下松駅 (山口県)
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下松駅 | |
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北口と橋上駅舎(2022年2月) | |
くだまつ Kudamatsu | |
◄光 (6.2 km) (4.6 km) 櫛ケ浜► | |
所在地 | 山口県下松市大字西豊井800-1 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 406.9 km(神戸起点) |
電報略号 | クタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,042人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月25日[1] |
備考 | 業務委託駅[2] |
下松駅(くだまつえき)は、山口県下松市大字西豊井にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線の駅。
大阪府岸和田市にある阪和線の下松駅(しもまつえき)と区別するため、当駅発着の乗車券には「(陽)下松」と印字される。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)9月25日:山陽鉄道広島駅 - 徳山駅間延伸時に開設[1]。旅客・貨物取扱開始[1]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化により帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線所属となる。
- 1934年(昭和9年)12月1日:麻里布駅(現・岩国駅) - 櫛ケ浜駅間の新線(現・岩徳線)開業に伴う線路名称改定により、柳井線所属となる。
- 1941年(昭和16年)7月7日:駅舎新増築[3]
- 1944年(昭和19年)10月11日:線路名称改定。山陽本線が柳井駅経由に戻され、当駅も山陽本線所属に戻る。
- 1965年(昭和40年)11月30日:現在の橋上駅完成[4](山口県内で初めて完成し、なおかつ大道駅が改築するまでは県内唯一の橋上駅であった)。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅になる[1]。
- 1994年(平成6年)12月3日:コンテナ貨物の取扱を開始。駅北側にあった車扱ホームを改良しコンテナホームが設置された。
- 1996年(平成8年)3月16日:鉄道車両を除く全貨物取扱廃止。
- 2019年(令和元年)5月:駅北口トイレ完成。
- 2019年(令和元年)9月3日:駅南北口にエレベーターが設置され、駅南北自由通路がバリアフリー化された[5]。
- 2022年(令和4年)
駅構造
[編集]単式・島式複合型2面3線を有する地上駅。橋上駅舎を有する。下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばで、2番のりばは上下共用の待避線(中線)である。1番のりばと2番のりば間にはホームの無い中線があったが、現在は撤去されている。
JR西日本中国交通サービスによる業務委託駅[2] で、みどりの券売機が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■山陽本線 | 下り | 徳山・防府・下関方面 | |
2・3 | 上り | 柳井・岩国 ・宮島口・広島方面 | 2番のりばは一部列車のみ |
- 徳山発23時台に当駅止まりの列車が設定されている。
貨物取扱
[編集]日立製作所笠戸事業所への専用線が敷設されており、甲種鉄道車両輸送列車の始発駅となっている。かつてはその専用線から東洋鋼鈑下松工場や日本石油精製下松製油所(現・JXTGエネルギー下松事業所)への専用線が分岐しており、車扱貨物廃止までは、駅構内にタンク車(潤滑油添加剤)・有蓋車(ブリキコイル積)の姿を見ることが出来た。
利用状況
[編集]1日の平均乗車人員は以下の通りである[9]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 2,189 |
2000 | 2,131 |
2001 | 2,135 |
2002 | 2,109 |
2003 | 2,112 |
2004 | 2,079 |
2005 | 2,116 |
2006 | 2,118 |
2007 | 2,159 |
2008 | 2,189 |
2009 | 2,142 |
2010 | 2,190 |
2011 | 2,215 |
2012 | 2,262 |
2013 | 2,295 |
2014 | 2,228 |
2015 | 2,280 |
2016 | 2,284 |
2017 | 2,355 |
2018 | 2,252 |
2019 | 2,314 |
2020 | 1,905 |
2021 | 1,901 |
2022 | 2,042 |
駅周辺
[編集]北口
[編集]南口
[編集]国、県、市の補助や支援による下松駅前市街地再開発事業で2006年(平成18年)11月、再開発ビル「ツインスター」2棟が完成した。ビルにはマンションの他下松市駅南市民交流センター「きらぼし館」(公民館的な機能を持つ)も設けられた。これに伴い山口県道51号下松停車場線も拡幅され、駅前は見違えるように整備された。
2024年(令和6年)11月9日、下松市観光案内所が移転オープンした[10]。
バス路線
[編集]運行事業者 | 方面 | 系統・行先 |
---|---|---|
下松駅前(南口) | ||
防長交通 | 徳山駅・柳井駅・下松市内方面 | 快速:徳山駅前 / 柳井駅前 徳山高専正門 花岡・周南記念病院 /(笠戸島)深浦 山田 東陽小学校前・切山上 ゆめプラザ熊毛 |
下松駅北口 | ||
防長交通 | 徳山駅・戸田駅方面 | 31-110:戸田駅前 11-110・31-110・43-130:徳山駅前 周南記念病院 / 旗岡センター |
下松駅 | ||
JRバス中国 | 光駅・公園口 |
その他
[編集]- ICOCAの使用履歴は阪和線の下松駅との区別のため「クダマツ」と表示される。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、232頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “【山口県周南市】来月から新南陽駅、櫛ケ浜駅無人化 通学定期券“難民”増加か”. 日刊新聞周南. (2022年9月13日) 2022年9月25日閲覧。
- ^ 『写真集 明治大正昭和 下松』(1985年5月、国書刊行会)P22
- ^ 日本国有鉄道広島鉄道管理局 編『広島鉄道管理局この10年史』日本国有鉄道広島鉄道管理局、1976年3月31日、155頁。doi:10.11501/12069465。全国書誌番号:78023542。
- ^ 山本真帆「下松駅バリアフリーに エレベーターやトイレ」『中国新聞』中国新聞社、2019年9月4日、山口総合/地方、27面。
- ^ 『山陽線南岩国駅から徳山駅間のICOCAサービス開始日について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年12月17日。オリジナルの2021年12月17日時点におけるアーカイブ 。2021年12月17日閲覧。
- ^ a b “ICOCAエリア拡大 JR山陽線藤生-徳山間”. 山口新聞 (みなと山口合同新聞社). (2022年3月13日). オリジナルの2022年3月15日時点におけるアーカイブ。 2022年3月15日閲覧。
- ^ a b “下松駅(山口県)|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2022年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月19日閲覧。
- ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
- ^ “下松市観光案内所を移転オープン 下松商議所が特産品販売を充実 JR駅南口前”. 中国新聞 (2024年11月9日). 2024年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 下松駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道