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瀬野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瀬野駅
南口(2008年9月)
せの
Seno
JR-G08 八本松 (10.6 km)
(2.9 km) 中野東 JR-G06
地図
  • 上はみどり口駅(廃駅)
  • 下は芸陽バス「瀬野駅」停留所
所在地 広島市安芸区瀬野一丁目5-1
北緯34度25分18.9秒 東経132度35分47.7秒 / 北緯34.421917度 東経132.596583度 / 34.421917; 132.596583座標: 北緯34度25分18.9秒 東経132度35分47.7秒 / 北緯34.421917度 東経132.596583度 / 34.421917; 132.596583
駅番号 JR-G07
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陽本線
キロ程 289.5 km(神戸起点)
電報略号 セノ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
3,209人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1894年明治27年)6月10日[2]
備考
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北口(2008年9月)

瀬野駅(せのえき)は、広島県広島市安芸区瀬野一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。駅番号はJR-G07

当駅から隣の八本松駅までは、瀬野八と呼ばれる急勾配区間(上り)がある。

歴史

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年表

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備考

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客車列車の時代は、上り列車に限り補助機関車(補機)をつけるため当駅に列車が多く停車した。そのため、昭和初期から中期にかけて、上りの特急列車急行列車の停車駅となっていた。自動扉ではなかった時代のことであり、運転停車の概念は、物理的に存在しなかった。ただし、手動ながら機器操作で扉を一斉施錠することができた20系を使用した特急列車はこの駅での客扱いを行わず、のちに補機が不要なEF65形による牽引になってからは通過となった。

駅構造

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島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、鉄骨造の橋上駅舎を有する[1]。駅構内・構外ともエレベーターが設置されている。トイレは駅構内にはないが、みどり口駅(2024年5月1日廃駅)との間にある改札外の跨線橋(自由通路)に設けられている。なお、改札外の跨線橋は広島市が設置したものであり、鉄道営業法上の鉄道用地には当たらない。

JR西日本中国交通サービスによる業務委託駅である。また、JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅では最も東に位置する。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。早朝・夜間と日中の一部時間帯では駅係員が不在となる。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 G 山陽本線 下り 広島岩国方面[9] 2番のりばは一部列車のみ[注釈 3]
ただし当駅始発は3番のりばから発車
3・4 上り 西条三原方面[9] 3番のりばは当駅止まりと一部列車のみ[注釈 4]
付記事項
  • 1番のりばが下り本線、2番のりばが下り副本線、3番のりばが上り副本線、4番のりばが上り本線であり、通常の発着には1番のりばと4番のりばが使用される。3番のりばのみ両方向への発車に対応(八本松側からの入線は不可)。
  • 「水曜運休」を実施していた時は、一部の当駅始発の下り列車が2番のりばから発車していた。
  • 2002年10月5日から2010年3月12日まで運行されていた快速「シティライナー」とは、当駅で緩急接続を行っていた。
    • 上り列車は、当駅止まりの普通列車が3番のりばに到着し、続行で快速「シティライナー」が4番のりばに到着していた。下り列車は、1番のりばから快速「シティライナー」が発車した後、当駅始発の普通列車(上り当駅止の折返し)が3番のりばから発車していた。
  • 快速「通勤ライナー」は通過する。2016年3月26日改正で復活して2018年7月の豪雨災害直前まで土休日に運行され、2020年3月14日改正で再度復活した快速「シティライナー」も通過するため、普通列車のみ停車する。
  • 瀬野機関区があった頃は相対式・島式の複合2面3線で、旧1番線と旧3番線の間には中線(旧2番線)もあった。また、旧4番線の外側に機関区の施設や線路群が広がっていた。旧3・4番線(島式ホーム)は現在の3・4番線ホームとしてそのまま使用されている。旧1番線ホームと中線(旧2番線)が撤去された後、その跡地に現在の1・2番線(島式ホーム)が新設され、現在の2面4線の姿となっている。

利用状況

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  • 以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。
年度 1日平均
乗車人員
年度毎
総数
定期券
総数
普通券
総数
1968年(昭和43年) 1,404.3 1,025,138 871,658 153,480
1969年(昭和44年) 1,446.1 1,055,651 882,604 173,047
1970年(昭和45年) 1,470.2 1,073,263 858,936 213,327
1971年(昭和46年) 1,554.0 1,137,545 882,906 254,639
1972年(昭和47年) 1,639.7 1,197,000 893,404 303,596
1973年(昭和48年) 1,790.3 1,306,892 975,538 331,354
1974年(昭和49年) 1,973.1 1,440,339 1,088,560 351,779
1975年(昭和50年) 1,978.2 1,448,040 1,060,514 387,526
1976年(昭和51年) 2,097.9 1,531,441 1,125,036 406,405
1977年(昭和52年) 2,124.5 1,550,855 1,129,820 421,035
1978年(昭和53年) 2,099.3 1,532,494 1,107,648 424,846
  • 以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にしたものである。
年度 1日平均
乗車人員
1979年(昭和54年) 2,097
1980年(昭和55年) 2,121
1981年(昭和56年) 2,170
1982年(昭和57年) 2,165
1983年(昭和58年) 2,267
1984年(昭和59年) 2,372
1985年(昭和60年) 2,423
1986年(昭和61年) 2,484
1987年(昭和62年) 2,668
1988年(昭和63年) 2,922
1989年(平成 元年) 2,649
1990年(平成02年) 2,694
1991年(平成03年) 2,715
1992年(平成04年) 2,718
1993年(平成05年) 2,804
1994年(平成06年) 2,820
1995年(平成07年) 2,767
1996年(平成08年) 2,773
1997年(平成09年) 2,740
1998年(平成10年) 2,706
1999年(平成11年) 2,769
2000年(平成12年) 2,729
2001年(平成13年) 2,713
2002年(平成14年) 2,745
2003年(平成15年) 2,832
2004年(平成16年) 2,856
2005年(平成17年) 2,944
2006年(平成18年) 3,030
2007年(平成19年) 3,211
2008年(平成20年) 3,319
2009年(平成21年) 3,315
2010年(平成22年) 3,303
2011年(平成23年) 3,344
2012年(平成24年) 3,381
2013年(平成25年) 3,445
2014年(平成26年) 3,406
2015年(平成27年) 3,570
2016年(平成28年) 3,668
2017年(平成29年) 3,672
2018年(平成30年) 3,532
2019年(令和 元年) 3,593
2020年(令和02年) 3,125
2021年(令和03年) 3,000
2022年(令和04年) 3,209
乗車数グラフ

駅周辺

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橋上駅舎になるまで旧瀬野機関区の遺構が残っていた。かつての難所越えの遺構でもあったが、現在はその面影もなくなっている。1998年8月28日 - 2024年4月30日スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線みどり口駅が駅北側にあったが、同線は2024年5月1日付で廃線となった。同線の廃止後は代替交通として路線バスを運行している(詳細は後述)。

北口

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南口

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バス路線

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地図
瀬野駅とバス停

南口側

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瀬野駅南側の国道2号沿いに芸陽バス[10]の「瀬野駅」停留所がある。運行路線は下記のとおり。

芸陽バス

北口側

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2024年4月30日をもって運行を終了したスカイレールサービス広島短距離交通瀬野線の代替交通として「みどり坂タウンバス」が運行されている。みどり坂タウンバスは芸陽バスが2024年3月30日から中型EVバスで運行している路線バスで、JR瀬野駅北口みどり中央方面とを結んでいる[11]

芸陽バス「みどり坂タウンバス」
  • 77-1 循環便 JR瀬野駅北口みどり中街→みどり中央→瀬野西5丁目南→みどり中街→JR瀬野駅北口
  • 77-2 下り便 みどり中央→瀬野西5丁目南→みどり中街→JR瀬野駅北口
  • 77-3 上り便 JR瀬野駅北口→みどり中街→みどり中央→瀬野西5丁目南
  • 77-4 急行便 みどり中央→みどり中街→JR瀬野駅北口 のみ停車 平日朝の通勤通学時間帯のみ運行(2024年4月8日以降)

道路

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隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
G 山陽本線
快速「シティライナー」・快速「通勤ライナー」
通過
普通
八本松駅 (JR-G08) - 瀬野駅 (JR-G07) - 中野東駅 (JR-G06)

脚注

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注釈

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  1. ^ 当駅は、1973年3月20日から広島市内に所在している(旧安芸郡瀬野川町が同日付で広島市に編入合併)。
  2. ^ 白市駅 - 八本松駅間は8月21日から暫定的な部分運転を実施していた[5]
  3. ^ 2023年3月18日現在、全日13:07発 普通大野浦行、平日15:07発 普通岩国行、土休日15:07発 普通大野浦行が該当。
  4. ^ 2023年3月18日現在、全日15:41発 普通白市行、土休日18:05発 普通糸崎行、平日18:26発 普通西条行、平日18:46発 普通白市行が該当。

出典

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  1. ^ a b c “山陽線瀬野駅橋上化が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 7. (1997年4月4日) 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、227頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
  4. ^ “山陽線瀬野駅を橋上化 JR西日本が安全祈願祭 来年3月完成へ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1996年7月24日) 
  5. ^ a b 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年8月22日時点):JR西日本
  6. ^ 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転状況などについて(2018年9月11日時点):JR西日本
  7. ^ 瀬野駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月22日閲覧。
  8. ^ 『JR時刻表』2023年10月号、索引地図
  9. ^ a b 瀬野駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月25日閲覧。
  10. ^ 路線のご案内 | 芸陽バス株式会社
  11. ^ みどり坂タウンバスの運行開始について 芸陽バス株式会社

参考文献

[編集]
  • 各 広島市統計書

関連項目

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外部リンク

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