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|画像説明= 駅舎(2016年12月) |
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|よみがな= おきつ |
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|ローマ字= Okitsu |
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2020年2月15日 (土) 03:26時点における版
興津駅 | |
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駅舎(2016年12月) | |
おきつ Okitsu | |
◄CA12 由比 (5.9 km) (4.7 km) 清水 CA14► | |
所在地 | 静岡市清水区興津中町300-14 |
駅番号 | CA 13 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 東海道本線(静岡地区) |
キロ程 | 164.3 km(東京起点) |
電報略号 | オキ←ヲキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,184人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)2月1日 |
備考 |
業務委託駅(夜間無人駅) JR全線きっぷうりば 有 |
興津駅(おきつえき)は、静岡県静岡市清水区興津中町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA13。
運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
歴史
東西両京を結ぶ鉄道計画で東京~名古屋・岐阜間のルートが中山道経由から東海道経由に変更された際、東海道五十三次17番目の宿場町であった興津宿では、小躍りして喜んだという。そして鉄道のことをよく知ろうと、ジャーナリストや経済・法律の専門家を呼び寄せ、興津の宿の一つで宴会を催したともいわれる。ぜひ興津に駅を設けて欲しいと、隣の清見寺をもつ清見寺町の住民も巻き込んで熱心な誘致運動を展開し、それが功を奏して路線の開業とともに「興津駅」は誕生した。
その際、清見寺では境内の一部が鉄道敷地として召し上げられ、それによって風致が損なわれた事に対する補償金が支払われたが、寺の住職はそれを献納したといわれる。現在でもその名残で、東京側から見ると興津駅を過ぎた先で、清見寺の総門と本堂の間を東海道本線が横切っているのを見る事ができる。
大正から昭和戦前にかけての元老、西園寺公望が晩年を過ごした別荘「坐漁荘」の最寄り駅としても知られ、当時は政府閣僚らが事あるごとに興津駅を利用したという。また西園寺の上京に備え当駅に西園寺専用の優等車両が配置されていたといわれる。[要出典]
年表
- 1889年(明治22年)2月1日:官設鉄道(現在の東海道本線)の駅として、国府津 - 静岡間の開通と同時に開業。一般駅。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1930年(昭和5年)4月18日:駅舎を改築[1]。
- 1980年(昭和55年)10月1日:車扱貨物の取扱を廃止。
- 1981年(昭和56年)10月24日:新駅舎(現在の駅舎)が落成[1]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:チッキの取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
- 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅。1・2番線が本線、3番線が副本線となっている。3番線から保線車両留置用の側線が分岐している。2つのホームは跨線橋で連絡している。
折り返し列車が多数あり、運行上の拠点になっている。3番線が折り返し専用であり、ふじかわの通過待ち以外はすべて折り返し列車となっている。ただし、ダイヤ改正により通過待ちに使われなかった時期もあった。3番線に入線する列車は3 - 6両編成までである(ただし、6両が停車してもホームにはまだ2両ほど余裕がある)。そのため3番線に入線する上り列車は編成が6両より長いとき、静岡駅で運行する編成を短くしている。
東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、清水駅が当駅を管理している。構内南側の単式ホーム(1番線)に接してコンクリート造りの駅舎がある。内部には待合所やJR全線きっぷうりば・自動券売機・簡易型自動改札機などが設置されている。早朝・夜間は無人となる。かつては売店が営業していたが、今は営業が中止され店舗自体も撤去されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 東海道本線 | 下り | 静岡・浜松方面[注釈 1] | |
2 | 上り | 沼津・熱海方面[注釈 1] | ||
3 | 下り | 静岡・浜松方面 | 当駅折り返し | |
上り | 沼津・熱海方面 | 待避列車 |
- 2014年の台風第18号により、当駅 - 由比駅間が不通になっている間はすべて当駅で折り返していた。
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は2,184人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)2,923 | [利用客数 2] |
1994年(平成 | 6年)2,837 | [利用客数 3] |
1995年(平成 | 7年)2,838 | [利用客数 4] |
1996年(平成 | 8年)2,856 | [利用客数 5] |
1997年(平成 | 9年)2,705 | [利用客数 6] |
1998年(平成10年) | 2,660 | [利用客数 7] |
1999年(平成11年) | 2,578 | [利用客数 8] |
2000年(平成12年) | 2,555 | [利用客数 9] |
2001年(平成13年) | 2,476 | [利用客数 10] |
2002年(平成14年) | 2,481 | [利用客数 11] |
2003年(平成15年) | 2,487 | [利用客数 12] |
2004年(平成16年) | 2,460 | [利用客数 13] |
2005年(平成17年) | 2,486 | [利用客数 14] |
2006年(平成18年) | 2,476 | [利用客数 15] |
2007年(平成19年) | 2,437 | [利用客数 16] |
2008年(平成20年) | 2,436 | [利用客数 17] |
2009年(平成21年) | 2,358 | [利用客数 18] |
2010年(平成22年) | 2,329 | [利用客数 19] |
2011年(平成23年) | 2,344 | [利用客数 20] |
2012年(平成24年) | 2,324 | [利用客数 21] |
2013年(平成25年) | 2,327 | [利用客数 22] |
2014年(平成26年) | 2,235 | [利用客数 23] |
2015年(平成27年) | 2,245 | [利用客数 24] |
2016年(平成28年) | 2,219 | [利用客数 25] |
2017年(平成29年) | 2,184 | [利用客数 1] |
駅周辺
- 農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門カンキツ研究興津拠点
- 清見潟公園
- 坐漁荘
- 清見寺
- 興津郵便局
- 駿河健康ランド
- 薩埵峠
- 国道1号
- 静岡市立清水興津小学校
- 静岡市立清水興津中学校
バス路線
駅前のロータリーにしずてつジャストラインの興津駅前停留所があり三保山の手線が発着している。
隣の駅
※なお、興津駅から2.4km清水寄りには1926年 - 1964年の間に海水浴シーズンの臨時駅として、袖師駅が設けられていた。
脚注
記事本文
注釈
出典
利用状況
- ^ a b “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
- ^ “6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。