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2020年2月15日 (土) 04:48時点における版
弥彦駅 | |
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駅舎 | |
やひこ Yahiko | |
(2.0km) 矢作► | |
所在地 | 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■弥彦線 |
キロ程 | 0.0 km(弥彦起点) |
電報略号 | ヒコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
212人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1916年(大正5年)10月16日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有[1] |
弥彦駅(やひこえき)は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)弥彦線の駅[1]。
越後国一宮である彌彦神社の最寄駅[2]。弥彦線の起点駅である。
歴史
- 1916年(大正5年)10月16日:越後鉄道・当駅 - 西吉田駅(現在の吉田駅)間開通と同時に開設[2]。
- 1927年(昭和2年)10月1日:越後鉄道が国有化され、官設鉄道の駅となる[2]。
- 1960年(昭和35年)7月25日:貨物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に移管[2]。
- 1997年(平成9年)1月29日:みどりの窓口設置[2]。
- 2008年(平成20年)3月15日:ICカードSuicaのサービス開始[2]。
- 2013年(平成25年)9月11日:駅舎リニューアル工事完成[4]。
弥彦観光駅長
弥彦村では国鉄民営化およびJRグループの発足を機に、1988年(昭和63年)から毎年村内及び近隣市町村から公募によって女性観光アンバサダーを選出し「弥彦観光駅長」として、当駅で改札や列車の見送り、清掃などの業務を担当していた[2]。観光案内や首都圏へのPRなど、弥彦村の観光に関する業務も行っていたが、一定の役割を果たしたとして2002年度(平成14年度)をもって公募は打ち切られ、2003年(平成15年)3月31日に15代目観光駅長の退任をもってこの制度を終了した。以後は当時駅前広場内に所在した、弥彦観光協会の観光案内所に常駐する女性職員が観光駅長を兼任し、必要に応じて業務を行ってきた[2]。
なお、この駅前広場の観光案内所は2013年(平成25年)10月、駅北側の外苑坂通り沿い(弥彦交番向かい側、駅より徒歩約3分)へ新築移転した。
駅構造
駅舎(北側)に面する単式ホーム1面1線を持つ地上駅になっている[2]。
燕三条駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネス(JNB)が受託している。改札口に簡易Suica改札機が入場用・出場用各1台が設置されているほか、周辺には有人改札を兼ねるみどりの窓口[1](営業時間 7時10分 - 17時30分)、自動券売機(タッチパネル式1台)などが設けられている。改札口西側の待合室にはキオスク(営業時間 7時10分 - 17時10分、Suica電子マネー利用可)と観光情報コーナーが併設されている。改札内のトイレには更衣室(男女各2室)とオストメイト対応の多機能トイレが併設されている。駅前広場内には手水、登山やハイキングで汚れた靴を洗浄できる靴洗い場、自動販売機、公衆電話などが設置されている。なお改札外にはトイレが設置されていないが、周辺では前掲の観光案内所「彦なび観光交流センター」にトイレがある(多機能トイレ併設)。
彌彦神社の本殿を模した木造寺社造り(入母屋造)の駅舎は1916年(大正5年)の開業時からのもの[2]で、門柱や梁などが朱色に塗色され、鬼瓦には兎が彫り込まれるなど特徴的な意匠を持ち、「ふるさとの駅100選」にも選出されている。近年相次いで駅舎のリニューアルが行われており、2013年秋には翌2014年(平成26年)の新潟デスティネーションキャンペーン開催に合わせた全面改修が、2015年(平成27年)10月には旅行客やハイキング客向けの設備拡充がそれぞれ実施された[5]。
ギャラリー
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駅構内(2008年11月)
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駅舎を出てすぐ右手にある手水
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線路終端部から、弥彦駅ホームを望む
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改札(2008年11月)
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は212人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 344 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 334 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 306 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 304 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 278 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 292 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 297 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 275 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 279 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 268 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 268 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 249 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 245 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 251 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 259 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 252 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 231 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 210 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 212 | [利用客数 1] |
駅周辺
当駅は弥彦村弥彦地区の中心市街地に位置する。駅北側から彌彦神社の参道へと通じる外苑坂通りと神社通りの沿線を中心に温泉街が広がり、ホテル・旅館や土産品店、飲食店などが立ち並んでいる。駅から参道入口の「一の鳥居」までは徒歩で約10分、本殿までは約15分を要する。駅裏手は住宅地となっている。
- 新潟県道160号弥彦停車場線(停車場通り)
- 新潟県道29号吉田弥彦線(外苑坂通り・神社通り)
- 新潟県道2号新潟寺泊線(城山通り)
- 彌彦神社
- 弥彦温泉
- 弥彦競輪場・・・徒歩約15分
- 西蒲警察署 弥彦交番
- 弥彦郵便局
- 弥彦公園
- 弥彦村防災機能付き多目的施設(ヤホール)
- 弥彦総合文化会館
- 弥彦の丘美術館・・・徒歩約15分
- 弥彦山
- 弥彦山ロープウェイ
- ニュー弥彦観光ホテル (1965年に開業、1972年に「全国植樹祭」が弥彦村で開催された際に、当時の昭和天皇がロイヤルルームに宿泊するなど、30年以上に渡って営業していたが1999年に閉館。2015年秋に土地を所有していた長岡市関東町に所在する不動産会社から弥彦村が400万円で建物を買収し、応募抽選型の探検イベント施設として利用されていたが、駅前に廃墟となった建物があるのは観光地としてのイメージを損なうという村民の意見が反映され、2016年12月から2017年3月にかけて解体工事が行われ更地となった)
尚、周辺の博物館や宿泊施設などの公共施設は、1980年代以降の上越新幹線の開業や高速道路などの交通網が整備されたことによる、いわゆる『日帰り観光客』の増加や、弥彦駅周辺の再開発の一環でトレーラー等の大型車の駐車を可能とした無料の駐車場が整備されたこと、そして、車中泊や大型車を改造したキャンピングカーの利用が増加したことにより、時代のニーズに合わなくなった温泉旅館や高級ホテルなどの老舗宿泊施設の撤退や、駅利用客の減少により駅前を含む周辺施設の廃業(2014年の弥彦グランドホテル廃業など)が相次いでいる。
バス路線
当駅発着の一般路線バスは運行されていないが、コミュニティバスが1路線あり、弥彦村と燕市が共同で事業を実施している「弥彦・燕広域循環バス」(やひこ号)が2016年1月改正時点では平日5往復運行されている。
- 「弥彦駅」バス停
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■弥彦線
- 弥彦駅 - 矢作駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f 『JR全駅・全車両基地』 23頁
- ^ a b c d e f g h i j k 『JR全駅・全車両基地』 12-13頁
- ^ 「1929年頃」は『昭和鉄道史』(毎日新聞社 1978年)より。『鉄道』昭和7年3月号、通巻35号P18-19の記事、眞柄博「越後線と弥彦線に就て」の記事中にも同じ写真が掲載されているが、撮影時期は明記されていない。
- ^ "新潟DCに合わせて駅が新しく生まれ変わります" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 30 October 2013. 2014年2月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2014年6月22日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ "ハイキングや街歩きのお客さまにも便利な弥彦駅にリニューアルします!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 25 September 2015. 2016年2月1日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2016年1月6日閲覧。
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月4日閲覧。
参考文献
- 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日。