「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」の版間の差分
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アメリカ・キャピトルのアナログ盤のオーダーは日・英のものと同じではあるが、すべてアメリカ・オリジナル盤を音源としているため、内容に若干の相違が見られる(顕著な例では「ヘルプ!」の前に「ジェームズ・ボンドのテーマ」風の楽曲が収録されていた)。 |
アメリカ・キャピトルのアナログ盤のオーダーは日・英のものと同じではあるが、すべてアメリカ・オリジナル盤を音源としているため、内容に若干の相違が見られる(顕著な例では「ヘルプ!」の前に「ジェームズ・ボンドのテーマ」風の楽曲が収録されていた)。 |
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日本での出荷枚数は約205万組<ref>[http://web.archive.org/web/20010315021820/www.sanspo.com/enter/music/m98/m1217.html マライア新記録300万枚突破!]、SANSPO.COM、1998年12月16日。([[インターネット |
日本での出荷枚数は約205万組<ref>[http://web.archive.org/web/20010315021820/www.sanspo.com/enter/music/m98/m1217.html マライア新記録300万枚突破!]、SANSPO.COM、1998年12月16日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>。 |
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=== ジャケットの写真 === |
=== ジャケットの写真 === |
2017年9月4日 (月) 15:49時点における版
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』 | |||||
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ザ・ビートルズ の ベスト・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 |
Abbey Road 1962年-1966年 Pathé Marconi 1964年 | ||||
ジャンル | ロック | ||||
レーベル | アップル・レコード | ||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
All Music Guide link | |||||
チャート最高順位 | |||||
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ビートルズ U.K. U.S. 年表 | |||||
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ビートルズ 日本 年表 | |||||
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『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』("The Beatles / 1962-1966") は、1973年4月19日にアナログLP2枚組で発売されたビートルズのベスト・アルバムである。
解説
本作及びその後編『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』は本来"beatles AΩ"(ビートルズ・アルファ・オメガ)という4枚組120曲入りの海賊盤コンピレーション・アルバムが出回ったことへの対抗措置として企画されたものである。
『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』はその外見から『赤盤-The Red Album』の愛称で親しまれている。1967年から1970年までの代表曲を集めた『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』(通称『青盤』)と同時にリリースされた。
デビュー・シングルのA面「ラヴ・ミー・ドゥ」(1962年)からアルバム『リボルバー』(1966年)までの楽曲で構成されている。選曲はジョージ・ハリスンが担当したと言われているが、海外ではアラン・クレインによる選曲という説もある[1]。ただし、20年後のCD化の際には「選曲者」として、ジョージ・マーティンとともに記者会見に出席している。
イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位第3位を獲得。アメリカの「ビルボード」誌でも、最高位第3位、1973年度年間ランキングでは第24位を記録している。「キャッシュボックス」誌では、最高位第1位を獲得し、年間ランキングでは第35位だった。アメリカだけで700万セット以上のセールスを記録し、全世界では2,000万セット以上をセールスしている。
アメリカ・キャピトルのアナログ盤のオーダーは日・英のものと同じではあるが、すべてアメリカ・オリジナル盤を音源としているため、内容に若干の相違が見られる(顕著な例では「ヘルプ!」の前に「ジェームズ・ボンドのテーマ」風の楽曲が収録されていた)。
日本での出荷枚数は約205万組[2]。
ジャケットの写真
ジャケットの表・裏とも写真はアンガス・マクビーンによるものである。表の写真はファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』と同じフォト・セッションで撮影された写真(アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のものとは酷似しているが別のもの)であり、裏の写真は発売されずに終わったアルバム"Get Back"(仮称)のためのフォト・セッション(1969年)の際に撮影されたものである。
CD化
1993年にCD化されたが、当初は1991年にCD化が予定されていた。CD化に際しては、発売当時のアナログLP2枚組のトータル・タイムが63分であるため、CD1枚に収録可能(当時のCDは約74分が最大)であったが、ジョージ・マーティンが2枚組フォーマットにこだわったため、当時のLPの曲配分のままの2枚組になった。
各曲は既にCD化されているヴァージョンが主に使用されているが、アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』、『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』、『ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ'65)』の3アルバム収録楽曲は当時未CD化だったステレオ・ミックスが採用されている(一部ステレオ定位が変更されたものがある)。また、「シー・ラヴズ・ユー」は1992年の『EPコレクション』収録のリマスター・ヴァージョンが使われている。同曲と「ラヴ・ミー・ドゥ」はリアル・ステレオ・ミックスが存在しないためオリジナルのアナログ盤では疑似ステレオだったが、CDではモノラルで収録されている。
当初予定されていた1991年に作られたマスターにはオリジナルミックスでは「デイ・トリッパー」のノイズ対策で無音になってしまっていた部分を新たに修正したヴァージョンが収録されていたが、リリース・ヴァージョンでは通常のイギリス・ステレオ・ヴァージョンに変更された。なお、1991年の修正ヴァージョンはアメリカのジュークボックス用7インチ・シングル盤に収録された。「ペイパーバック・ライター」のフェイド・アウトは1991年の時点で僅かに早くなっていた。
商品化された1993年ヴァージョンはデジタル・リマスタリングが本作用に改めて施されており、1987年~1988年に発売されたCDアルバムと同じミックスの曲でも音量バランスや音質、ノイズの程度が異なっている。特にノイズ面が顕著でオリジナルCDと比較するとテープヒス等のノイズが大分取り除かれている。
2010年には2009年にリリースされたオリジナルCDリマスターの音源を用いて再発売された。先のデイ・トリッパーは2009年版では無音部が修正されている。また2014年には日本独自企画によるスーパー・ハイ・マテリアルCDの本アルバムがリリースされた。これはディスクの材質面の向上であるため、収録されているデジタルオーディオデータに違いはない。
収録曲
DISC 1
アナログA面
- ラヴ・ミー・ドゥ - Love Me Do (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'19")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- プリーズ・プリーズ・ミー - Please Please Me (McCartney - Lennon)
- 演奏時間:(2'00")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- フロム・ミー・トゥ・ユー - From Me to You (McCartney - Lennon)
- 演奏時間:(1'56")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
- アメリカ盤は米国における本作初のステレオ・ヴァージョン・リリースである。英国オリジナル盤ステレオとはミキシングが左右逆である。
- シー・ラヴズ・ユー - She Loves You (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'17")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
- アメリカ盤はモノラル・ヴァージョンを収録。
- 抱きしめたい - I Want to Hold Your Hand (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'24")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
- アメリカ盤は疑似ステレオ・ヴァージョンを収録。
- オール・マイ・ラヴィング - All My Loving (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'06")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- キャント・バイ・ミー・ラヴ - Can't Buy Me Love (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'11")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
アナログB面
- ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! - A Hard Day's Night (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'32")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン(主部)、ポール・マッカートニー(中間部)
- アメリカ盤は疑似ステレオ・ヴァージョンを収録。
- アンド・アイ・ラヴ・ハー - And I Love Her (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'28")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- エイト・デイズ・ア・ウィーク - Eight Days a Week (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'43")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
- アイ・フィール・ファイン - I Feel Fine (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'18")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- イギリス盤、日本盤は冒頭に電気的ノイズとドラム・スティックの音、ささやきが入る。
- アメリカ盤は疑似ステレオ・ヴァージョンを収録、"Beatles '65"(Capitol)ステレオ盤収録のものと同じでエコーがかけられている。
- 涙の乗車券 - Ticket to Ride (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(3'10")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- アメリカ盤はモノラル・ヴァージョンを収録。
- イエスタデイ - Yesterday (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'08")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
DISC 2
アナログC面
- ヘルプ! - Help! (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'18")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- アメリカ盤は冒頭に「ジェームズ・ボンドのテーマ」風の楽曲を収録。
- 悲しみはぶっとばせ - You've Got to Hide Your Love away (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'11")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- 恋を抱きしめよう - We Can Work It out (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'15")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー、ジョン・レノン(中間部)
- アメリカ盤は『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』ステレオ盤とミキシングが同じで、中間部のオルガンが左右双方から聞こえる。
- デイ・トリッパー - Day Tripper (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'46")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー
- アメリカ盤は『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』ステレオ盤とミキシングが同じで、冒頭ギターが左から聞こえる。
- ドライヴ・マイ・カー - Drive My Car (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'25")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- ノルウェーの森 - Norwegian Wood (This Bird Has Flown) (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'06")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
アナログD面
- ひとりぼっちのあいつ - Nowhere Man (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'44")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンのコーラス(主部)、ジョン・レノン(中間部)
- ミッシェル - Michelle (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'42")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- イン・マイ・ライフ - In My Life (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'28")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- ガール - Girl (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'34")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
- ペイパーバック・ライター - Paperback Writer (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'18")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- アメリカ盤は米国編集アルバム『ヘイ・ジュード』とミキシングが同じで、英国オリジナル盤ステレオとはミキシングが左右逆である。
- エリナー・リグビー - Eleanor Rigby (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'06")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
- イエロー・サブマリン - Yellow Submarine (Lennon - McCartney)
- 演奏時間:(2'38")、リード・ヴォーカル:リンゴ・スター(主部)、ポール・マッカートニーとリンゴ・スター(中間部)
脚注
- ^ Badman, Keith (2002). The Beatles: Off the Record. Omnibus Press. pp. 99. ISBN 0711991995.
- ^ マライア新記録300万枚突破!、SANSPO.COM、1998年12月16日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)