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「石狩金沢駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 05:53時点における版

石狩金沢駅
駅舎(2017年7月)
いしかりかなざわ
Ishikari-Kanazawa
G14 北海道医療大学 (2.2 km)
(4.5 km) 本中小屋
地図
所在地 北海道石狩郡当別町字金沢
北緯43度14分43.66秒 東経141度34分8.97秒 / 北緯43.2454611度 東経141.5691583度 / 43.2454611; 141.5691583
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 札沼線(学園都市線)
キロ程 31.1 km(桑園起点)
電報略号 リカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1935年昭和10年)10月3日
備考 無人駅
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石狩金沢駅(いしかりかなざわえき)は、北海道石狩郡当別町字金沢にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の電報略号リカ

歴史

1976年の石狩金沢駅と周囲約500m範囲。左下が札幌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地名「金沢」に、北陸本線金沢駅と区別のため旧国名「石狩」を冠する。地名の由来は以下の諸説があるが、いずれも石川県金沢市に由来する。

  • 1890年(明治23年)に金沢出身の松村鉄之助らが入植し、1902年(明治35年)に松村が命名[6]
  • 1886年(明治19年)に金沢出身の松村市三郎が入植したことによる[6]。町史ではこれを採る[6]
  • 樺戸集治監の看守長を務めていたある人物が、この地の道路を囚人を使い開鑿した際、地名がなかった同地を、同氏の出身地である「金沢」と称したことより[1][6][7]鉄道省札幌鉄道局による『駅名の起源』(1939年版)[7]、およびその新版として1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』ではこの説を採る[1]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅無人駅であり、緩急車改造の駅舎を持つ。

1976年の時点では、駅表側に島式、駅裏側に単式の複合ホーム2面3線を有する交換可能駅だった[注釈 1]が、貨物取扱廃止と無人化に伴い、貨物線は札幌側が寸断されて保線用引込み線となり、駅裏側ホームとレールが撤去されて単式ホーム1面1線となった。その後、引込み線も撤去されて完全に棒線化された。

利用状況

  • 1950年(昭和25年)の1日平均乗車人員は105人[8]
  • 1955年(昭和30年)の1日平均乗車人員は122人[8]
  • 1960年(昭和35年)の1日平均乗車人員は192人[8]
  • 1965年(昭和40年)の1日平均乗車人員は223人[8]
  • 1969年(昭和44年)の1日平均乗車人員は133人[8]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[報道 4]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は2.8人[報道 5]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.2人[報道 6]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は2.8人[報道 7]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「3名以下」[報道 8]

駅周辺

駅前に廃校舎(旧町立金沢小学校)があるほか、民家が数軒あるのみ。新篠津村との境界が付近にある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
札沼線(学園都市線)
北海道医療大学駅 (G14) - 石狩金沢駅 - 本中小屋駅

脚注

注釈

  1. ^ ただし、駅舎と島式ホームの間は駅舎横の新十津川方にある貨物ホームへの貨物積卸線で、島式ホームの駅舎側は使用されておらず、旅客用としては実質的には相対式ホーム2面2線だった。

出典

  1. ^ a b c d e 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、52頁。ASIN B000J9RBUY 
  2. ^ 「運輸通信省告示第353号」『官報』1944年7月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 「運輸省告示第313号」『官報』1946年12月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。 
  5. ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
  6. ^ a b c d 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 116. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。 
  7. ^ a b 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、31頁。NDLJP:1029473 
  8. ^ a b c d e 当別町史 昭和47年5月発行 880頁。

報道発表資料

  1. ^ a b "札沼線(学園都市線)の電化について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 September 2009. 2009年9月14日閲覧
  2. ^ "札沼線(学園都市線)の電化開業時期について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 October 2011. 2011年10月17日閲覧
  3. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 21 December 2018. 2018年12月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年12月24日閲覧
  4. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  5. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. 2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  6. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. 2017年12月31日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月4日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  7. ^ 札沼線(北海道医療大学・新十津川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。

新聞記事

  1. ^ “札沼線・北海道医療大学―新十津川 20年5月7日に廃止”. 北海道新聞. (2018年12月8日). オリジナルの2018年12月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/qEpUj 2018年12月8日閲覧。 
  2. ^ “札沼線廃止、21日にも届け出 JR、沿線4町と覚書調印”. 北海道新聞. (2018年12月21日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/4BNpa 2018年12月23日閲覧。 
  3. ^ “JR札沼線、北海道医療大学-新十津川間が廃止へ 2020年5月、地元と合意”. 毎日新聞. (2018年12月20日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181223073106/https://mainichi.jp/articles/20181220/k00/00m/040/147000c 2018年12月23日閲覧。 

関連項目

外部リンク