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国鉄タキ24700形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄タキ24700形貨車
国鉄タキ24700形、オタキ24706 1994年7月1日、川崎貨物駅
国鉄タキ24700形、タキ24706
1994年7月1日、川崎貨物駅
基本情報
車種 タンク車
運用者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所有者 日清製粉
製造所 川崎重工業
製造年 1974年昭和49年) - 1979年(昭和54年)
製造数 10両
消滅 1997年平成9年)
常備駅 大川駅西岡山駅
主要諸元
車体色 クリーム4号
専用種別 小麦粉
化成品分類番号 なし
軌間 1,067 mm
全長 16,300 mm
全幅 2,698 mm
全高 3,747 mm
タンク材質 耐候性高張力鋼
荷重 25 t
実容積 50.0 m3
自重 18.4 t
換算両数 積車 4.5
換算両数 空車 1.8
台車 TR41E-4、TR225
車輪径 860 mm
軸距 1,650 mm
台車中心間距離 12,200 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄タキ24700形貨車(こくてつタキ24700がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は、日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車タンク車)である。

概要

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本形式は、小麦粉専用のタンク車として1974年(昭和49年)7月5日に8両(タキ24700 - タキ24707)、1979年(昭和54年)3月19日に2両(タキ24708・タキ24709)の合計2ロット10両が川崎重工業1社のみで製作された。

記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「タキ」と標記する。

車両は大型であるが積荷の比重が軽いため積載荷重は25t である。

所有者は、日清製粉の1社のみであり、その常備駅は、鶴見線(大川支線)の大川駅であった。

タンク体材質は、耐候性高張力鋼製であり、保冷のためのキセ(外板)を装備した。荷役方式は、エアーによる圧送式とエアスライド式の併用である。

落成時の塗色は、黒色であったが、1979年(昭和54年)以降はクリーム4号に変更された。タンク車に対する同色の採用は本形式のみである。全長は16,300mm、全幅は2,698mm、全高は3,747mm、台車中心間距離は12,200mm、実容積は50.0m3、自重は18.4t、換算両数は積車4.5、空車1.8、台車はタキ24707までが平軸受・コイルばね式のTR41E-4、タキ24708以降はTR225であった。

1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には8両(タキ24700、タキ24701、タキ24703、タキ24705 - タキ24709)がJR貨物に継承され、1995年平成7年)度末時点では現存していたが、1997年(平成9年)9月に8両が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

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  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目

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