「小杉駅 (富山県射水市)」の版間の差分
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|よみがな = こすぎ |
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2020年2月14日 (金) 22:26時点における版
小杉駅 | |
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北口 | |
こすぎ Kosugi | |
◄越中大門 (3.7 km) (6.6 km) 呉羽► | |
所在地 | 富山県射水市三ケ(錦町)4156-2 |
所属事業者 | あいの風とやま鉄道[1] |
所属路線 | ■あいの風とやま鉄道線 |
キロ程 |
30.2km(倶利伽羅起点) 金沢から48.0km 米原から224.6 km |
電報略号 | コス |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,251人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)3月20日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
小杉駅(こすぎえき)は、富山県射水市三ケ(さんが)にある、あいの風とやま鉄道線の駅である。
歴史
- 1899年(明治32年)3月20日 - 官設鉄道北陸線の高岡駅 - 富山駅間延伸時に一般駅として射水郡小杉町三ヶに開業する[2][3][4]。運輸営業開始と同時に小荷物の配達を取扱う[2]。
- 1908年(明治41年)11月3日 - 当駅 - 富山駅間に呉羽駅が開業する[5]。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、北陸本線所属駅となる[6]。
- 1923年(大正12年)10月15日 - 当駅 - 高岡駅間に越中大門駅が開業する[7]。
- 1958年(昭和33年)9月29日 - 当駅 - 呉羽駅間が複線化する[8]。
- 1964年(昭和39年)8月24日 - 金沢駅 - 富山操車場間が交流電化する[8]。
- 1965年(昭和40年)7月5日 - 当駅 - 越中大門駅間が複線化する[8]。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物の配達取扱を廃する[9]。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 営業範囲を改正し、旅客、荷物及び車扱貨物を取扱う駅となる[10]。
- 1979年(昭和54年)8月10日 - 新駅舎が竣工し、その供用を開始する[11]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 営業範囲を改正し、旅客、荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる[12]。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃する[13]。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)7月7日 - 当駅駅長角田義之と小松駅駅長土ケ端俊一が西日本旅客鉄道金沢支社において姉妹駅提携の調印式を挙行し、当駅と小松駅が姉妹駅となる[15]。
- 1996年(平成8年)
- 2012年(平成24年)9月27日 - 当駅待合室に小杉の特産品たる鏝絵を紹介する展示を設ける[17]。
- 2013年(平成25年)1月下旬 -北口待合室の売店(KIOSKを経て、ステーションピットCHAO)が閉店。
- 2014年(平成26年)4月10日 - 当駅北口待合室に石崎勝紀製作の鏝絵を掲出する[18]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2019年(平成31年)4月1日 - 南口の改札業務をあいの風とやま鉄道の直営とする[23]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である[24]。北口側1番線は下り線として、島式ホーム外側の3番線は上り線として使用されており、2番線はかつて優等列車待避のために普通列車が利用していた[24]。駅西側には南北連絡地下道が設けられており、また両ホームと南口は跨線橋で結ばれている[24]。 JR西日本時代にはみどりの窓口及び売店を有する駅であり、一部の優等列車が停車していた[24]。経営移管後もみどりの窓口は北口に引続き設置されている[25]。北口及び南口の窓口は直営(高岡駅の被管理駅)である[25][23]。 近距離自動券売機は北口・南口ともに1台づつ設置されている。 南口は1996年(平成8年)の開設以来、自治体が委託する小杉駅サービスセンター運営振興会の簡易委託により運営されていたが、2019年(平成31年)4月1日よりあいの風とやま鉄道に移管された[23][25][26][27]。 JR西日本時代、南口は19時30分から始発まで閉鎖されていたが、あいの風とやま鉄道に経営移管後は始発から終電まで開放されるようになった。但し、南口の待合室は防犯上の理由により、19時30分には閉鎖される。 また、JR西日本時代の2003年から2005年頃までの一時期、当時の小杉町の童謡の会から寄贈された童謡のCDを使って駅員が駅構内のスピーカーから童謡を流していた事があった。駅の利用者からは概ね好評だったが、2005年11月に市町村合併で射水市になったのを機に中止された。
-
北口駅舎本屋建物財産標
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北口改札及び出札口
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北口待合室
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北口駅前風景
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南口駅舎
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南口改札及び出札口
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南口待合室
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ホーム
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側線
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先[28] | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■あいの風とやま鉄道線 | 下り | 富山・魚津方面 | 一部2番のりば |
2・3 | 上り | 高岡・金沢方面 | 2番のりばは一部列車のみ |
- 2015年(平成27年)3月14日時点のダイヤにおいて2番線を使用する定期旅客列車は、1日につき上下2本ずつである。
到着メロディ
JR西日本時代、あいの風とやま鉄道に経営移管後のしばらくは、2・3番線は「かっこうワルツ」、1番線は「メリーさんのひつじ」が使われていた。 2017年(平成29年)3月の新旅客案内システム導入に伴い、越中大門駅と共通で、射水ブランドを推進するイメージソング「イミズムズムズ♪」を射水市在住のシンセサイザー奏者・滝沢卓がアレンジしたものが到着メロディとして使用開始された[29][30]。
貨物取扱
当駅は国鉄分割民営化後も日本貨物鉄道の専用線発着車扱貨物取扱駅であったが、1996年(平成8年)7月25日にこれを廃止した[3]。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表には当駅接続の専用線の記述はない[31]。
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[32]。
- 北酸線(通運事業者:日本通運、動力:国鉄動車及び手押、作業粁程:0.1粁、総延長粁程:0.1粁)
- 笹谷工業線(真荷主:太陽興産、通運事業者:日本通運、動力:国鉄動車及び手押、作業粁程:0.1粁、総延長粁程:0.4粁)
- 日本セメント線(動力:私有機関車、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.3粁)
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は3,251人である[33]。
「富山県統計年鑑」、「射水市統計書」及びあいの風とやま鉄道発表資料によると、各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[34][35][36][37]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)3,557 | [38] |
1996年(平成 | 8年)3,587 | [39] |
1997年(平成 | 9年)3,609 | [39] |
1998年(平成10年) | 3,554 | [39] |
1999年(平成11年) | 3,557 | [39] |
2000年(平成12年) | 3,512 | [39] |
2001年(平成13年) | 3,414 | [39] |
2002年(平成14年) | 3,324 | [39] |
2003年(平成15年) | 3,174 | [39] |
2004年(平成16年) | 3,108 | [39] |
2005年(平成17年) | 3,130 | [39] |
2006年(平成18年) | 3,155 | [40] |
2007年(平成19年) | 3,172 | [41] |
2008年(平成20年) | 3,182 | [42] |
2009年(平成21年) | 3,090 | [43] |
2010年(平成22年) | 3,060 | [44] |
2011年(平成23年) | 3,047 | [45] |
2012年(平成24年) | 3,151 | [46] |
2013年(平成25年) | 3,174 | [47] |
2014年(平成26年) | 2,802[注 1] | [48] |
2015年(平成27年) | 3,064 | [49] |
2016年(平成28年) | 3,110 | [50] |
2017年(平成29年) | 3,188 | [51] |
2018年(平成30年) | 3,251 |
駅周辺
駅の南側に大型ショッピングセンター「アル・プラザ小杉」が1996年(平成8年)11月30日に開業し[52]、それに伴って南口が開設された[26]。
- 旧射水市役所(旧・小杉町役場)
(2016年10月11日に射水市新開発に移転した。 現在跡地には、片山学園初等科が建っている)
- 小杉郵便局(日本郵便小杉支店併設)
- 富山県立大学・短期大学部
- 富山福祉短期大学
- 富山情報ビジネス専門学校
- 富山県立小杉高等学校
- 射水市立小杉中学校
- アル・プラザ小杉(1996年(平成8年)11月30日開業[52]、笹谷工業小杉工場跡地)
- 太平洋セメント小杉サービスステーション
- イータウン大島(北西へ徒歩20分)
バス路線
富山地方鉄道バスと射水市コミュニティバスが北口や南口から発着する[53][54]。
富山地方鉄道
- 「小杉」バス停(北口側。県道富山高岡線沿い)
- 高岡駅方面、富山駅方面、富山大学附属病院方面、新湊車庫方面、富山短大方面、高速バス山形・仙台ゆき、高速バス池袋・新宿ゆき
- 「小杉駅前」バス停(北口側)
- 富山駅方面、富山大学付属病院方面、新湊車庫方面
- 「小杉駅南口」バス停(南口側)
- 富山短大方面、富山駅前方面(平日ラッシュ時の一部便のみ)
射水市コミュニティバス
- 「小杉駅前」バス停(北口側)
- 7系統「新湊・小杉線」
- 15系統「小杉駅・白石経由足洗線」
- 16系統「小杉駅・本江経由足洗線」
- 「小杉駅南口」バス停(南口側)
- 0系統「中央幹線」
- 7系統「新湊・小杉線」
- 8系統「大島・小杉経由大門線」
- 9系統「浅井・大門経由小杉駅線」
- 10系統「櫛田・大門経由小杉駅線」
- 11系統「小杉駅・水戸田経由枇杷首線」
- 12系統「小杉駅・金山線」
- 13系統「小杉地区循環線」
- 14系統「小杉駅・太閤山線」
- 15系統「小杉駅・白石経由足洗線」
- 16系統「小杉駅・本江経由足洗線」
隣の駅
※城端線直通列車(平日は2本 土曜は1本のみ運転)は城端線の項を参照のこと。
脚注
注釈
- ^ 2015年3月13日までの347日間の1日平均乗車人員は2,817人、3月14日から3月31日までの18日間の1日平均乗車人員は2,514人。365日間における1日平均乗車人員は2,802人である。
出典
- ^ a b 高島碧(2015年3月19日). “1両増で混雑軽減 「あいの風」通勤ルポ”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b 明治32年逓信省告示第90号(『官報』、1899年(明治32年)3月16日、内閣印刷局)
- ^ a b c d e 石野哲、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』、1998年(平成10年)10月、JTB
- ^ 鉄道省編、『昭和十二年十月一日現在 鉄道停車場一覧』、1937年(昭和12年)12月、川口印刷所出版部
- ^ 明治41年10月31日逓信省告示第1060号(『官報』、1908年(明治41年)10月31日、内閣印刷局)
- ^ 明治42年鉄道院告示第54号(『官報』所収、1909年(明治42年)10月12日、内閣印刷局)
- ^ 大正12年鉄道省告示第225号(『官報』、1923年(大正12年)10月9日、内閣印刷局)
- ^ a b c 日本国有鉄道編、『日本国有鉄道百年史年表』、1972年(昭和47年)10月、日本国有鉄道
- ^ 昭和44年日本国有鉄道公示第309号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和49年日本国有鉄道公示第208号(『官報』、1974年(昭和49年)9月29日、大蔵省印刷局)
- ^ 「国鉄北陸本線小杉駅の新駅舎が近く完成」、『日本経済新聞』地方経済面北陸8頁、1979年(昭和54年)8月1日、日本経済新聞社
- ^ 昭和59年日本国有鉄道公示第174号(『官報』、1984年(昭和59年)1月30日、大蔵省印刷局)
- ^ 昭和60年日本国有鉄道公示第181号(『官報』、1985年(昭和60年)3月12日、大蔵省印刷局9
- ^ 昭和62年日本国有鉄道公示第210号(『官報』、1987年(昭和62年)2月5日、大蔵省印刷局)
- ^ 「小杉駅 小松駅 手を携え共に地域発展を 姉妹駅の調印 JR西日本管内で初」、『富山新聞』(21面)、1990年(平成2年〉7月10日、富山新聞社
- ^ 「JR小杉駅南改札口が開設 町サービスセンターも」、『北日本新聞』(24面)、1996年(平成8年)12月21日、北日本新聞社
- ^ 鏝絵の小杉アピール 駅待合室にPRコーナー - 2012年(平成24年)9月28日、北日本新聞
- ^ おおなまずの鏝絵を小杉駅に移設 - 2014年(平成26年)4月10日、北日本新聞
- ^ 広田和也、田嶋豊(2015年3月15日). “あいの風鉄道 3セク再出発 県内19駅「生活路線の役割果たす」”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
- ^ "ICカードサービス開始日について" (Press release). あいの風とやま鉄道株式会社. 30 January 2015. 2015年7月10日閲覧。
- ^ 小杉駅・越中大門駅パークアンドライド駐車場サービスを開始します - 2016年(平成28年)1月6日、射水市
- ^ 小杉駅に「鏝絵」看板 現地で除幕式 - 2016年(平成28年)3月13日、北日本新聞
- ^ a b c 小杉駅の南口改札業務移管 射水市からあいの風鉄道に - 2019年(平成31年)3月31日、北國新聞社
- ^ a b c d 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』43号、2013年(平成25年)6月、朝日新聞出版
- ^ a b c あいの風とやま鉄道 利用の手引き - あいの風とやま鉄道
- ^ a b 「おつり多くない?」硬貨入れ間違え 小杉駅券売機 - 2015年(平成27年)2月2日、北日本新聞
- ^ 北陸線 小杉駅 自動券売機のつり銭が誤っていた事象について - 西日本旅客鉄道
- ^ 小杉駅発車時刻表 - あいの風とやま鉄道(2015年4月14日閲覧)
- ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “新指令システム稼動に伴う利便性の向上について”. 富山県. 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。
- ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “各駅の到着メロディの制作状況等について”. 富山県. 2016年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月30日閲覧。
- ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルⅣ』、1995年(平成7年)10月、ネコ・パブリッシング
- ^ 日本国有鉄道貨物局編、『専用線一覧表 昭和45年10月1日』、1970年(昭和45年)、日本国有鉄道貨物局
- ^ "2018年度 あいの風とやま鉄道 利用状況等" (PDF) (Press release). あいの風とやま鉄道. 14 June 2019. 2019年6月27日閲覧。
- ^ “あいの風とやま鉄道H27年度利用状況等” (PDF). あいの風とやま鉄道 (2016年6月6日). 2017年7月1日閲覧。
- ^ “あいの風とやま鉄道 平成28年度 利用状況等” (PDF). あいの風とやま鉄道 (2017年6月14日). 2017年7月1日閲覧。
- ^ 統計年鑑 - 富山県
- ^ 統計書 - 射水市
- ^ 平成7年富山県統計年鑑 108頁
- ^ a b c d e f g h i j 射水市統計書(平成18年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成19年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成20年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成21年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成22年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成23年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成24年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成25年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成26年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成27年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成28年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成29年度版) (PDF)
- ^ 射水市統計書(平成30年度版) (PDF)
- ^ a b “平和堂が富山初進出、射水郡のSCにアルプラザ・小杉店を開店”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1996年12月9日)
- ^ 乗合自動車 停留所表 - 富山地方鉄道
- ^ 射水市コミュニティバスきときとバス時刻表 平成28年10月1日ダイヤ改正 - 射水市