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「札比内駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 05:54時点における版

札比内駅
駅舎(2017年8月)
さっぴない
Sappinai
豊ヶ岡 (2.5 km)
(4.5 km) 晩生内
地図
所在地 北海道樺戸郡月形町字札比内
北緯43度22分15.18秒 東経141度44分33.89秒 / 北緯43.3708833度 東経141.7427472度 / 43.3708833; 141.7427472
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 札沼線(学園都市線)
キロ程 53.5 km(桑園起点)
電報略号 サヒ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1935年昭和10年)10月3日
備考 簡易委託駅(駅外)
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札比内駅(さっぴないえき)は、北海道樺戸郡月形町字札比内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)のである。電報略号サヒ

歴史

1976年の札比内駅と周囲約500m範囲。下が札幌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

所在地名より。現在の札比内川を指すアイヌ語に由来し、アイヌ語地名研究者の山田秀三は「乾く・小石の・川」を表す「サッピナイ(sat-pi-nay)」に由来する、と解釈している[4]。これは、乾季に水が干上がることからこの名がついたとされる[4]

なお、永田方正による解釈や、『駅名の起源』(1939年版)などでは、「サッピナイ(sat-pi-nay)」を「乾く・小さい・川(涸れたる小川)」と解釈しているが[4][5]、「小さい川」を「ピナイ(pi-nay)」と表す例はほかになく、北海道が設置した「アイヌ語地名普及会議」が1999年(平成11年)度にまとめた「アイヌ語地名リスト」では、山田の解が自然である、としている[4]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅石狩当別駅管理の簡易委託駅であり、駅前の薬店で乗車券を扱う[新聞 4]。2017年より、隣の豊ヶ岡駅までの乗車券のみの販売となった[新聞 4]

1976年時点では、隣の晩生内駅と同じく島式ホーム1面2線だが、駅舎側は貨物積卸線であり、実質的には駅裏側のみ使用する単式ホームだった。後に貨物積卸線は新十津川側が寸断されて引込み線となり、貨物取扱廃止に伴い撤去された。

利用状況

  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[報道 4]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.8人[報道 5]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.2人[報道 6]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は3.4人[報道 7]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[報道 8]

駅周辺

小さい街がある。駅前には薬店(乗車券販売受託者)[新聞 4]。約700mほど南に行くと札比内小学校がある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
札沼線(学園都市線)
豊ヶ岡駅 - 札比内駅 - 晩生内駅

脚注

出典

  1. ^ 「鉄道省告示第255号」『官報』1943年9月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 「運輸省告示第313号」『官報』1946年12月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。 
  4. ^ a b c d アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  5. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、32頁。NDLJP:1029473 

報道発表資料

  1. ^ a b "札沼線(学園都市線)の電化について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 9 September 2009. 2009年9月14日閲覧
  2. ^ "札沼線(学園都市線)の電化開業時期について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 13 October 2011. 2011年10月17日閲覧
  3. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 21 December 2018. 2018年12月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年12月24日閲覧
  4. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年12月10日閲覧。
  5. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. 2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  6. ^ "札沼線(北海道医療大学・新十津川間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. 2017年12月31日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年7月4日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  7. ^ 札沼線(北海道医療大学・新十津川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。

新聞記事

  1. ^ “札沼線・北海道医療大学―新十津川 20年5月7日に廃止”. 北海道新聞. (2018年12月8日). オリジナルの2018年12月17日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/qEpUj 2018年12月8日閲覧。 
  2. ^ “札沼線廃止、21日にも届け出 JR、沿線4町と覚書調印”. 北海道新聞. (2018年12月21日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/4BNpa 2018年12月23日閲覧。 
  3. ^ “JR札沼線、北海道医療大学-新十津川間が廃止へ 2020年5月、地元と合意”. 毎日新聞. (2018年12月20日). オリジナルの2018年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181223073106/https://mainichi.jp/articles/20181220/k00/00m/040/147000c 2018年12月23日閲覧。 
  4. ^ a b c “札沼線・札比内駅前商店 豊ケ岡行き切符が人気 東京や大阪からも”. 北海道新聞. (2019年12月30日). オリジナルの2020年1月2日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/kB5Xc 2020年1月2日閲覧。 

関連項目

外部リンク