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岡山貨物ターミナル駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡山貨物ターミナル駅
駅舎(2016年7月)
おかやまかもつたーみなる
Okayama-Kamotsu-Terminal
岡山 (2.5 km)
(0.9 km) 北長瀬
地図
所在地 岡山市北区野田四丁目1-90
北緯34度39分24.75秒 東経133度53分54.45秒 / 北緯34.6568750度 東経133.8984583度 / 34.6568750; 133.8984583座標: 北緯34度39分24.75秒 東経133度53分54.45秒 / 北緯34.6568750度 東経133.8984583度 / 34.6568750; 133.8984583
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 山陽本線
キロ程 145.9 km(神戸起点)
電報略号 オタ
駅構造 地上駅
開業年月日 1969年昭和44年)10月1日[1]
備考 貨物専用駅
* 開業時の駅名は「西岡山」、2016年3月26日に「岡山貨物ターミナル駅」へ改称
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岡山貨物ターミナル駅(おかやまかもつターミナルえき)は、岡山県岡山市北区野田四丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅山陽本線に属している。2016年平成28年)3月26日に、西岡山駅から改称された。当駅付近にかつて存在した岡山操車場についても本項で述べる。

山陰方面との分岐地点というだけでなく、水島臨海鉄道港東線東水島駅、山陽本線東福山駅との中継駅として機能している。そのため駅構内は広く、下り引上線は隣駅の北長瀬駅構内にまで及んでいる。

通運事業者は、日本通運岡山県貨物運送、谷川運輸倉庫、岡山通運、水島臨海通運である。

歴史

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山陽本線の上下線に挟まれて、東西に広がっていた広大な面積を誇っていた岡山操車場も、時代の変化に伴い完全に廃止され、残った線路等の施設撤去が進んでいる風景。右側のコンテナホームは、日本で始めての私有コンテナ列車「山陽ライナー」が登場した、旧・西岡山駅の西側エリア風景(1989年9月)
  • 1925年大正14年):平面ヤード式である岡山操車場が開業[1][2]。取扱規模は1,300車/日である[2]
  • 1942年昭和17年):取扱量の大幅な増加(2,500車/日)に伴い、南仕訳線増設および宇野線短絡ルート(岡山操車場 - 大元駅)の新設[3]
  • 1945年(昭和20年):構内北側に上り着発線、仕訳線を増設[3]
  • 1953年(昭和28年):仕訳線が2か所に分かれて作業性が悪いことから構内改良工事を行い、抱き込み式平面ヤードになるとともに取扱規模を2,500車/日に増強[4]
  • 1969年(昭和44年)10月1日:岡山操車場南隣に西岡山駅が開業[1][5]。山陽新幹線開業によって岡山駅の貨物設備が支障することから、貨物取扱業務が当駅に移管された[5]
  • 1974年(昭和49年)10月1日:「荷貨一元化」により荷物の取扱を開始[1]
  • 1978年(昭和53年)10月2日:荷物の取扱を廃止[1]
  • 1984年(昭和59年)
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、岡山操車場は西日本旅客鉄道(JR西日本)、西岡山駅はJR貨物の所有となる[1]
  • 1990年平成2年)
    • 3月10日:岡山操車場を西岡山駅に併合[1][6]
    • 3月15日:旧岡山操車場に荷役設備を移転、着発線荷役方式を導入。移転前の西岡山駅は現在岡山ドームが建っている場所にあった。
  • 2016年(平成28年)3月26日:駅名を岡山貨物ターミナル駅に改称[7]

駅構造

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  • 2面のコンテナホーム着発線荷役方式(E &S方式)を採用した着発荷役線が上下1本ずつと、神戸方(上り線)のみに進出可能な線の3本を有する。
  • 着発線は上下とも4本(うち1本はE &S対応)。
  • 上下に車両を留置できる貨物線と引き上げ線、駅舎の東方には客留線がある。
  • 営業窓口であるJR貨物岡山営業所を併設する。

取扱貨物

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高さが制限される、架線下荷役に対応したトップリフターで、30ft級の大型宅配コンテナも取り扱う(2005年4月)
岡山操車場規模[8]
  • 面積:58.6万 m2
  • 軌道延長:57.5 km
  • 能力:2,800車/日
  • 貨物扱:90万 t/年(昭和49年)

駅周辺

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その他

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隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陽本線
岡山駅 - 岡山貨物ターミナル駅 - 北長瀬駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、222頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 「鉄道による貨物輸送の変遷」太田幸夫、富士コンテム、2010年、p.28
  3. ^ a b 「鉄道による貨物輸送の変遷」太田幸夫、富士コンテム、2010年、p.35
  4. ^ 「鉄道による貨物輸送の変遷」太田幸夫、富士コンテム、2010年、p.38
  5. ^ a b 「鉄道による貨物輸送の変遷」太田幸夫、富士コンテム、2010年、p.66
  6. ^ 「ダイヤ改正から秋田操など6駅名変更 JR貨物」『交通新聞』交通新聞社、1989年10月21日、1面。
  7. ^ 平成28年3月時刻改正 新しい鉄道輸送サービスのご案内』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2015年12月18日http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/201512daiya.pdf2015年12月21日閲覧 
  8. ^ 「鉄道による貨物輸送の変遷」太田幸夫、富士コンテム、2010年、p.244
  9. ^ ブロックトレイン「福山レールエクスプレス号」の延伸について”. 福山通運. 2023年10月20日閲覧。
  10. ^ 東海道・山陽線における福山通運株式会社専用貨物列車 「福山レールエクスプレス号」の運転開始について”. 福山通運. 2023年10月20日閲覧。

関連項目

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