「赤平駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2018年7月) |
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|よみがな= あかびら |
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|ローマ字= Akabira |
|ローマ字= Akabira |
2020年2月15日 (土) 06:12時点における版
赤平駅 | |
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駅舎(2018年7月) | |
あかびら Akabira | |
◄T22 東滝川 (6.5 km) (3.5 km) 茂尻 T24► | |
所在地 | 北海道赤平市美園町 |
駅番号 | ○T23 |
所属事業者 |
北海道旅客鉄道(JR北海道) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
所属路線 | ■根室本線 |
キロ程 | 13.7 km(滝川起点) |
電報略号 | アラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線(2面4線) |
開業年月日 | 1913年(大正2年)11月10日 |
備考 | 簡易委託駅 |
*貨物列車の発着はなく、休止状態。 |
赤平駅(あかびらえき)は、北海道赤平市美園町1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)根室本線の駅。かつては急行「狩勝」の停車駅だった。駅番号はT23。赤平市の代表駅。
歴史
空知炭山北側に位置する赤平は芦別と共に豊富な石炭鉱脈があることが知られ、早くから大小の企業による試掘や採掘が行なわれて来た。その中で赤平3山と呼ばれてきたのが、昭和電工の豊里、北炭の赤間、住友の赤平の各炭鉱で、当駅西側に豊里、中央及び空知川対岸に北炭赤間、当駅東側に住友赤平と市街を3分していた。いずれも駅裏山側に大きなズリ山を有し、赤平は3つのズリ山が特徴となっていた程である。 昭和30年代後半の最盛期には、これら3つの積込専用線から毎日200両近い石炭車が当駅へ吐き出され、長大貨物列車となって全国へと向かっていった。昭和40年代になり、エネルギー転換政策によって他の産炭地同様に炭鉱が閉山に追い込まれると、当駅の貨物取り扱いは殆ど無くなった。
年表
- 1913年(大正2年)11月10日:国有鉄道の
上赤平駅 ()として開業。 - 1918年(大正7年)4月?:北海道炭礦汽船赤平坑(後の末広炭礦)から駅裏の積込場へ輪車路敷設、及び当駅滝川側からの引込線敷設。
- 1938年(昭和13年)2月:昭和肥料(後の昭和電工)豊里炭鉱積込ポケットまでの専用線敷設。
- 1940年(昭和15年)
- 1942年(昭和17年)
- 7月:北炭赤間炭鉱本坑から空知川の赤間開坑橋を渡り、駅裏選炭工場までの坑外電車軌道(輪車路)が完成し索道廃止。
- 10月21日:駅舎改築。
- 1943年(昭和18年)
- 4月:跨線橋設置。
- 6月15日:赤平駅に改称。
- 1967年(昭和42年):昭和電工豊里炭鉱閉山。専用線廃止。
- 1973年(昭和48年)2月27日:空知炭礦(旧北炭)赤間炭鉱閉山。専用線廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる。
- 1989年(平成元年)3月23日:住友石炭赤平炭砿への専用線が撤去。
- 1999年(平成11年)10月:駅舎改築。
- 2016年(平成28年)3月25日:みどりの窓口の営業を終了。翌日より簡易委託駅となる[1]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームの移動は跨線橋を使う。駅舎は6階建てで「赤平市交流センターみらい」との合築となっている。
赤平市が駅業務を受託する簡易委託駅である。窓口営業時間は平日の7時00分から14時30分まで、それ以外の時間と土日・祝日・年末年始は休止となり、運賃は車内または着駅で精算する。また、早朝・夜間は待合室を締め切るので、出入りには外から見た駅舎右手の通路を通る。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■根室本線 | 下り | 富良野・東鹿越方面 | |
上り | 滝川方面 | |||
2 | 上り | 滝川方面 | 列車交換時のみ | |
3 | - | - | 臨時ホーム |
-
駅舎内(2008年7月)
-
ホーム(2008年7月)
-
跨線橋(2017年8月)
-
駅名標(2017年8月)
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。
かつて、駅南東に住友石炭鉱業赤平鉱業所があり、この工場へ至る専用線が駅から分岐していた。専用線上には、石炭を貨車に積み込むためのホッパーが設置されていた。工場の閉鎖に伴い1989年(平成元年)に専用線が廃止されると、当駅の貨物列車発着はなくなった。最終期の1988年(昭和63年)3月時点では、石炭は滝川駅と東室蘭駅へ輸送されていた。
また、1960年(昭和35年)度には貨物発送量が梅田駅を抜き日本一であった[2]。
利用状況
- JR北海道によると、乗車人員(特定の平日の調査日)平均は以下の通りである。
調査対象の5年間 | 5年間の各調査日における 平均乗車人員 (単位:人) |
出典 |
---|---|---|
2012 - 2016年(平成24 - 28年) | 135.4 | [3] |
2013 - 2017年(平成25 - 29年) | 122.8 | [4] |
2014 - 2018年(平成26 - 30年) | 110.4 | [5] |
- 「赤平市統計書」によると、近年の年間乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 年間乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
2013年(平成25年) | 56,512 | [6] |
2014年(平成26年) | 52,833 | |
2015年(平成27年) | 50,130 | |
2016年(平成28年) | 38,860 | |
2017年(平成29年) | 36,636 |
駅周辺
- 国道38号
- 赤平市役所
- 赤歌警察署
- 赤平郵便局
- 赤平泉町郵便局
- 北門信用金庫赤平支店
- 北洋銀行赤平支店
- たきかわ農業協同組合(JAたきかわ)赤平支店
- 北海道赤平高等学校
- 赤平山スキー場
- あかびら市立病院
- 赤平公園
- 北海道中央バス(滝川営業所、高速ふらの号)「赤平駅前」停留所[7]
- 2008年12月1日より、赤平ターミナルを廃止し駅前にバス停を設けている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
脚注
- ^ “赤平駅・芦別駅の窓口営業変更について” (PDF). 北海度旅客鉄道株式会社 (2016年2月19日). 2016年2月24日閲覧。
- ^ 赤平市史 平成13年発行 P581-582。取扱量ではなく発送量。2位の梅田駅162万tに対し赤平駅178万t。ちなみに昭和34年度は梅田駅に次ぐ2位。昭和36年度は浜川崎、氷川駅に次いで3位。また現在までの赤平駅の最大発送量は昭和38年度の232万t。
- ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 7. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
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で外部リンクを指定しないでください (説明)|work=
- ^ "根室線(滝川・富良野間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
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で外部リンクを指定しないでください (説明)|work=
- ^ “根室線(滝川・富良野間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “第12編 運輸・通信.pdf(78KB)” (PDF). 平成29年度版赤平市統計書. 赤平市. p. 87 (2017年). 2018年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月29日閲覧。
- ^ “赤平駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月4日閲覧。
参考文献
- 広報あかびら平成21年4月号の表紙(赤平駅の旧駅舎が確認できる) (PDF)
- 赤平市史 平成13年1月発行
- わが社のあゆみ 住友石炭鉱業株式会社 平成2年11月発行