水橋駅
水橋駅 | |
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駅舎(2016年9月) | |
みずはし Mizuhashi | |
◄*東富山 (4.9 km) (5.5 km) 滑川► | |
所在地 | 富山県富山市水橋伊勢屋676-2 |
所属事業者 | あいの風とやま鉄道[1] |
所属路線 | ■あいの風とやま鉄道線 |
キロ程 |
53.1 km(倶利伽羅起点) 金沢から70.9 km 米原から247.5 km |
電報略号 | ミハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
686人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1908年(明治41年)11月16日 |
備考 | 業務委託駅 |
水橋駅(みずはしえき)は、富山県富山市水橋伊勢屋にある、あいの風とやま鉄道線の駅である。
2015年3月14日の北陸新幹線開業による経営移管までは、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅であった。
歴史
[編集]- 1908年(明治41年)11月16日:官設鉄道北陸線の富山駅 - 魚津駅間延伸により中新川郡西三郷村伊勢屋[2][3][4](常願寺川旧河道の廃川地[5])に開業(一般駅)。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、北陸本線所属駅となる[6]。
- 1917年(大正6年)8月1日:構内に水橋電信取扱所を設置する[7]。ただし電報配達事務は行わない[7]。
- 1918年(大正7年)8月6日:当駅より東京方面へ発送されようとしていた玄米の積込が妨害される事件が起る(米騒動)[8]。
- 1926年(大正15年)7月3日:当駅 - 東岩瀬駅(現東富山駅)間に浜黒崎仮停車場が開業する[9]。
- 1944年(昭和19年):金属類回収令により跨線橋が撤去される[10]。
- 1948年(昭和23年)8月30日:当駅 - 東岩瀬駅(現東富山駅)間の浜黒崎仮停車場が廃止される[11]。
- 1956年(昭和31年)12月7日:跨線橋が完成し、落成式を挙行する[10]。
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
- 1969年(昭和44年)10月1日:営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止する[13]。
- 1972年(昭和47年)10月2日:営業範囲を改正し、貨物の取扱を廃止し、旅客、手荷物及び小荷物を扱う旅客駅となる[14]。
- 1974年(昭和49年)3月14日:営業範囲を改正し、旅客及び荷物を扱う駅となる[15]。
- 1979年(昭和54年)4月7日:当駅駅前に141台が収容可能な自転車置場を工費696万円を以て設置する[16]。
- 1980年(昭和55年)10月29日:運転取扱いを廃止し、場内及び出発信号機を閉塞信号機とする[17]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃止する[18]。
- 1987年(昭和62年)
- 2000年(平成12年)4月:夜間無人駅となる[20]。
- 2015年(平成27年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[23][24]。駅舎は1908年(明治41年)当時のものをあいの風とやま鉄道開業後も使用している[25][26][1]が、厳密には入り口の位置が変わっており、内壁と外壁は新しい建材に交換され、骨組みのみが創建時のまま残っている形となっている[5]。改札口そばの壁面には、建設年を示す『明治41年』と記された金属板が残されている[27]。跨線橋は1956年(昭和31年)に川田工業により設置された[10]。自動券売機と便所がある[28]。
JR北陸本線の駅としての末期は、富山地域鉄道部が管理し[29][30]、ジェイアール西日本金沢メンテック(現:JR西日本金沢メンテック)が駅業務を受託する業務委託駅であった[31][24]。あいの風とやま鉄道への経営移管後も業務委託駅の形態は維持されている[32]。JR運営末期の時点でみどりの窓口は設置されていなかった[33]。また、指定券や青春18きっぷの取り扱いも行っていた[34]。
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駅舎本屋建物資産標
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改札及び出札口
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待合所
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ホーム
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跨線橋より直江津方面を望む
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先[35] |
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1 | ■あいの風とやま鉄道線 | 下り | 魚津・泊・糸魚川方面 |
2 | 上り | 富山・高岡・金沢方面 |
到着メロディ
[編集]2017年(平成29年)3月の新旅客案内システム導入に伴い、他の富山市内の駅と共通で、2012年(平成24年)に「富山県ふるさとの歌」として制作された「ふるさとの空」(久石譲作曲)のイントロ部のアレンジが到着メロディとして使用開始された[36][37]。
利用状況
[編集]2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は686人である[38]。
『富山県統計年鑑』によると各年度の1日平均乗車人員は以下の通り[39][40]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 1,758 |
1996年 | 1,768 |
1997年 | 1,638 |
1998年 | 1,579 |
1999年 | 1,504 |
2000年 | 1,449 |
2001年 | 1,382 |
2002年 | 1,321 |
2003年 | 1,269 |
2004年 | 1,222 |
2005年 | 1,208 |
2006年 | 1,153 |
2007年 | 1,095 |
2008年 | 1,090 |
2009年 | 1,054 |
2010年 | 1,065 |
2011年 | 1,072 |
2012年 | 1,064 |
2013年 | 1,068 |
2014年 | 897[備考 1] |
2015年 | 965 |
2016年 | 973 |
2017年 | 1,013 |
2018年 | 1,027 |
2019年 | 987 |
2020年 | 686 |
- 備考
- ^ 2014年度は2015年3月13日までの計347日間を集計したデータ。3月14日から3月31日までの18日間における1日平均乗車人員は861人。
駅周辺
[編集]駅前には月極駐車場が多数ある[41]。
- 世界一かわいい美術館[42]
- 富山市水橋西部地区センター
- 富山市立水橋西部小学校(徒歩15分)
- 富山市立水橋中部小学校(徒歩18分)
- 富山市立水橋中学校(徒歩15分)
- 旧・富山県立水橋高等学校
- 水橋郵便局
- にいかわ信用金庫水橋支店
- 富山第一銀行水橋支店
- 北陸銀行水橋支店
- かね七
- 富士製薬工業富山工場
- 大協薬品工業本社・富山工場
- 富山地方鉄道本線越中三郷駅(南方3km)
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 豊田直也(2015年3月24日). “女子旅×あいの風 無料ガイドブック完成”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)[要ページ番号]
- ^ 明治41年逓信省告示第1145号「富山停車場位置變更富山魚津間鐵道運輸營業開始」『官報』第7617号、印刷局、明治41年11月14日、3ページ。
- ^ a b c d 石野哲編、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』(140頁)、1998年(平成10年)10月、JTB
- ^ 鉄道省編、『昭和十二年十月一日現在鉄道停車場一覧』、昭和12年12月、鉄道省
- ^ a b 『北日本新聞』2024年4月24日付15面『とやまの近代と歴史遺産 16 鉄道駅舎 人・物が行き交い発展』より。
- ^ 明治42年鉄道院告示第54号、『官報』第7891号所収、1909年(明治42年)10月12日、大蔵省印刷局
- ^ a b 大正6年逓信省告示第606号(『官報』、1917年(大正6年)7月26日)
- ^ 「米の暴騰が生んだ富山の女一揆」、『東京朝日新聞』1918年(大正7年)8月8日、朝日新聞社
- ^ 『官報』4158号、大正15年7月3日、内閣印刷局
- ^ a b c 「十二年ぶりに陸橋 国鉄水橋駅、七日に落成式」、『北日本新聞』(8面)、1956年(昭和31年)12月3日、北日本新聞社
- ^ 『官報』第6488号、昭和23年8月30日、大蔵省印刷局
- ^ a b c 日本国有鉄道編、『日本国有鉄道百年史年表』、1972年(昭和47年)10月、日本国有鉄道
- ^ 昭和44年日本国有鉄道公示第309号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日)
- ^ 昭和47年日本国有鉄道公示第261号による(『官報』、1972年(昭和47年)10月2日)
- ^ 昭和49年日本国有鉄道公示第208号(『官報』、1974年(昭和49年)9月12日)
- ^ 富山市史編纂委員会編、『富山市史 編年史〈上巻〉』(492頁)、2015年(平成27年)3月、富山市
- ^ 相賀徹夫、『国鉄全線各駅停車7 北陸・山陰510駅』(140頁)、1984年(昭和59年)1月、小学館
- ^ 昭和60年日本国有鉄道公示第181号(『官報』、1985年(昭和60年)3月12日)
- ^ 昭和62年日本国有鉄道公示第210号(『官報』、1987年(昭和62年)2月5日)
- ^ 「日曜特番「越中大門駅 夜間無人化の波紋」 若者たむろ「身の危険感じる」 不安募るも打つ手なし」、『富山新聞』(11面)、2000年(平成12年)10月1日、富山新聞社
- ^ 広田和也、田嶋豊(2015年3月15日). “あいの風鉄道 3セク再出発 県内19駅「生活路線の役割果たす」”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)[要ページ番号]
- ^ 『ICカードサービス開始日について』(プレスリリース)あいの風とやま鉄道株式会社、2015年1月30日 。2015年7月10日閲覧。
- ^ 『中部ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2010年、19及び48頁。
- ^ a b 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』43号(全駅データ北陸本線1(直江津~津幡)、2013年(平成25年)6月、朝日新聞出版
- ^ 郡司武編、『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR13』17頁(『週刊朝日百科』2009年(平成21年)10月11日号)、朝日新聞出版
- ^ “ぷち旅ガイドブック” (PDF). あいの風とやま鉄道. pp. 26 - 27. 2021年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月15日閲覧。
- ^ 『保存版 ふるさと富山市』(2009年7月18日、郷土出版社発行)146頁。
- ^ 水橋駅 駅の基本情報 - あいの風とやま鉄道
- ^ 金沢支社エリア - 2009年(平成21年)5月11日、西日本旅客鉄道
- ^ データで見るJR西日本 p80-83参照。
- ^ 受託駅紹介 - ジェイアール西日本金沢メンテック
- ^ あいの風とやま鉄道 利用の手引き - あいの風とやま鉄道(2015年3月16日閲覧)
- ^ 「JR時刻表」2015年2月号参照[要ページ番号]
- ^ “最後?の「赤い青春18きっぷ」欲しい! 水橋駅にファン殺到”. 北日本新聞. (2014年12月2日)
- ^ 水橋駅発車時刻表 - あいの風とやま鉄道(2015年4月14日閲覧)
- ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “新指令システム稼動に伴う利便性の向上について”. 富山県. 2016年12月30日閲覧。
- ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “各駅の到着メロディの制作状況等について”. 富山県. 2016年12月30日閲覧。
- ^ “あいの風とやま鉄道(株) 1日当たり駅別乗車人員と輸送人員(2020年4月〜2021年3月)” (PDF). あいの風とやま鉄道. 2021年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月20日閲覧。
- ^ 統計年鑑 - 富山県(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
- ^ 『2018年度 あいの風とやま鉄道 利用状況等』(PDF)(プレスリリース)あいの風とやま鉄道、2019年6月14日 。2019年6月27日閲覧。
- ^ 水橋 ご利用案内 | あいの風とやま鉄道株式会社 - あいの風とやま鉄道、2015年7月10日閲覧。
- ^ “気ままにマイ・レールウェイ 越後~越中 各駅下車の旅”. 新潟日報モア. (2019年1月11日). オリジナルの2019年2月9日時点におけるアーカイブ。 2021年8月1日閲覧。
- ^ 水橋ふれあいコミュニティバス - 富山市(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
- ^ バス – 路線バス – 時刻表の検索 - 富山地方鉄道(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 水橋駅 - あいの風とやま鉄道