(ニュー東映、※DVD発売)
- ファンキーハットの快男児 二千万円の腕(東映、※DVD発売)
- べらんめえ藝者罷り通る(1961年、東映)
- 赤い影の男(1961年、東映)
- ひばり民謡の旅シリーズ べらんめぇ藝者佐渡へ行く(1961年、東映)
- 赤い影の男 高速三号線を張れ(1961年、東映)
- 魚河岸の女石松(1961年、東映)
- 白昼の無頼漢(1961年、東映、※DVD発売)
- 無鉄砲社員(1961年、東映)
- 瞼の母(1962年、東映、※DVD発売)
- 二・二六事件 脱出(1962年、東映)
- がんこ親父と江戸っ子社員(1962年、東映)
- 新婚シリーズ 月給日は嫌い(1962年、東映)
- 新婚シリーズ 最初が肝心(1962年、東映)
- あの空の果てに星はまたたく(1962年、東映)
- サラリーマン一心太助(1962年、東映)
- 誇り高き挑戦(1962年、東映、※DVD発売)
- みんなわが子(1963年、ATG、※DVD発売)
- 次郎長社長と石松社員 安来ぶし道中(1963年、東映)
- 特別機動捜査隊(1963年、東映)
- 民謡の旅 秋田おばこ(1963年、東映)
- 警視庁物語 全国縦断捜査(1963年、東映)
- わが青春のイレブン(1979年、東映)
- ちゃんばらグラフィティー 斬る!(1981年、東映)
- 子どものころ戦争があった(1981年、松竹)
- 胸さわぎの放課後(1982年、東映)
- ひめゆりの塔(1982年、東宝)
- この子の七つのお祝いに(1982年、松竹、※DVD発売)
- 泰造(1985年、k&s)
- 光る女(1987年、東宝、※DVD発売) - ※キネマ旬報ベストテン第9位
- 丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!(1990年、松竹、※DVD発売)
- シャイなあんちくしょう(1991年、東映)
- 蕨野行 わらびのこう(2003年、シネマ・ワーク、※DVD発売) - ※キネマ旬報ベストテン第8位
- ほたるの星(2004年、シネボイス、※DVD発売)
- オリヲン座からの招待状(2007年、東映、※DVD発売)
- いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜(2012年、クレストインターナショナル)
- 紙の月(2014年11月15日)
テレビドラマ
- NHK
- 松本清張シリーズ・中央流沙 (1975年) - 山田事務官の妻
- わたしは海 (1978年 - 1979年、大阪放送局) - 飯田清子先生
- 事件 (1980年) - 宮沢時子
- 立花登・青春手控え (1982年) ‐ 小牧松江
- 君の名は (1991年 - 1992年) - 加瀬田岸枝
- 琉球の風 (1993年) - 真加那
- 慶次郎縁側日記 (2002年) - おさよ
- またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜 (2003年) - 小栗国子
- ジャッジ 〜島の裁判官奮闘記〜 (2007年) - 本田磯子
- 珈琲屋の人々(2014年) - 秋元悦子
- だから荒野(2015年) - 加藤桂子
- 可愛い恋人 現代のメルヘン (1962年、読売テレビ) - ※映像が現存する
- 判決(1962年 - 1966年、NETテレビ)- 被告人看護婦役でゲスト出演
- 祭ばやしが聞こえる (1977年 - 1978年)
- 新五捕物帳 (1975年) ‐ たえ
- 愛のA・B・C・D(1980 ‐ 1981年) ‐ 滝村浅子
- 花らんまん (1988年、読売テレビ)
- 外科医有森冴子 (1992年)
- 火曜サスペンス劇場
- 「女検事・霞夕子 」(1993年) ‐ 尾形みず江
- 「京都金沢殺人事件シリーズ7」(2004年) - 照井月代
- TBS系
- ただいま11人 (1964年 - 1967年)-次女 和子役 レギュラー出演
- 時間ですよ (1965年)
- 肝っ玉かあさん (1968年) ‐ 佐々木葉麻
- 女と味噌汁#15 (1970年)
- 復讐するは我にあり (1984年)
- 勇気をだして(1998年)
- 週末婚 (1999年) - 大森千恵
- 君のままで (2000年、毎日放送) - 鈴木晴代
- ママは女医さん (2004年) ‐ 皆川須美代
- 渡る世間は鬼ばかり (2005年 - 2011年) - 竜村初子
- オーバー30 (2009年、中部日本放送) - 白鳥桃代
- 浪花少年探偵団(2012年) - 松岡稲子
- 月曜ゴールデン
- おばさん会長・紫の犯罪清掃日記 ゴミは殺しを知っているシリーズ7 (2007年) - 藤倉八重子
- 遺品整理人・谷崎藍子〜死者が遺したメッセージ〜1(2010年、毎日放送) - 相沢りつ(現代)
- 大奥 (1983 - 1984年、関西テレビ) ‐ 菊尾
- 真夜中の匂い (1984年) - 萱野篤子
- しのぶ (1985年、東海テレビ)
- 現代推理サスペンス「トワイライトはいつも雨降り」 (1990年、関西テレビ)
- さよならをもう一度 (1992年)
- おいしい関係 (1996年) ‐ 今村よし恵
- やがて来る日のために (2005年)‐ 野口信子
- 達磨大助事件帳 第26話「夕陽の渡り鳥」(1978年) - お澄
- 土曜ワイド劇場
- 混浴露天風呂連続殺人3(1984年) - 佐山由紀
- 京都殺人案内12(1986年) ‐ 瀬川絹代
- 救急救命士・牧田さおり2(2003年) ‐ 蔵原八重
- 保険調査員ハナコ・時価一億円の女(2006年) - 阿久津里子
- 外科医柊又三郎 (1995年)
- 京都地検の女 (2007年) ‐ 糀谷さよ子
- 女と愛とミステリー
- 水曜ミステリー9
- 農家の嫁は弁護士!神谷純子のふるさと事件簿4(2009年) - 佐山チヅ
演劇
CM
主な受賞
- 第10回日本映画批評家大賞 - ゴールデン・グローリー賞
- 映画『わらびのこう 蕨野行』 - 第13回日本映画批評家大賞 助演女優賞
関連書籍
- 『映画監督 深作欣二の軌跡』 (キネマ旬報社)
- 『多羅尾伴内 七つの顔の男』 (関貞三著、林家木久扇編、ワイズ出版)
- 『江戸川乱歩と少年探偵団』 (堀江あき子編。河出書房新社)
- 『「20世紀を輝いた美女たち」スター青春グラフィティ 池谷朗[昔]写真館』 ISBN 4-87709-374-5
- 『一心錦之助 - オマージュ 中村錦之助・萬屋錦之介』 (錦之助映画ファンの会・編、エコール・セザム、2009年)