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当別駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
当別駅[※ 1]
南口(2022年4月)
とうべつ
Tōbetsu
G12 太美 (6.6 km)
(3.0 km) 北海道医療大学 G14
地図
所在地 北海道石狩郡当別町錦町55-9
北緯43度13分20.39秒 東経141度30分52.55秒 / 北緯43.2223306度 東経141.5145972度 / 43.2223306; 141.5145972座標: 北緯43度13分20.39秒 東経141度30分52.55秒 / 北緯43.2223306度 東経141.5145972度 / 43.2223306; 141.5145972
駅番号 G13
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 札沼線(学園都市線)
キロ程 25.9 km(桑園起点)
電報略号 タウ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,340人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1934年昭和9年)11月20日[1]
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
話せる券売機設置駅[2]
  1. ^ 2022年令和4年)3月12日に「石狩当別駅」から改称[JR北 1]
テンプレートを表示
北口(2022年4月)

当別駅(とうべつえき)は、北海道石狩郡当別町錦町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)のである。駅番号G13電報略号タウ事務管理コードは▲130205[3]

歴史

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1976年の石狩当別駅と周囲約750m範囲。左が札幌方面。単式と島式の複合ホーム2面3線、駅舎横の札幌方に、長い上屋を持ち櫛状の長い切欠きを有する貨物ホームを持っている。このため駅舎前の単式ホームはほとんど島状に近い。駅裏は外側に留置線もしくは貨物積卸線を有し、そこから北にある木工所の道路上を円弧を描いて敷かれた短めの引込み線、右側の転車台の残る車庫への入出庫線、本線新十津川側に沿って最初の踏切まで伸びる留置線が分岐する
1949年(昭和24年)から1956年(昭和31年)までの短い間、当駅北側から現在の道道28号線に沿って当別川上流の青山ダム近くまで敷かれた殖民軌道当別町営軌道が接続していた。当駅の島式ホーム上にある待合室の北正面にある赤屋根の建家の辺りが停留所が設けられたところで、軌道は木工所とその左の公園との敷地界より少し木工所寄りを、この境に平行して斜めに北上し、そのまま延長して本線右手の踏切を越える道にぶつかると、この道沿いを北上した[4]国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

JR北海道

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江当軌道

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当別町営軌道

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  • 1949年(昭和24年)6月:当別町営軌道簡易軌道)の当別停留所 - 青山中央停留所間が開業。
  • 1954年(昭和29年)9月26日洞爺丸台風の影響で、被災した当別町営軌道が不通になり、営業休止。
  • 1955年(昭和30年):当別町営軌道が全線運行不能となる。
  • 1956年(昭和31年)3月31日:当別町営軌道の運行停止が決定。
  • 1958年(昭和33年):当別町営軌道が書類上廃線となり、当別停留所廃止。

駅名の由来

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町名より。

開業時点では「他に同音の駅(引用注:渡島当別駅)がある為[21]」として、旧国名の「石狩」を冠していたが、当別町では「(駅が所在する)自治体名を石狩市と誤認している町外の方が多い」として、札沼線北海道医療大学駅以北の路線廃止に関連し、当駅と石狩太美駅の駅名から「石狩」の冠名削除についてJR北海道と協議し[22]、2022年(令和4年)3月12日実施のダイヤ改正で町内にロイズタウン駅が開業するのに合わせ、改称された[JR北 1]

駅構造

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単式島式複合ホーム2面3線を持つ地上駅橋上駅)で、他に側線を1本有する。

みどりの窓口自動券売機話せる券売機[2]自動改札機が設置されている。

管理駅として、太美駅北海道医療大学駅を管理下に置いている。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 札沼線(学園都市線) 上り 札幌方面  
2 下り 北海道医療大学方面  
3  
上り[23] 札幌方面[23] 主に朝[23]

利用状況

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2009年度の1日平均乗車人員は2,340人である。近年の推移は下表のとおり。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1950年(昭和25年)[24] 980
1955年(昭和30年)[24] 1,270
1960年(昭和35年)[24] 1,680
1965年(昭和40年)[24] 2,136
1969年(昭和44年)[24] 1,647
1999年(平成11年)[25] 2,462
2000年(平成12年)[25] 2,493
2001年(平成13年)[25] 2,422
2002年(平成14年)[25] 2,438
2003年(平成15年)[25] 2,452
2004年(平成16年)[25] 2,468
2009年(平成21年) 2,340
2015年 (平成27年)[1] 4,746

駅周辺

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駅周辺は市街地である。駅の北に白樺公園が、南に駅前広場があり、市街は駅の南側に厚く広がる。高い建物は少ない。商店街は駅前ではなく南東に少し離れたところにある。

バス路線

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当別町コミュニティバス(当別ふれあいバス)「当別駅南口」バス停
南口
北口
  • 当別ふれあいバス「JR当別駅北口」停留所[26]

かつては北海道中央バス札幌第一観光バスが乗り入れており、駅から少し離れて当別ターミナルも設けられていた。また札幌第一観光バスの撤退路線を継承した下段モータース当江線(2016年4月1日の改正で廃止)は北口の発着となっていた。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
札沼線(学園都市線)
太美駅 (G12) - 当別駅 (G13) - 北海道医療大学駅 (G14)

かつて存在した路線

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江当軌道
江当軌道線
当別駅 - 蕨岱駅
当別町営軌道
当別町営軌道線
当別停留所 - 六軒町停留所

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、24-25頁。 
  2. ^ a b 指定席券売機/話せる券売機|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company”. 北海道旅客鉄道. 2022年2月21日閲覧。
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、220頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年6月撮影 USA-R281-82 等で建設中の軌道を確認することができる。
  5. ^ 『官報』 1934年11月14日 鉄道省告示第560号(国立国会図書館)
  6. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、832頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 「運輸通信省告示第353号」『官報』1944年7月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 「運輸省告示第313号」『官報』1946年12月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。 
  10. ^ 古田, 利秋「地方線区の活性化―JR北海道の取り組み(特集:鉄道の地域経営―JR旅客鉄道4社の「営業部」「鉄道部」等の歩みから)」『運輸と経済』第57巻第4号、交通経済研究所、1997年4月、13-14頁、doi:10.11501/26378792022年12月9日閲覧 
  11. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-120-1 
  12. ^ 『JRガゼット』2009年10月号、交通新聞社
  13. ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  14. ^ No.4「最近営業報告ノ件」6頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  15. ^ No.4「最近営業報告ノ件」16頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  16. ^ No.4「最近営業報告ノ件」25頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  17. ^ No.4「最近営業報告ノ件」34頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  18. ^ No.4「最近営業報告ノ件」43頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  19. ^ No.4「最近営業報告ノ件」52頁『第一門・監督・二、地方鉄道・十、買収及補償・江当軌道・昭和十一年』
  20. ^ 「軌道営業廃止」『官報』1936年5月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、31頁。NDLJP:1029473 
  22. ^ “札沼線沿線4町が北海道医療大学駅以北の廃止を容認”. 広報とうべつ (当別町) (782): 12. (2018-11-01). http://www.town.tobetsu.hokkaido.jp/uploaded/attachment/14089.pdf. 
  23. ^ a b c 2020年5月6日までは、主に新十津川方面に利用されていた。
  24. ^ a b c d e 当別町史 昭和47年5月発行 880頁。
  25. ^ a b c d e f 当別町地域公共交通総合連携計画 p8 - 国土交通省、2008年3月作成、2010年3月変更
  26. ^ a b 当別ふれあいバス 全体路線図”. 当別町. 2019年6月19日閲覧。
  27. ^ 新篠津村. “村営バス(ニューしのつバス)の運行状況、時刻表、料金表について”. 2024年4月8日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ a b c 2022年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年12月17日。オリジナルの2021年12月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211217052031/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211217_KO_kaisei.pdf2021年12月17日閲覧 
  2. ^ a b 札沼線(学園都市線)の電化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2009年9月9日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090909-2.pdf2009年9月14日閲覧 
  3. ^ 札沼線(学園都市線)の電化開業時期について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年10月13日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/111013-3.pdf2011年10月17日閲覧 
  4. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  5. ^ Kitacaサービス開始日決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年9月10日http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2008/080910-1.pdf2015年1月10日閲覧 
  6. ^ 学園都市線電化開業に伴う電車の投入(第一次)について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年3月14日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120314-1.pdf2014年7月21日閲覧 
  7. ^ 平成24年10月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2012年8月3日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120803-1.pdf2012年8月17日閲覧 
  8. ^ No.12 命令項目 2.第一歩の改善 (3)安全確保を最優先とする事業運営の実現 ①現場の業務実施体制の確立” (PDF). 「事業改善命令・監督命令による措置を講ずるための計画」 平成29年度第3四半期実施状況の報告について. 北海道旅客鉄道 (2017年12月17日). 2022年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
  9. ^ 駅業務等のコスト削減策について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年8月19日。オリジナルの2021年8月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210820090411/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210819_KO_Ekigyoumu.pdf2021年8月20日閲覧 
  10. ^ 札沼線の駅(当別町内)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年4月14日、2頁。オリジナルの2021年4月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210414044314/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210414_KO_royce.pdf2021年4月14日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ 高橋賢司 (2012年4月1日). “【駅 人 話】石狩月形駅”. 朝日新聞朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2014年8月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140814135604/http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20120402011000001.html 2014年8月14日閲覧。 
  2. ^ “石狩当別駅の橋上化が起工”. 交通新聞 (交通新聞社).1p (1993年11月13日)
  3. ^ “明るい装い マチの顔 JR当別駅 新駅舎あす落成式 改札口が2階の“橋上型” 自由通路に彫刻も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1994年11月1日)
  4. ^ “石狩当別駅 70年ぶり駅弁 復活の田西会館「札沼線に感謝」”. 北海道新聞. (2020年4月10日). オリジナルの2020年4月11日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/TNDLs 2020年4月11日閲覧。 
  5. ^ “誕生 当別・ふれあい倉庫 駅前に文化の拠点 合唱 完成に花 7日に記念コンサート”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月4日)
  6. ^ “<人まち話180>当別 れんが倉庫 集いの場に”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年4月26日)

関連項目

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外部リンク

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