「大川駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2019年9月) |
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|よみがな = おおかわ |
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|ローマ字 = Ōkawa |
|ローマ字 = Ōkawa |
2020年2月15日 (土) 04:02時点における版
大川駅 | |
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駅舎(2019年9月) | |
おおかわ Ōkawa | |
◄JI 06 安善 (1.6km) | |
所在地 | 川崎市川崎区大川町2-2 |
駅番号 | □JI 61 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | ■鶴見線(大川支線) |
キロ程 |
1.0km(武蔵白石起点) 鶴見から5.1 km |
電報略号 | ホカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,009人/日(降車客含まず) -2008年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)3月10日[1] |
備考 |
無人駅(乗車駅証明書発行機 有)[1] 横浜市内駅 |
大川駅(おおかわえき)は、神奈川県川崎市川崎区大川町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)鶴見線(大川支線)の駅である。駅番号はJI 61。
概要
大川支線の終着駅。旅客列車は朝晩のみの運行(7 - 20時台:20 - 60分間隔)であり、日中は8時間ほど運行がない。2009年3月14日のダイヤ改正でさらに本数が減り、平日は1日9往復、土曜・休日は3往復のみとなった。国鉄時代の昭和50年代には日中も運行があり、土曜・休日でも1時間あたり1 - 2本の運行があった。
なお、列車がない時間帯でも、本線の武蔵白石駅へ徒歩約15分でアクセスできる(武蔵白石駅構内に当駅への案内図がある)ほか、駅前にバス停のある川崎鶴見臨港バスの路線が利用できる。
当駅を出た列車は武蔵白石駅南側をかすめて安善駅に停車するが、かつては武蔵白石駅にも停車していた。当駅と浜川崎方面と行き来する場合、列車は安善駅で乗り継ぐことになるが、武蔵白石駅で接続するものとして運賃を計算する。この場合、安善・武蔵白石間は区間外の飛び出し乗車となるが、武蔵白石駅は大川支線の列車の通過駅扱いで「特定の分岐区間に対する区間外乗車の特例」にあたり、安善駅で途中下車しない限り運賃を払う必要はない。
歴史
- 1926年(大正15年)3月10日:鶴見臨港鉄道の貨物駅として開業[1]。
- 1930年(昭和5年)10月28日:旅客営業開始[1]。
- 1943年(昭和18年)7月1日:鶴見臨港鉄道の国有化により鉄道省鶴見線の駅となる[1]。
- 1971年(昭和46年)3月1日:無人化[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる[1]。
- 2002年(平成14年)3月22日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2008年(平成20年)
- 2016年(平成28年)9月30日:自動券売機での切符の販売、ICカードへのチャージ等を終了。
駅名の由来
駅名は日本初の製紙技師としていくつもの製紙会社を興し、「製紙王」と呼ばれた大川平三郎に因んでいる。開業当時大川が経営していた富士製紙は鶴見臨港鉄道が属する浅野財閥や、それを支援していた安田財閥に近い企業で、1933年に王子製紙(初代)に合併された。
また、一時期駅名を改称したという説もあり、1935年ごろの鶴見臨港鉄道の路線図に日清駅の記載があったが、公式な記録では改称していない。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅舎およびホームは線路の西側に配置されている。ホームに面した線路以外にも側線があるが、後述のとおり貨物扱いがなくなったため使用されていない。
無人駅。ホームの武蔵白石駅と反対側の端には、出札口しかない木造の簡易な駅舎が設けられている。簡易Suica改札機が設置されている。
かつては首都圏最後の旧形国電クモハ12形が、単行で武蔵白石との間を行き来していた。1996年(平成8年)3月に103系3両編成に置き換えられた際に、ホームが延長された。延長部分には鉄板が張られている。
駅構内の脇には桜の木があり、春の見ごろを迎えると一斉に満開となり、利用者の目を楽しませてくれる。
当駅は川崎市内にあるが、JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅として扱われる。
貨物取扱
JR貨物の駅は、臨時の車扱貨物の取扱駅である。2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正で、貨物列車の設定(末期は臨時専用貨物列車のみ)が廃止された。
列車設定廃止まで、旅客ホーム脇の側線から分岐し駅東側の昭和電工川崎事業所へ至る専用線が存在した。液体塩素を積むタキ5450形が扇町駅から工場へ輸送されていた。末期は週に2・3回、1回につき2両程度の到着があった。入換作業は、配線の都合上「手押し」で移動させるという珍しい手法をとっていた。作業は神奈川臨海鉄道がJR貨物より受託して行っていた。貨車の入換作業を間近に見ることのできるスポットとして人気があった。
また、駅西側にある日清製粉鶴見工場へ至る専用線も存在した。同工場で生産された小麦粉の発送をタキ24700形を用いて輸送していたが、専用トラック輸送に順次切り替えられ、1997年6月30日の岩沼駅への発送をもって廃止された。最盛期には、高崎駅、宇都宮駅、館林駅などの駅に隣接する工場へ、ホキ2200形を使用する穀物輸送も行われていた。
利用状況
JR東日本
2008年度の1日平均乗車人員は1,009人である[2]。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年(平成 | 7年)1,223 |
1996年(平成 | 8年)1,010 |
1997年(平成 | 9年)1,018 |
1998年(平成10年) | 1,055 |
1999年(平成11年) | 1,013 |
2000年(平成12年) | 957 |
2001年(平成13年) | 975 |
2002年(平成14年) | 958 |
2003年(平成15年) | 895 |
2004年(平成16年) | 870 |
2005年(平成17年) | 946 |
2006年(平成18年) | 965 |
2007年(平成19年) | 965 |
2008年(平成20年) | 1,009 |
※ 無人駅は正確な数が把握できないとして、2009年以降非公表となった。
JR貨物
近年の年間発着トン数は下記の通り。
年度 | 発送トン数 | 到着トン数 | 出典 |
---|---|---|---|
1998年 | |||
1999年 | 966 | 3,864 | [3] |
2000年 | 532 | 3,556 | [4] |
2001年 | 749 | 2,940 | [5] |
2002年 | 735 | 2,996 | [6] |
2003年 | 805 | 3,164 | [7] |
2004年 | 1,554 | 6,048 | [8] |
2005年 | 1,393 | 5,600 | [9] |
2006年 | 1,540 | 6,188 | [10] |
2007年 | 1,435 | 5,628 | [11] |
駅周辺
バス路線
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、16-17頁。
- ^ 川崎市統計書
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度版)228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成13年度版)230ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度版)228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度版)228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度版)228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度版)230ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度版)230ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度版)232ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度版)237ページ
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(大川駅):JR東日本