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「神町駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 00:31時点における版

神町駅
駅舎(2018年7月)
じんまち
Jimmachi
乱川 (2.9 km)

地図

神町駅の位置(山形県内)
神町駅
神町駅
神町駅位置図(山形県)
所在地 山形県東根市神町中央一丁目1-1
北緯38度24分45.73秒 東経140度22分43.04秒 / 北緯38.4127028度 東経140.3786222度 / 38.4127028; 140.3786222座標: 北緯38度24分45.73秒 東経140度22分43.04秒 / 北緯38.4127028度 東経140.3786222度 / 38.4127028; 140.3786222
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線山形線
キロ程 106.3 km(福島起点)
電報略号 シチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
366人/日(降車客含まず)
-2005年-
開業年月日 1901年(明治34年)8月23日
備考 無人駅(自動券売機 有)
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神町駅(じんまちえき)は、山形県東根市神町中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である。「山形線」の愛称区間に含まれている。

2000年平成12年)頃までは、駅舎の大部分の地籍が天童市飛地の「天童市大字乱川字西原」であったが、その後、天童市が東根市に無償譲渡した[1]

歴史

奥羽本線が山形駅から楯岡駅(現在の村山駅)まで開通するのと同時に開業した(当時は山形 - 楯岡間に天童駅と当駅しかなかった)。当駅はかつて東根市の代表駅であった東根駅よりも古く、市内で最も歴史のある駅である。

年表

  • 1901年明治34年)8月23日:奥羽本線山形 - 楯岡間開通と共に開業。
  • 1916年(大正5年)2月22日:谷地軌道神町停車場 - 谷地仮停車場が開業[2]。谷地延長は1918年(大正7年)3月11日[3]
  • 1935年昭和10年)10月1日:谷地軌道廃止[4]
  • 1946年(昭和21年)
    • 7月1日:RTO設置。1952年3月31日廃止。
    • 7月9日:米軍キャンプ専用線完成。
    • 11月11日:専用線内の脱線事故により即死3人負傷24人。
  • 1947年(昭和22年)8月:駅本屋改築[5]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
  • 1996年平成8年)4月15日:JRバス東北山形営業所が当駅の構内に設置される。
  • 1999年(平成11年)12月4日:山形新幹線新庄延伸により、棒線化。
  • 2004年(平成16年)4月1日:JRバス東北山形営業所が山形駅前に移転する(現在廃止)。
  • 2006年(平成18年)4月:無人化。
  • 2017年(平成29年)9月29日:駅舎建て替えのため仮駅舎の使用を開始[5]
  • 2018年(平成30年)2月23日:新駅舎の使用を開始[6]

駅構造

ホーム

2006年(平成18年)3月まで直営駅であったがみどりの窓口の設置はなく、土曜・日曜の営業時間はとても短かった。現在は山形駅管理の無人駅である。周辺住宅地との距離が近く、神町駐屯地や工業団地を控え、乗降客が比較的多いため、神町タクシーの客待ちがある。

山形新幹線新庄延伸工事が開始されるまでは、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持っていたが、工事が始まってからは単式ホーム1面1線を残しすべて撤去され、列車の行き違いが出来なくなった。

現駅舎は2018年2月23日に供用が開始された[6]。自動券売機1台、待合室および男女別トイレを備えている。旧駅舎と比べて小型化・近代化されたが、駅正面の窓に施された模様や「JIMMACHI STATION」の文字が旧駅舎をモチーフとして建設されている[6]

旧駅舎(2005年5月)
風格のある旧駅舎内部(2005年5月)

戦前は海軍神町海軍航空隊基地の最寄り駅として栄えた。戦後も米軍キャンプ(現在の自衛隊神町駐屯地)内へ当駅から約3kmの専用線があった(現在でも神町 - 乱川間の約1kmの線路脇が広いのはその名残である)。当駅には連合軍鉄道運輸司令部事務所(RTO)が置かれていた[5]2017年9月28日まで使用されていた旧駅舎は、外壁の二階部分に大きく「JIMMACHI STATION」という表示があり、占領時の雰囲気を残していた[5]。一般客用の入口は駅舎に向かって右端にあったが、これよりも大きな正面玄関が駅舎の中ほどにあった。この玄関はRTO事務所への入口であった。この駅舎は木造2階建てで天井が高く、待合所中心部には大きな柱が立ち、駅舎内には出札口・簡易自動券売機および小荷物扱いの受付窓口があった。

1996年(平成8年)から2004年(平成16年)まで駅構内にJRバス東北山形営業所が設置された。山形営業所は、同じ山形県内の小国営業所閉鎖後にその代替として設置された。当駅構内が移転先として選ばれた理由は、第一に山形県内に於けるJRバスの貸切免許を維持するため、第二に山あいの小国町よりも営業施策上有利で、鉄道用地が空いているためだった。神町時代の山形営業所は山形新幹線新庄延長工事や左沢線寒河江駅構内改良工事に伴う列車運休の代行バスの基地となった。

利用状況

2005年度の乗車人員は、1日平均366人[7]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 396
2001 398
2002 391
2003 361
2004 360
2005 366

駅周辺

山形空港が近くに位置するが、ターミナルビルが滑走路を挟んだ反対側にあるため、実距離は長い(→空港連絡鉄道#地図上で近い駅)。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
山形線(奥羽本線)
乱川駅 - 神町駅 - *さくらんぼ東根駅
* 山形新幹線開業以前については「蟹沢駅」を参照

脚注

  1. ^ 山形新聞2000年12月5日
  2. ^ 『鉄道院鉄道統計資料. 大正7年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  3. ^ 和久田康雄『鉄道ファンのための私鉄史研究資料』電気車研究会、2014年、38頁
  4. ^ 「軌道営業廃止」『官報』1935年11月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b c d 占領下の面影を残す駅舎が消える…奥羽本線神町駅が改築へ - 2017年9月13日 Response
  6. ^ a b c “神町駅 新駅舎 23日から使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2018年2月21日) 
  7. ^ 『山形県の鉄道輸送』平成26年度版 - 山形県 (PDF)

参考文献

  • 山田亮「もうひとつの東北の「白象」 神町駅」 - 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2001年12月号 No.710 p106 - p107

関連項目

外部リンク