「南四日市駅」の版間の差分
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|よみがな = みなみよっかいち |
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|ローマ字 = Minami-yokkaichi |
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2020年2月14日 (金) 23:16時点における版
南四日市駅 | |
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駅舎 | |
みなみよっかいち Minami-yokkaichi | |
◄CJ11 四日市 (3.2 km) (3.7 km) 河原田 CJ13► | |
所在地 | 三重県四日市市日永東三丁目15 |
駅番号 | CJ 12 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 |
関西本線(名古屋地区) (伊勢鉄道伊勢線直通含む) |
キロ程 | 40.4 km(名古屋起点) |
電報略号 | ミヨ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
629人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)10月1日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
南四日市駅(みなみよっかいちえき)は、三重県四日市市日永東三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)関西本線(名古屋地区)の駅である。駅番号はCJ12。
概要
名古屋駅と亀山駅を結ぶJR東海関西本線の中間駅のひとつで、四日市市の南部に位置する。周囲には規模の大きい工場が点在し、旅客のほかにも工場向けの貨物を取り扱う役割を長年担っていた。日本国有鉄道(国鉄)時代の1963年(昭和38年)に開業。1987年(昭和62年)の分割民営化で旅客営業はJR東海、貨物営業はJR貨物が担当するという現在の形態に変わった。
関西本線の四日市駅・河原田駅間には、河原田駅と津駅を結ぶ伊勢鉄道伊勢線に直通する同社の普通列車も停車する。この伊勢線は、1973年(昭和48年)の開業時はこの南四日市を起点としていたが、1987年に国鉄から伊勢鉄道へ移管された際に河原田起点に変更された。
伊勢鉄道の駅番号は当駅には付けられていないが、乗り入れ先の四日市駅を「1」として考えて河原田駅の駅番号を「3」としているので、当駅は実質的に「2」となる。また、改札口の脇(構内)に国鉄伊勢線の0キロポストが建てられている。
例年、四日市始発のF1臨時快速列車が当駅で側線に入り、快速みえを待避することがある。
歴史
- 1928年(昭和3年)7月1日:鉄道省関西本線の四日市・河原田間に日永信号場(ひながしんごうじょう)開設[1]。
- 1934年(昭和9年)9月20日:専用線発着貨物の取り扱いを開始[1]。
- 1963年(昭和38年)10月1日:日永信号場が駅に昇格し南四日市駅が開業、旅客の取り扱いを開始[1]。
- 1966年(昭和41年)10月1日:専用線発着の発送コンテナ貨物の取扱いを開始。
- 1973年(昭和48年)9月1日:国鉄伊勢線が、南四日市・津間で開業[2]。
- 1975年(昭和50年)7月1日:コンテナ貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)11月:みどりの窓口営業開始[3]。
- 1993年(平成5年)9月1日:コンテナ貨物の取り扱いを再開[1]。
- 2011年(平成23年)
- 3月12日:この日のダイヤ改正で、貨物列車の設定がなくなる。
- 4月1日:簡易委託終了により無人化。
- 2018年(平成30年)5月31日:貨物列車の発着が臨時も含めて完全に終了。
- 2019年(平成31年)3月2日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[4]。
駅構造
ホームは、その両側を線路が挟み込む島式ホームという形式である。ホームの西側が1番線、東側が2番線であり、1番線に四日市・名古屋方面行きの上り列車、2番線に亀山・津方面行きの下り列車が発着する[5]。ホームのある上下本線の他に、ホームのない副本線1本や複数の側線がある。駅舎は構内西側にあり、ホームとは構内踏切で連絡している。
亀山駅管理の無人駅である。以前は自動券売機とJR貨物委託によるJR全線きっぷうりばがあったが、のちに東海交通事業による簡易委託駅となり、2011年3月31日をもって簡易委託は終了し無人化された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 関西本線 | 上り | 四日市・名古屋方面 | 伊勢鉄道からの列車を含む |
2 | 下り | 亀山・津方面 | 伊勢鉄道直通列車を含む |
貨物取扱・専用線
2011年3月改正の時点で、南四日市駅には貨物の発着がなくなっている[6]が、臨時扱いでJSRからの発送が行われている。2006年3月改正の時点では四日市方面との間に高速貨物列車・専用貨物列車各1往復が設定され[7]、2008年3月改正から高速貨物列車のみに減便されるが2010年3月改正までその状態で推移していた[8]。
2010年の時点で、駅南方にあるJSR(旧・日本合成ゴム)四日市工場への専用線があり、合成ゴムのコンテナ輸送に使用されている[9]。この専用線ではタキ7900形などのタンク車によるラテックス輸送も行われていたが、2001年(平成13年)に四日市駅発送のコンテナ輸送に切り替えられた[9]。このほかにも、JSR四日市工場の南にある三菱化学四日市事業所川尻工場、駅の北側にある三菱ガス化学四日市工場への専用線もそれ以前に存在した。そのうち三菱ガス化学専用線では過酸化水素輸送が行われ、タム8000形などのタンク車、2003年以降はコキ200形に積載したタンクコンテナが専用線を出入りしていたが、2007年(平成19年)に専用線が廃止された[9]。
利用状況
JR東海
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 517 |
1999年 | 531 |
2000年 | 558 |
2001年 | 562 |
2002年 | 556 |
2003年 | 572 |
2004年 | 596 |
2005年 | 611 |
2006年 | 629 |
2007年 | 662 |
2008年 | 665 |
2009年 | 630 |
2010年 | 608 |
2011年 | 536 |
2012年 | 507 |
2013年 | 522 |
2014年 | 537 |
2015年 | 579 |
2016年 | 588 |
2017年 | 629 |
JR貨物
2016年度の発送貨物は38,480トン、到着貨物は14,870トンであった。
駅周辺
- 三重県立四日市工業高等学校
- 海星高等学校
- 大橋学園高等学校
- イオンタウン四日市泊(旧・パワーシティ四日市)
- 味の素東海工場
- パナソニック電工四日市工場・南四日市工場
- 三菱ガス化学四日市工場
- JSR四日市工場
- JSP四日市第一工場
- 海山道駅 - 近鉄名古屋線
- 泊駅 - 四日市あすなろう鉄道内部線
- ホテルルートイン南四日市
バス路線
- 三重交通(四日市市自主運行バス)
- JR南四日市(駅舎から南約200メートル、三重県道629号宮東日永線沿い)
- 92系統 県立総合医療センター・高花平
- 92系統 磯津(塩浜駅前 → 塩浜小学校前経由)
- 92系統 磯津(塩浜駅前 → 北五味塚経由)
- JR南四日市(駅舎から南約200メートル、三重県道629号宮東日永線沿い)
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典』2、p337
- ^ a b 『停車場変遷大事典』1、p183
- ^ 『JR時刻表』1992年11月号と12月号の比較から
- ^ “「TOICA」のサービス拡充について ~2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!~”. 東海旅客鉄道. 2018年12月12日閲覧。
- ^ 「南四日市駅 発駅時刻表上り (PDF) ・下り (PDF) 」(JR東海ウェブサイト、2011年4月4日閲覧)
- ^ 『2011 JR貨物時刻表』、pp73-74
- ^ 『2006 JR貨物時刻表』、pp73-74
- ^ 『2008 JR貨物時刻表』、pp73-74・『2010 JR貨物時刻表』、pp73-74 ほか
- ^ a b c 『鉄道ピクトリアル』通巻845号(2011年3月号)
参考文献
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 真鍋裕司「四日市周辺の貨物線」『鉄道ピクトリアル』第61巻第3号(通巻845号)、電気車研究会、2011年3月。